2021年07月05日
前回は産後の痛みを取り除くお話をしました。今回は出産前の痛みを取り除く方法についてお話します。今回のお話は計画分娩を想定してお話しします。
入院してから陣痛が起こるまでの間に起こる痛みとしては点滴の痛み、背中の麻酔の痛み、診察の痛みが考えられます。どれも出産の痛みに比べれば軽微なものですが、外来でお話を伺うとこれらの痛みに関しても不安な妊婦さんもいらっしゃるので、どのような対応をするかについて解説します。
まず点滴の痛みに関してはペンレステープというシールを張ることで、皮膚の痛みを取り除くことができます。多くの場合、これで痛みを和らげることができます。陣痛や破水入院などでシールを張る時間がない場合などはシールを張らずに点滴を行う場合がございますのでご了承ください。
私も注射は大の苦手で、注射の時は必ずと言っていいほどこのシールを使います。効果はかなりあると感じています。
次回以降で残りの背中の麻酔の痛み、診察の痛みの対策をご紹介します。