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2020年7月の記事一覧

帝王切開

2020年07月27日


今からお産を控えている方も、過去に帝王切開した方も、「赤ちゃんを手術で産む」という事にどんなイメージがありますか?
今回は帝王切開についてお話ししたいと思います。13


お産には、経膣分娩と帝王切開という2通りの方法があることはご存知かと思います。
一般には帝王切開は全出産の約25%で、4人のうち1人は帝王切開で産まれています。
因み当院の場合、去年の分娩件数の約8.4%が帝王切開での出産でした。


帝王切開と聞くと手術中の痛みや、手術後の痛みが怖いと思う方もいらっしゃると思います。
手術の間は、局所麻酔のため、意識ははっきりしています。赤ちゃんの産声も聞くことができます。
手術中に痛みを感じることはまずありませんが、何も感じないというわけではなく、お腹の中を触れている感覚はあるといいます。

手術は通常1時間程で終わりますが、手術中こまめに痛みの有無を確認しながら行うので安心してください。

では、術後の回復はどうでしょうか?
個人差がありますが、通常術後2時間から3時間すると麻酔の効果がうすれ痛みを感じます。
当院では手術当日は持続的に麻酔のお薬を使用するので、痛みを感じない方が多いですが、やはり薬の効き方は個人差があるので痛みを感じてしまう方もなかにはいらっしゃいます。
その時は痛みの具合で他の痛み止めを使用できるので、我慢せず、スタッフにご相談ください。
手術翌日は、身体の回復のためにも、歩いたり、動いていただきますが、やはり動くとなると痛みを感じます。
痛みをあまり感じない方もいれば、痛みを強く感じて思うように動けない方もいたりと個人差はありますが、ほどんどの方はゆっくり動けるようになります。

では、この痛みがいつまで続くのか?
はじめは痛みが強く鎮痛剤を使っていても、強い痛みが3日間ぐらいありますが、少しずつ痛みが弱くなっていきます。
おおよそ1週間ほどで当初に比べ痛みが落ち着く方が多い印象です。
しかしなかには慢性疼痛といい、傷は治っていても数か月の間、傷口に痛みや違和感を感じるかたもいらっしゃいます。
個人差はありますが、手術後でも子宮の収縮を伴う痛み(後陣痛)もあります。

帝王切開になったことで、自分が思い描いていたお産と違った、中々受け止められない、術後の痛みの辛さで赤ちゃんに目を向けられず自分を責めて落ち込むママたちもいらっしゃいますが、入院中は産後の体調の様子をみながら、ママと赤ちゃんが一緒に過ごせる環境を整えていきます。
また少しでも退院後の生活に自信をもてるように、私たちスタッフもできる限りお手伝いさせていただきます。
何かあれば遠慮なくいつでも助産師・看護師にご相談ください。




最後に、
みなさんはどんなお産を思い描いていますか?

余談ですが・・・
バースプランを立てる際に視野を広げて考えてみませんか?
経腟分娩で、写真を撮ったり、カンガルーケアをしたりなどの、自分がしたいお産について考える事は大切です。何より楽しいですよね。
しかし、母体と赤ちゃんの安全を考えて帝王切開での出産となった時には、そんな時に使える、「もし手術になったらこうしたい!」というサブバースプランのようなものを考えておくと、気持ちの切り替えがしやすいかもしれません。
(※バースプランの内容によっては、ご希望に添えない場合もあるので事前にスタッフにご確認ください)
                                                お母さんと赤ちゃんのイラスト1
帝王切開については「院長と麻酔科医の無痛分娩あれこれ」にもいくつか記事があるので是非読んでみてください。
https://mothers-clinic.jp/anesthetist/caesarean-section/
                                                                                       文責 院長

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