院長と麻酔科医の無痛分娩あれこれ

痛み止めがどのようにして効くか?

2020年08月29日

当院の無痛分娩では硬膜外鎮痛という方法で痛みを取り除きます。全身麻酔ではなく、局所麻酔の一つです。無痛分娩ではごく一般的な鎮痛方法になります。
我々の生活の中で局所麻酔を行うのは歯科麻酔を受けられる方が多いと思います。歯科では『じゃあ、麻酔しますねー』と一般的な処置として行いますが、どうして痛みが取り除かれるのでしょうか?
まず痛みの信号はどのようにして起こるのかについて理解しましょう。
痛みの原因は様々な刺激によって起こります。陣痛は子宮の収縮と赤ちゃんが産道を通過する痛みで、他にも打撲や切り傷であったり、痛みにはいろいろな痛みがあります。これらの刺激が起こると近くにある神経の中で変化が起きます。ナトリウムイオンなどの陽イオン(+の電荷)が周囲の神経細胞に入ります。細胞内に+の電荷が入り、この刺激の情報が神経を伝って、脊髄に入り、最終的に脳に到達し、痛みを感じます。
局所麻酔薬はこのナトリウムイオンが神経に入ることをブロックします。硬膜外鎮痛では痛みの信号が脊髄に入る付近でナトリウムイオンが神経細胞に流入することを妨げこれ以上先に信号が行かないようにします。
なかなか難しい内容で申し訳ありません。お伝えしたいことは、我々はしっかりした理論をもって無痛分娩に取り組んでいることをご理解いただけると幸いです。

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