アメリカでの赤ちゃんの沐浴
2021年10月11日
10月になり朝の寒さが秋の深まりを感じるようになりました。
当院では一年を通じて院内や病室の温度管理に気を付けております。病棟と外来には床暖房の機能がついています。
もし院内の温度が気になる際にはどうぞお知らせください。
今回はわたくしの海外での出産経験の中で「へぇ~そうなんだ」と思った、日本との違いについてお伝えしたいと思います。
※必ずしも海外で出産された他の方の経験と同じとはかぎりません、個人が体験した内容とご理解の上でお読みください。
二人目の出産はアメリカの病院でした。
退院は予定どおり産後48時間。退院の時に赤ちゃんの頭に血の塊のような、皮膚がむけたようなものがついていたので、退院前に看護師さんに帰宅したら沐浴をしていいか尋ねました。
返答は「NO」。
理由を聞いたろころ、へその緒が取れるまでは沐浴はさせないでください、とのことでした。
生まれたばかりの赤ちゃんは皮膚が弱く、傷などがあったら沐浴で感染するかもしれない、沐浴をすると皮膚が余計に乾燥するのでへその緒が取れるまでは身体を拭いたりして清潔にしていれば大丈夫とのことでした。しかし、絶対にダメという事ではないので好きにしてね、との事でした。
お風呂文化の日本人からしたら、沐浴をしない方が清潔じゃない気がしたのですが、その理由を聞いて、「なるほど」と思いました。
日本のように湿度も高くなく、アメリカの室内は常に乾燥している環境で、必ずしも沐浴が赤ちゃんに必要な事ではないというのも理解できます。
しかし、どうしても気になった私は、帰宅した翌日に赤ちゃんを沐浴させ、頭についた血の塊?も取ってすっきりさせて、保湿もしっかり行いました。
その国にあった文化があるように、赤ちゃんのケアや育児にもその土地にあったやり方があるんですね。
湿度の高い日本の夏は、赤ちゃんのあせもや湿疹がでてしまします。冬の時期は寒さや乾燥が気になります。
季節にあった赤ちゃんのケアが必要ですね。
何かご心配なことがありましたら、いつでもスタッフにお尋ねください。
投稿者:ウェブマスター