母乳育児を支える

2017年10月の記事一覧

母乳に含まれる免疫機能の素晴らしさ

2017年10月29日

雨の日が続き、急に冬が訪れたように寒くなってきましたが、みなさま体調崩されていませんか? 
これからは、インフルエンザなどの感染症も流行る時期ですので、予防接種や、手洗い・うがいなど、気を付けていきましょう。

今回のテーマは  「母乳に含まれる免疫機能の素晴らしさshine」  です。

当院でも小児科健診でお世話になっています、水野克己先生主催のセミナーに以前参加しました。
その時に、勉強した内容を、みなさまにもお伝えしたいと思います。

このセミナーは、海外からいろんな分野の先生が来てお話ししてくださいました。
英語で話される先生の言葉を、その場で水野先生が通訳してくださり、英語が苦手な私は、とても勉強になりました。
 
「母乳は人工乳とは違い、赤ちゃんにとって免疫がついてよい」ということは皆さんもご存知ですよね。
そのことを少し、マニアックにお伝えしたいと思います。
ちょっと眠くなりそうなお話しですが(笑)できるだけ簡単に・・・
 
母乳には、たくさんの分泌型IgA、リゾチーム、ラクトフェリン、オリゴ糖など多くの免疫に関した成分が含まれています。
その中でも、マイクロRNAは多くの免疫系を調整することが知られていて、
母乳を介して赤ちゃんが受け取ると、マイクロRNAが赤ちゃんの免疫系を発達させるといわれています。
 
さてこのマイクロRNAはとても万能で、熱にも冷凍・解凍を繰り返しても、変性しません。
なので、搾乳でも赤ちゃんに与えることができるんですよ。
 
とっても重要な機能があるマイクロRNAですが、人によって量が違うといわれています。
母乳がたくさん出ていても、マイクロRNAが少ないことがあるそうです。
 
ではどうしたら、マイクロRNAが多く含まれた母乳をつくることができるのでしょうかsign02
 
それは、抗酸化物質が多く含まれる食品をとること。
また、マイクロRNAは脂肪にたくさん含まれていることから、
母乳の中でも、後半に出てくる後乳に多いのではないかと言われています。
 
ですから、赤ちゃんに、免疫機能の恩恵を与えるためには、
①抗酸化物質が多く含まれる食品をたくさん摂ること
②時間授乳はしないsign03(時間授乳とは、右5分、左5分というように時間を決めて授乳をすることです。)
この2点が重要なポイントです。

抗酸化物質が多く含まれる食品については次回詳しくお話しします。

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