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院長と麻酔科医の無痛分娩あれこれ

硬膜外カテーテル挿入の際の姿勢

2020年12月07日

マザークラスなどで指導があると思いますが、硬膜外カテーテル挿入の際は丸くなる姿勢をとってもらいます。体育座りするように膝をかかえ背中を丸くします。お腹に赤ちゃんがいるので可能な限りで構いません。
背中を丸めるには理由がいくつかあります。
一つ目は丸めることで一つ一つの背骨の間隔が広がり穿刺が容易になるためです。
2つ目に丸まることで脊髄神経はお腹のほうに移動するため、万が一の神経損傷のリスクを減らすことができます。
3つ目に丸まるほうが痛みが少ないです。丸まると背中の皮膚が延ばされます。皮膚が伸びれば針で刺す厚みが小さくなるため、皮膚に広がる細かい痛覚神経への刺激も少なくなると予想されます。
安全のためにも、早く終わらせるためにも丸まる姿勢は重要になります。
身体に力が入ると背中の筋肉がこわばり、背骨も触れづらいので、なるべくリラックスしていましょう。消毒と準備に5分ほど、注射をしてから管を入れ終わるまでに5分ほどかかります。実際に注射で痛い時間は10秒ほどです。
カテーテル挿入で痛みを感じる最も大きな要因は不安かもしれません。不安は痛みを助長します。不安が強ければ優しく触れただけでびっくりしますし、押しただけで痛みを感じます。なるべく不安を取り除けるようにお話をしながらやっていきましょう。

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