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久松理事長のコラム

おぎゃー献金

2022年06月06日

 おギャー献金とは何かご存じでしょうか?
誕生する赤ちゃんが健康で生まれてほしいとの思いは、家族の切なる願いです。しかし、おぎゃーと生まれた赤ちゃんにごくわずかに遺伝病や心身に障害のある赤ちゃんがいます。そのような障害を持った赤ちゃんの施設や心身障害児のための施設及び心身障害の予防や養育に関する研究の補助のために、思いやりの手を差し伸べる愛の運動です。
 この運動は、昭和38年鹿児島県伊佐市(旧大口市)で産婦人科医院を開業していた達矢善栄先生が、当時毎日医院の前を通る近所の重症心身障碍児の3姉妹を見るにつけ、救済する手立てはないかと考え、健康な児を生んだ幸せなお母さん方と出産に立ち会った医師や助産師・看護師たちに“愛の献金”を訴えたのが発端です。そして、この鹿児島から始まった運動を日本産婦人科医会に紹介して、全国展開となったのがこの“おぎゃー献金”で、出産された施設(病院も含む)で献金箱を用意して、愛の献金をお願いして既に60年近くなります。
 献金されたお金は、全国の地方をブロック分けしてその地方で年度ごとに各県の持ち回りでその地域の障碍者施設・障碍者研究施設への分配を行ってきました。(例えば、令和2年九州地区では大分県、中国地方では山口県の施設)
 今回、この話題を取り上げたのは、献金の額が毎年減少傾向にあり、献金の趣旨と利用施設の理解を頂き施設の充実・障害児の未来に向けての手助けを産婦人科に関係された方(妊婦さん他)にお願いします。障害児施設は、出生直後の児だけでなく元気に生まれたのに障害児になる可能性をあります。出産された施設で、産婦人科医会に所属している施設であれば献金箱があると思います。また、この趣旨を理解している施設であれば、医師・助産師・看護師さんからの説明もあると思います。心ばかりの愛の手を差し伸べてくださることをお願いします。
 詳細は、産婦人科医会ホームページ“あぎゃー献金について”に記載されています。
 皆様のご協力をよろしくお願いします。

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