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院長と麻酔科医の無痛分娩あれこれ

硬膜外カテーテル挿入にはしっかりと感染防御を行います

2020年11月30日

昨今新型コロナウイルスの影響で手指消毒やマスクが当たり前になってきました。細菌やウイルスに注意する場面は医療現場にもあり、状況によって必要な清潔度は異なります。例えば手術は感染すると、傷の治りが悪くない、敗血症と呼ばれる全身に細菌が広がる病気になることもあります。そのため手術は手術室という清潔な空間で滅菌(無菌の)手袋やガウンなど厳重な感染防御で臨みます。一方採血は手袋はしても滅菌されたものではありません。このように医療現場では状況に応じて必要な清潔度を決め、医療を実施しています。
さて、無痛分娩で入院した場合、最も清潔にしなければならない場面の一つには硬膜外カテーテルを挿入するときが挙げられます。採血の場合はアルコール消毒のみですが、硬膜外カテーテルを挿入する際は手術室など清潔な空間で行い、術者は手術で使うものと同じ滅菌手袋を使用します。マスク、帽子もつけますのでさながら手術と同じような状態です。これほどまでして気を付けなければならないのは、硬膜外膿瘍、髄膜炎などの感染症です。出産後の幸せな時間を過ごしていただくためにも、予防がとても重要になります。
そのため消毒もアルコール含有イソジンを背中~腰の広範囲に行います。
背中の消毒は冷たいですし、広範囲の消毒で緊張は高まってしまいますが、これも感染を予防するためですのでご協力のほどよろしくお願いいたします。

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