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妊娠・出産・子育ての役立つ情報

栄養士さんからのメッセージ②

2016年02月26日

前回に引き続き、栄養士の鈴木さんに今回は看護師の清水がお話を伺いたいと思います。

清水
前回は妊娠前からのお食事が大切だというお話を伺いました。
では具体的に妊娠を希望する女性はどのような食事を選んで食べたらよいのでしょう?
鈴木
前回は栄養素のお話をしましたね。残念なことにこれを食べていたら妊娠ができるという食べ物はありません。
ただ、食生活から妊娠しやすいからだづくりを目指すことはできます。
そのポイントをお話していきます。
①主食の炭水化物は量より質に気をつけましょう。
白米や白いパン、じゃがいもなど消化吸収の早い炭水化物は血糖値がジェットコースターのように上下します。
この食生活を続けると卵子の成育の障害や卵質の低下を引き起こし不妊のリスクを高めます。
ご飯は玄米や雑穀米、グルテンフリーのパン・うどん・パスタなどがおすすめです。
これらの消化に時間がかかるものは妊娠力を高めます。また将来心臓病や2型糖尿病のリスクを防ぐ効果ももたらします。

②脂質の種類に気をつけましょう。
オリーブオイルやオメガ3脂肪酸は積極的に摂りましょう。
オメガ3脂肪酸とはいわし・あじ・さんまなどの青魚、亜麻仁油、シソ油、えごま油などがあります。
避けたいものはトランス脂肪酸です。ショートニングやマーガリンに含まれています。
市販のお菓子や菓子パンにも含まれています。外食では揚げ物にも多く、知らないうちに多く摂っていることもありますので注意が必要です。

③タンパク質は多くの食べ物から摂りましょう。
肉・魚・卵などの動物性タンパク質は必須アミノ酸を多く含み身体を構成するのに大切です。
手のひらサイズの大きさの量を毎食しっかり食べましょう。
植物性タンパク質の豆類も大切なタンパク質源なのでどちらに偏ることなく摂ることが大切です。

清水
おすすめの献立はありますか?
鈴木
かきのミルク煮、牛肉と大豆のカレー炒め、あじのムニエルソースは鉄分・亜鉛も含まれているのでおすすめです。
清水
他に注意するべきものはありますか?
鈴木
なるべく避けたいものは、砂糖、カフェイン、ジャンクフード、甘いジュース、化学調味料、着色料などです。
清水
加工食品や外食よりも自分で材料を選んで食事を作って食べることが近道のような気がしますね。
鈴木
妊娠する前からのからだづくりが大切だということを知っていただけたでしょうか。
これは妊娠しやすいからだづくりだけではなく、胎児が順調に育つこと、無事に生まれること、さらには産後の健康、家族の健康にもつながっていきます。
清水
ありがとうございました。私も食生活を見直してみようと思います。
文責 院長

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