院長と麻酔科医の無痛分娩あれこれ

側弯症がある方の無痛分娩について

2020年07月27日

時々外来で「側弯症があるのですが、無痛分娩はできますか?」と尋ねられることがあります。側弯症にもいろいろあり、可能な場合と対応が難しい場合があるのでご説明します。

側弯症は思春期の頃に起こり始め、女性のほうが多いです。肩の高さの違いや、前屈して背中の左右差を見るなど学校で行った経験を持っている方も多いと思います。本来まっすぐになっているはずの脊椎が左右に弯曲します。先天的に側弯症を持っている方もいらっしゃいます。

硬膜外麻酔を行う際、脊椎に対しまっすぐ針を刺し、カテーテルを挿入するわけですが、側弯症の場合は脊椎が弯曲し、その弯曲に合わせて脊椎が回転している場合があります。すると脊椎にまっすぐ針を刺しても硬膜外にカテーテルが入らない場合があります。弯曲や回転に合わせて針を挿入しますが、困難な場合もあります。またカテーテルが入っても右や左に寄ってしまうこともあります。
過去の経験からはなるべく側弯症の方にも無痛分娩を受けていただき、対応させていただいてます。側弯症の方でも硬膜外カテーテルを挿入し、痛みも取れるので、側弯症というだけで無痛分娩ができないということはありません。ただし、側弯症が強い場合などは、針を挿入してもうまく入らないケースもあります。

また手術を行って、脊椎に金属が入っている場合は当院では無痛分娩をお断りする場合があります。金属が入っていると感染が起きやすく、カテーテルを介して、感染してしまった場合、金属を抜かなければならない可能性があるためです。ご相談ください。

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