皆さまからよく寄せられるご質問をQ&A形式でまとめました。
Q. プレママ健診について
Q. 妊婦健診について
Q. 胎児ドックについて
Q. 無痛分娩について
Q. 分娩全般について
Q. 入院・病室について
Q. 費用・支払について
Q. その他
妊娠を迎える前に採血や診察を行うことで、病気の有無を知り、より健康な状態で妊娠できるようにするために健診は必要です。
年齢を重ねるごとに婦人科疾患や感染症にかかりやすく、また自覚症状を伴うものもあれば無症状のものもあります。
自分自身の健康のためだけでなく、将来の赤ちゃんのためにも大切な健診になります。
妊娠中にかかると赤ちゃんに影響を及ぼす感染症もあるため、必要な抗体があるかどうか調べ、妊娠中に接種できない予防接種はあらかじめ接種しておくことが重要です。
妊娠に備えて適正体重にすることも大切です。痩せすぎや太りすぎで妊娠に与える影響はもちろん赤ちゃんの成長にも影響します。
妊娠前に葉酸を十分摂取することで二分脊椎などの神経管閉鎖障害のリスクが減るといわれており、妊娠する予定のある女性には葉酸摂取をおすすめしております。
パートナーが喫煙している場合は、できるだけ妊娠時には禁煙できるように協力してもらいましょう。
家事の分担や育児サポートなど具体的な話もしていきましょう。
生理不順の主な原因はホルモンバランスの乱れです。子宮や卵巣の病気が原因で起こることがあります。過度のストレスや急なダイエットなどでホルモンのバランスが乱れると、月経不順が引き起こされやすくなります。
生活に支障はないからと長期間放っておくと、将来的に不妊の原因になることもあるので、注意が必要です。
上記のように極端な異常がみられる場合は、何らかの病気の可能性があるため受診しましょう。
卵巣や子宮の病気、ほかにも、甲状腺の病気や肝臓病、糖尿病などが月経不順の原因となることもあります。
妊婦健診のみの診察も承ります。妊婦健診を他院で受診し、分娩のみ当院でというケースもお受けしておりますので、ご相談ください。
胎児の染色体疾患の可能性や心疾患の有無などの推測ができます。母体血清マーカーの検査も受けていただくと、両検査の結果を合わせて精度を高めることができます。
両検査ともに非確定的検査の位置づけですが、検査の方法や精度、対象疾患が異なります。
初期母体血清マーカーでは通常NT値と組み合わせて胎児の染色体疾患の可能性を推測し、組み合わせ検査(NT+母体血清マーカー)とよばれます。対象疾患はダウン症候群、18トリソミー、13トリソミーです。
クアトロテストは中期(15w以降)に実施可能であり、採血のみで確率を算出します。対象疾患はダウン症候群、18トリソミー、開放性神経管奇形の3つです。
組み合わせ検査では、初期母体血清マーカーに加えて超音波検査の数値も加えて確率を算出するため、クアトロテストよりも検出率は高いことが特徴です。
適応週数と合わせて遺伝カウンセリングにてご検討ください。
胎児の臓器(心臓など)、胎盤、へその緒などに異常がないかを細かく調べ、異常があれば的確に診断するための検査です。
異常を出生前にみつけることで、赤ちゃんにとって最適な分娩施設を選択したり、適切な分娩の時期や方法を決定したりすることにつなげます。
診断名を確定させるために、羊水検査が提案されることがあります。
胎児の染色体を調べる検査には絨毛検査と羊水検査の2種類があります。胎児由来の細胞を採取するため経腹または経腟(絨毛検査の場合のみ)より針を刺します。
絨毛は胎盤構造の一部で、胎児と同じ染色体を有していますので、これを採取して検査するのが絨毛検査です。
羊水検査では羊水を採取し、その中に含まれる胎児由来細胞を検査します。採取する組織が異なりますが、検査期間や結果の精度に大きな差はありません。
絨毛検査の適応週数は11週0日~14週頃まで、羊水検査は16週0日-19週0日頃までとなります。詳細は遺伝カウンセリングでご相談ください。
遺伝カウンセリングは検査の内容や流れをご説明するとともに、医師とのお話も含まれております。
デリケートな内容でもありますので、胎児ドックを受診いただく場合は必ず受診していただきます。
受診可能です。週数によって受けることができる検査は異なりますので、こちらで内容をご確認ください。
なお、絨毛検査と羊水検はご予約時に血液検査の検査結果が必要となります。
※必要採血項目:血液型RH、不規則抗体、HBS抗原、HCV抗体、梅毒RPR、TP、血球計算、HIV(別紙報告書も持参)
超音波診断は当日に検査結果をお伝えします。その他の検査結果が出る目安は下記のとおりです。
母体血清マーカー:1週間
クアトロ、母体血清α-フェトプロテイン:10日~2週間
絨毛検査、羊水検査: フィッシュ法が5~7日、Gバンドが2週間
現在、感染症拡大防止対策上、制限させて頂いております。
詳しくはトピックスの「ご来院の皆様へ」のページをご覧ください。
出産予定日が確定しましたら、ご予約可能です。
初期ドックは11週5日~13週4日までの間で受診していただけますが、12週0日~6日が最も適しています。
その他の検査については適応週数内であれば検査の精度に影響はございません。
受診日の1週間までにご連絡をお願いします。それ以降はキャンセル料が生じますのでご注意ください。分析手配と薬剤調達のため費用がかかっておりますので、ご理解願います。
疾病の治療を伴うものではありませんので、通常は対象となりません。
妊婦健診での内診所見により、自然に陣痛が来そうな頃を見計らって分娩の日程を決めております。また、分娩日の前日にご入院していただきます。
問題なく麻酔できます。当院は院長と常勤麻酔科医とで24時間365日、いつでも無痛分娩が可能な体勢を整えております。
痛くなりそう、痛いな、その段階で産婦さんのご意向をうかがい、医師が判断いたします。痛みに弱い方、前回自然分娩で辛い思いをなさった方など、陣痛初期から無痛のご希望があれば対応いたします。
麻酔は痛みをとるだけで、感覚は残りますので、ほとんどの方は陣痛がわかります。まれに感じにくい方もいらっしゃいますが、分娩の進行に問題はございません。
また、麻酔の影響でいきめなくなるということはなく、分娩の進行に問題はありません。
痛みの感じ方は人によって異なりますが、インフルエンザの予防接種や歯科治療の局所麻酔と同じくらいです。なるべく辛くないように熟練した医師が手早く行います。
母体への麻酔の副作用として、吐き気、かゆみ、発熱などが起こることがありますが、無痛分娩で赤ちゃんに悪い影響が出たという明らかな報告はありません。
自然分娩を希望される方も無痛分娩に変更できますのでご安心ください。痛みに耐え難いと感じられた時点で、無痛分娩に切り替える旨をお伝えいただければ対応いたします。
前回の分娩が帝王切開の方は、今回も帝王切開での分娩となります。
できるだけご要望にはお応えしますのでご相談ください。
しかし、胎児の状態や、子宮口の準備状態を診察して、理想的なお産ができる時期を判断していますので、その状態によってはご希望に添えないことがございます。患者様と赤ちゃんの安全を最優先としておりますのでご理解願います。
また、ご希望日に分娩を予定できた場合でも、先に陣痛が来てしまうこともあります。
当院で分娩を取り扱えるかを判断するにあたり、まずは受診していただく必要がございます。初診のご予約をメールもしくはお電話にてお取りください。
海外在住や遠方にお住いの方で、里帰りなど来院が困難な場合にはできる限り柔軟に対応しますので、ご相談ください。
申し訳ございませんが、分娩をお受けすることはできません。双子(双胎)につきましては、妊婦健診はお受けしております。
お受けしております。しかしながら、出産予定日の空きには限りがございます。なるべくお早めに受診していただき、ご本人様の状態を診察させていただきたく存じます。
まずはお電話またはメールにてご相談ください。
自然分娩も対応しております。自然分娩についても、計画分娩と自然に陣痛が訪れるのを待っての分娩をお選びいただけます。
※ただし、出産後予定日を過ぎた場合、母体・あかちゃんの状態によっては安全確保のため計画分娩となります。
また、当院は常時無痛分娩の体制を整えておりますので、お産に入ってから無痛分娩に変更することもできます。自然分娩をご希望でも、痛みに不安を感じられる方は多くいらっしゃいます。患者様が安心してお産にのぞめるよう、できる限り柔軟に対応させていただきます。
全室個室となっております。特別室、一般室ともに個室です。
特別室は、応接セットを備えた広々とした空間です。
満床でなければ対応いたします。1日につき、室料、産褥婦管理料、新生児保育管理料が発生いたします。また、延泊中に医療行為や処方を行った場合はそれに応じた費用が生じます。
分娩費用は自然分娩で60万円、無痛分娩で80万円です。分娩時に必要な基本的な薬剤費などはここに含まれておりますが、処置によって別途、薬剤費が加わります。
また、入院日数に応じて、新生児保育管理料、産褥婦管理料、室料などが加算されます。詳しくは入院・分娩費用のページをご覧ください。
分娩は予約制ですので、12週頃に分娩予約金10万円を現金・クレジットカードにてお支払いただきます。その後、30~35週頃に入院保証金25~40万円をお支払いただいております(分娩方法により金額が異なります)。
出産後、退院時に各種処置費や入院費をお支払いただきます。この時、出産一時金の直接支払い制度をご利用いただけます。このため、退院時のお支払額は「分娩時にかかった処置費用」から、お預かりしている「分娩予約金+入院保証金」と「出産一時金」を差し引いた額となります。
保証金にはクレジットカードはご利用いただくことはできません。退院時のお支払の際はご利用いただけます。
東京都(全域)では補助券を直接利用できます。それ以外の自治体につきましては、受付までお問い合わせください。
当院でご利用いただくことが多いのは、超音波、子宮頸がん検診、妊婦健診などがあります。自治体によって名称・枚数・対象が異なりますので、受付までお持ちいただいてご相談ください。
保険対象の治療となり、自己負担限度額を越えた場合は対象となります。帝王切開となった場合に保険対象となりますので、この対象となることがあります。
分娩促進や安全な出産に導くために予防の目的で行われる場合は療養給付の保険適用とならないとされております。
お近くの内科で診察を受けていただくことをお勧めします。その際に妊娠中であることをお伝えください。
診察の内容や混雑具合によっても変化はありますが、受付からお帰りまでだいたい1時間半をみていただいています。
朝の早い時間帯は比較的空いていることが多いので、予約時にお伝えいただければその時間帯でご案内いたします。