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院長と麻酔科医の無痛分娩あれこれ

初期症状を見逃さない

2021年08月23日

最近ある妊婦さんの無痛分娩を行いました。出産の痛みも怖いけれども、無痛分娩に対する不安もありました。痛みがあったので、お薬を入れるとスーッと痛みが消えました。笑顔になっているかと思いきや、不安顔で「息が止まったりしませんか?」と問いかけられました。私は「大丈夫ですよ。問題ありませんよ。」と答えました。重篤な合併症で起こる初期症状をお伝えし、その初期症状がないことを理解されると安堵されました。
無痛分娩の事故の報道を読んで心配しての質問だと思います。無痛分娩の事故は無痛分娩を受ける多くの妊婦さんが懸念していることです。
これらの事故や重篤な合併症は突然命にかかわる状態になるのではなく、徐々に起こってきます。初期症状を見逃さないことが大切になります。
最も初期の症状は血圧や心電図などで医師や助産師が見つけるものではなく、妊婦さん自身の自覚症状が最も早く表れます。
この後3回に分けて重篤な合併症(局所麻酔中毒、アナフィラキシーショック、全脊椎麻酔)の初期症状をお伝えします。

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