妊娠・出産・子育ての役立つ情報

妊娠の記事一覧

帝王切開

2020年07月27日


今からお産を控えている方も、過去に帝王切開した方も、「赤ちゃんを手術で産む」という事にどんなイメージがありますか?
今回は帝王切開についてお話ししたいと思います。13


お産には、経膣分娩と帝王切開という2通りの方法があることはご存知かと思います。
一般には帝王切開は全出産の約25%で、4人のうち1人は帝王切開で産まれています。
因み当院の場合、去年の分娩件数の約8.4%が帝王切開での出産でした。


帝王切開と聞くと手術中の痛みや、手術後の痛みが怖いと思う方もいらっしゃると思います。
手術の間は、局所麻酔のため、意識ははっきりしています。赤ちゃんの産声も聞くことができます。
手術中に痛みを感じることはまずありませんが、何も感じないというわけではなく、お腹の中を触れている感覚はあるといいます。

手術は通常1時間程で終わりますが、手術中こまめに痛みの有無を確認しながら行うので安心してください。

では、術後の回復はどうでしょうか?
個人差がありますが、通常術後2時間から3時間すると麻酔の効果がうすれ痛みを感じます。
当院では手術当日は持続的に麻酔のお薬を使用するので、痛みを感じない方が多いですが、やはり薬の効き方は個人差があるので痛みを感じてしまう方もなかにはいらっしゃいます。
その時は痛みの具合で他の痛み止めを使用できるので、我慢せず、スタッフにご相談ください。
手術翌日は、身体の回復のためにも、歩いたり、動いていただきますが、やはり動くとなると痛みを感じます。
痛みをあまり感じない方もいれば、痛みを強く感じて思うように動けない方もいたりと個人差はありますが、ほどんどの方はゆっくり動けるようになります。

では、この痛みがいつまで続くのか?
はじめは痛みが強く鎮痛剤を使っていても、強い痛みが3日間ぐらいありますが、少しずつ痛みが弱くなっていきます。
おおよそ1週間ほどで当初に比べ痛みが落ち着く方が多い印象です。
しかしなかには慢性疼痛といい、傷は治っていても数か月の間、傷口に痛みや違和感を感じるかたもいらっしゃいます。
個人差はありますが、手術後でも子宮の収縮を伴う痛み(後陣痛)もあります。

帝王切開になったことで、自分が思い描いていたお産と違った、中々受け止められない、術後の痛みの辛さで赤ちゃんに目を向けられず自分を責めて落ち込むママたちもいらっしゃいますが、入院中は産後の体調の様子をみながら、ママと赤ちゃんが一緒に過ごせる環境を整えていきます。
また少しでも退院後の生活に自信をもてるように、私たちスタッフもできる限りお手伝いさせていただきます。
何かあれば遠慮なくいつでも助産師・看護師にご相談ください。




最後に、
みなさんはどんなお産を思い描いていますか?

余談ですが・・・
バースプランを立てる際に視野を広げて考えてみませんか?
経腟分娩で、写真を撮ったり、カンガルーケアをしたりなどの、自分がしたいお産について考える事は大切です。何より楽しいですよね。
しかし、母体と赤ちゃんの安全を考えて帝王切開での出産となった時には、そんな時に使える、「もし手術になったらこうしたい!」というサブバースプランのようなものを考えておくと、気持ちの切り替えがしやすいかもしれません。
(※バースプランの内容によっては、ご希望に添えない場合もあるので事前にスタッフにご確認ください)
                                                お母さんと赤ちゃんのイラスト1
帝王切開については「院長と麻酔科医の無痛分娩あれこれ」にもいくつか記事があるので是非読んでみてください。
https://mothers-clinic.jp/anesthetist/caesarean-section/
                                                                                       文責 院長

妊娠初期の出血

2020年06月16日


妊娠がわかって、とても幸せな気持ちと同時に、赤ちゃんが元気に育っているかなど不安になったりもしますよね。
そんな時に、出血があったらさらに驚いて、慌てちゃう方も多いかと思います。
そこで今回は妊娠初期の出血についてお話しします。
 

妊娠初期とは、妊娠してから14週未満の頃をいいます。
その期間に起こる出血を初期出血といいますが、赤ちゃんがきちんと育っていく場合でも出血することはよくあることです。

出血があったからといって、慌てず、まずどんな出血かを観察しましょう。
出血の量、色、塊が出ていないか、腹痛の有無をまず確認しましょう。


出血があっても、腹痛が無く、少量で、数回で止まったり、茶色または黒色の古い出血で少量、ダラダラと続かず、数回で止まったりした場合は、様子をみてよいでしょう。

しかし、下腹部痛(生理痛や下痢の様な)がある、出血量が増えていく、月経のような新しい出血が続いている、大きなが塊が一緒にでたなどの症状がある場合は、診察が必要になるのですぐクリニックにご連絡ください。

 
コロナで病院に行けない】妊娠中の出血!NG&危険な色、量を公開|たまひよ



 









電話する時のポイントとして
・いつ出血があったか
・出血の量は
・出血の色は
・塊が一緒に出たか
・腹痛はあるか
という点を伝えていただくと、スムーズに対応しやすいです。

出血=必ずしも異常ではないので、落ち着いて対応しましょう。
また出血があった場合は、出血が落ち着くまでは外出などを避け、横になり安静にして休むようにしましょう。
正常か異常かを自分で判断するのは難しいため、気になる事がある場合は気軽にクリニックにお問い合わせください。11
                                                    文責 院長

お家での過ごし方

2020年05月11日

東京マザーズクリニックでは新型コロナウイルス感染拡大防止策について、日々更新される情報と併せて、院長をはじめスタッフ一丸となり、また、来院いただく皆さまにもご協力いただき、感染拡大防止に取り組んでいます。

緊急事態宣言が延長となり外出自粛生活が続いているなかで、日々、皆さまはどのように過ごされ、どんな対策をしていますか?
特に妊婦さんは通常時でも体調を気にして生活しなければならないのですが、今は更に気をつけて行動されていると思いますthink
マスクの着用、手洗いはもうすでにしっかりとされていると思いますが、免疫力を高める食事摂取、室内でもできる体操などの運動、趣味などでストレス発散したりと、身近で出来ることがいろいろありますねshine
自宅に籠るという表現をするとネガティブなイメージになってしまいますが、自分自身や生まれてくる赤ちゃん、または家族がコロナウイルスに感染しない為に自宅で過ごすという事をプラスのイメージで捉えていけたらいいですよねhappy01sign01


自宅で過ごす時間が多い今だからこそ、出産前に自宅で出来る事を私の経験も踏まえて考えてみましたflair

自身の経験として、前もって色々と出産の準備をしても、育児物品は何を用意したか、何が足りないのか、赤ちゃんに必要な物はどこに置いてあるか、また普段の生活に必要なもので何がどこに入っているか、普段どんな物を購入しているのかなど、家族と共有ができていなかった事を後になって気がつきましたcrying
結果として、サポートしてくれる家族や夫に産後の私が指示をだし、または自分があれこれ動き回るという状況になりましたwobblysweat01
(無痛分娩出産だったので、産後は比較的元気だったのも功を奏しました。)

出産後は、慣れない育児に翻弄され、また昼夜問わない育児での疲労、寝不足などで、意外に赤ちゃんが生まれてからでは、ご主人やご家族と出産後のことをゆっくり話す時間はなかなか持てなかったりします。
出産とは関係なく、常に家族のサポートが得られる状況や家事が得意なご主人がいらっしゃれば安心して任せられるかもしれませんが、何を家族がサポートしてくれたら自分が助かるか、どのオムツやミルクを購入したらいいかなど、ママにしかわからない情報を家族と共有しておくと、産後少し心に余裕がもてるかもしれませんねshine


ぜひこの機会に赤ちゃんが生まれた後のことについて、ご家族などと話し合ってみたりと、有意義なマタニティライフをお過ごしくださいconfident

コンシェルジュより



「妊娠うつ」について

2020年02月03日

「産後うつ」という言葉はよく聞きますが、うつは妊娠中にも起こることをご存じですか? 妊娠すると急激なホルモンのバランスのせいで、体にも心にも不調が起こります。妊娠うつは10%の妊婦さんが発症すると言われていますが、不調の症状はほとんどの妊婦さんが感じています。

どんな症状?
・眠れない、食欲がない
・いつも身体が疲れている
・イライラして周囲にあたってしまう
・無気力になり、今まで楽しめたことにも興味がなくなる
・理由もなく泣けてくる

妊娠うつを発症する原因は?
・心身の負担(ホルモンバランスの変化、つわりなどのマイナートラブル)
・妊娠・出産・育児への不安
・妊娠に伴うストレス(環境の変化、行動制限、周囲からのストレスなど)

妊娠中の不調は誰にでも起こることですが、特に普段からストレスを感じやすい人や、不安が強い人、周囲からのサポートが不足している人、過去に精神疾患にかかったことがある人は妊娠うつを発症するリスクが高まります。
ひどい症状が2週間以上続く場合は治療が必要なことがあります。症状を我慢せずに相談しましょう。

妊娠うつの予防
・軽い運動でストレス発散
妊娠経過に問題がなく、体調が良ければマタニティヨガやスイミング、ウォーキングなどで体を動かしましょう。近所を散歩するだけでも気分転換になります。
・周囲にサポートしてもらう
仕事も家事も今までと同じようにできなくなるは当然のことです。一人でこなそうと頑張るのではなく、パートナーや家族の協力を得たり、家事代行サービスなどをうまく利用するのもひとつの方法です。
・相談できる人をつくる
パートナーや実母、姉妹、親しい友人など、不安なことを遠慮なく話せる相手が何人かいるととても心強いことです。

妊娠の経過の仕方は人それぞれですし、一人目、二人目でも違います。ひとりで抱え込まずに周囲や病院で相談し、穏やかに過ごせるといいですね。少しくらいの手抜きがちょうどいいのかもしれません。
文責 院長

骨盤底筋体操のすすめ

2020年01月04日

分娩時に児が産道を通ることにより、骨盤底筋が緩み
産後に尿もれを訴える方がいます。
くしゃみや咳をしただけで、尿がもれてします。
また、妊娠中も頻尿や臨月に入ると胎児が降りてきて尿もれしやすくなります。
肥満や加齢の女性も、運動不足や筋力の低下で尿もれが多くなります。
妊活でも、膣のトレーニングは必要です。

骨盤底筋は、骨盤内の臓器をを支えている底の筋肉です。
膀胱・子宮・直腸を下から支えていて、排尿や排便のコントロールをしています。

骨盤底筋が衰えると、下半身太りやポッコリお腹、おしりが垂れてしまいます。
姿勢も悪く猫背やO脚・X脚へとなりやすいため、骨盤も歪みやすくなります。
腰周りのたるみにより、ますます内蔵が下がります。
また、膣の締まりも悪く感度にも影響がでてしまいます。

女性なら年齢を問わず、骨盤底筋は鍛えたほうがよいですね。
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骨盤底筋体操は、仰向けで寝ている時、立ち姿勢、座位でも
体操は出来ますので、日ごろから意識して続けてみてください。
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文責 院長

母子健康手帳の交付方法

2019年05月13日

母子保健法は1965年(昭和40年)に制定された法律です。
母性・乳幼児の健康サービスの実施増進を目的としています。
1994年(平成6年)に大改正されました。
母子保健のサービスの実施主体を市町村へと変わり、より身近な地域でのサポートとなりました。

母子保健法には、妊娠の届出、母子健康手帳の交付、妊産婦に対する健康診査、乳幼児健康診査、妊産婦と乳幼児の訪問指導、低出生体重児の届出、未熟児養育医療、母子健康センターの設置などに関する規定があります。

医療機関の受診で妊娠が確認したら、市町村で妊娠の届出をして、母子手帳の交付をして下さい。
市町村では母子健康手帳と一緒に「母と子の保健バック」がもらえます。
バックの中には、健診の際に使用する妊婦健康診査受診票や子育て応援ブックなどの案内が入っていますので、ぜひ活用して下さい。

妊娠の届出には、マイナンバーカード(個人番号)、妊娠週数、出産予定日、妊娠の診断を受けた医療機関名、医師名の記入が必要です。
また、本人の番号確認、本人確認が出来るものを持参します。

母子健康手帳は、妊婦健診時に毎回持参して頂き、血圧や体重、検尿の結果などを記入します。
産後は出産時の記録、新生児の様子や検査の記録を記入します。
乳幼児までの予防接種の記録や成長の記録が出来ますので、大切に活用してください。

引っ越しで地域が変わっても、母子健康手帳は継続使用出来ます。
また、母子健康手帳を紛失した場合は、以前に母子健康手帳を交付してもらった
市町村へ出向き、再交付の手続きをして下さい。
上のお子様がいる方は、母子健康手帳に絵を描いたり、汚れたり破いたりたりしますので
気を付けて保管して下ください。

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文責 院長

里帰り出産

2019年01月29日

みなさん、こんにちは。
今回のコラムは「里帰り出産」です。

この「里帰り」という文化は、日本特有の文化というのはご存知でしたか?
外国ではパートナーの育児休暇が珍しくはないため、数日の入院期間を経て、退院後はすぐに家族で育児を始めます。
日本では、古くから「床上げ」と言われるように、産後1か月程度は、すぐに休める布団を準備しておいて育児をするという風習がありました。
また農業が盛んな日本では、家族総出で農作業を行っていたため、女性も立派な労働者でした。
そのため、産後の女性は実家に戻りゆっくりと育児をする時間を設けたのかもしれません。

東京マザーズクリニックでも、たくさんの里帰り出産を希望された方がいらっしゃいました。
無痛分娩を希望される方だけではなく、産後はご実家でゆっくり過ごしたいなど、様々な理由で選ばれています。
今回が初めての出産の方であれば、産後の体調面や赤ちゃんの育児が順調にいくかどうかご心配なこともあると思います。
また経産婦さんは、前回も里帰り出産だった、反対に今回は産後の休息を優先したいなど、前回の育児を踏まえて決められる方も多いのではないでしょうか。

妊娠、出産、育児をどのような環境で過ごしたいかで、出産場所や育児環境をきめていくことはとても大切です。
里帰り出産であれば、急なお産であってもご家族がそばにいれば安心ですが、遠方の場合、パートナーの立会いが難しい場合もあるかもしれません。
またご両親など産後のサポートがある事で安心に過ごせますが、パートナーの育児参加が難しい事もあります。
メリット、デメリットは、その状況によりさまざまですが、一番大切なのはご自身がどのような出産を希望して、どのような環境で出産を迎えたいかをご夫婦そしてご家族でお話をしていくことではないでしょうか。
いざ、里帰り出産を希望しても、行きたい病院の予約が取れないこともあります。
妊娠期間は意外にあっという間に過ぎていきます。
早めに準備がすすめられるといいですね。
文責 院長

妊娠中の食事で気をつけたいこと

2018年10月29日

妊娠中は、ママのためにもお腹の赤ちゃんに栄養を届ける為にも、バランスの
良い食事は大切です。 ただ、その大切な食事の中でも妊娠中は摂取量や回
数を気をつけて欲しいことがあります。

一つめはトキソプラズマです。
トキソプラズマは寄生虫の一種で生肉や寄生虫卵に汚染された猫の糞やその
糞で汚染されたガーデニングの土などが感染源になります。

食品としては、熱の通し方が不十分なレアやミディアムなどの肉や生ハムなど
は避け、肉はしっかり火を通すようにして下さい。

食べ物以外で気をつける事は猫に接触した時やガーデニングの後はよく手洗い
して下さいね。

二つめはリステリア菌です。
加熱殺菌していない生乳を原料とするナチュラルチーズはリステリア菌に感染
する心配があるので、妊娠は避けた方がよいでしょう。

リステリア菌とは細菌の一種で感染すると、38~39℃の発熱や頭痛、悪寒な
どの症状が続きます。
特に26週以降は重症化しやすいので注意が必要です。

ナチュラルチーズの他には、肉や魚のパテ、スモークサーモン、生ハムなどが
感染源となります。
また生野菜や果物は食べる直前によく洗うことも大事なポイントです。
そして冷蔵庫を過信せず、早めに食べましょうnote

すでに食べてしまったからといって必ず影響が出るという訳ではありませんので、
心配な方はスタッフにご相談くださいwink

その他よくある質問で、生魚は食べてもいいですか?と聞かれますが、新鮮な物
を選んでいただければ大丈夫ですconfident

むしろ生魚の方がDHA,EPAの含有量が多いので,おすすめですshine


文責 院長

マタニティーマークについて

2018年09月26日

みなさまこんにちは。
今回はマタニティーマークについてお話しいたします。

マタニティーマークが普及し始めて10年以上経ちました。
最近ではつけている事で嫌がらせに遭うのが嫌だからなどの理由でつけない方もおおいと耳にします。
マタニティーマークの目的に、妊産婦に安全性と快適さを与えることができるような環境作り事故や事件に遭ってしまうなどの緊急時において妊婦であることを周囲に示すことで的確な対応を素早く行うという2点があります。

特に妊娠初期は外見からは妊娠していることが分からないですが、体調を崩しやすかったり不安定な時期であります。そんな時にマタニティーマークを付けていれば優先席に座りやすくなりますし、周囲の方も配慮しやすいと思います。
また、体調不良や事故にあったときに自分で妊娠している事を伝えられない状態だったとした場合、妊娠中に使用できないお薬や検査が行われてしまう可能性があります。
そんなことになってしまったらその後不安で仕方なくなってしまいますよね。
お腹の赤ちゃんを守るためにもマタニティーマークを付けることは大切ですね。
しかし、マタニティーマークを付けているからといって公共交通機関で確実に座れるという事はありません。
妊娠中はなるべく混雑した時間帯や車両を避けるなどご自身でも赤ちゃんと自分の身体を考える必要があります。
 
マタニティーマークは母子健康手帳交付時に自治体からもらえますし、鉄道各駅の窓口などで配布しています。
念のため母子手帳を持参されて窓口でもらうと良いかと思います。
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文責 院長

母子健康手帳について

2018年05月27日

みなさん、こんにちは。
今回は母子手帳健康(母子手帳)についてお話しようと思います。
 
皆さんは、ご自身の母子健康手帳をご覧になったことはありますか?
現代では、妊娠したら当たり前のように母子健康手帳を交付されますが、実は日本が発祥と言われています。母子健康手帳の原形は、妊産婦手帳と呼ばれるもので、昭和17年に交付されはじめ、戦後の食糧難の時も妊産婦手帳を持っていれば優先的に配給が受けられました。
現在では、世界30か国の国と地域で活用されており、今後「母子健康手帳」の導入を検討している国々もたくさんあります。国よっては、書き方の工夫もされており、母親に分かりやすいようイラスト表記の母子健康手帳もあります。
妊娠していることを示すものとしてマタニティマークも活用されていますが、母子健康手帳も妊娠した時から常に携帯するようにしましょう。万が一何かあった際、人物の特定だけでなく、妊娠中であることを示す目印にもなるため、しっかりと内容の記入をしておきましょう。
母子健康手帳は、妊娠初期からお子様が6歳になるまで記録ができます。ひと昔前まで母子健康手帳の記入欄は、ほとんど医療者が記入することが多かったですが、現在ではご自身の妊娠中のお気持ちなど自由に記載できる欄も設けてあります。お子様の成長発達の記録だけではなく、妊娠中の健康状態や産後の母子の状態、さらには妊娠中のお気持ちなど1冊にまとめらた貴重な手帳になるのではないでしょうか。
日本の自治体の中には「父子手帳」というものを発行していうる自治体もあります。内容は母子健康手帳とは異なる内容が多く、妊娠や出産、育児だけではなく、出産や養育にかかる費用や妊娠中や産後の料理レシピなどそれぞれの自治体で個性ある内容になっています。ご自身がお住まいの地域で発行されている父子手帳があれば、ぜひ活用なさってみてはいかがでしょうか。
スタッフブログにも母子健康手帳について、素敵な内容のブログがアップされています。ご興味ある方はぜひそちらもお読みになってください。
 
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発行されている年代でイラストに随分違いがありますね。
みなさんもご自身の母子健康手帳をご覧になってみてはいかがでしょうか。
文責 院長

妊娠とおくすり

2017年10月30日

こんにちは。前回はサプリメントについてのお話をしました。
さて、妊娠中のママにとって「お薬」についても気になる方は多いのではないでしょうか?妊娠に気付かず、お薬を飲んでしまった、妊娠前から飲んでいるお薬はおなかの中の赤ちゃんには影響はないの?…と、心配になることも多いですよね。
そこで今回は、妊娠中のお薬についてお話したいと思います。
 
お薬の多くは、血液中に取り込まれ、効果が表れます。妊娠すると、ママの血液、そして胎盤を介して赤ちゃんに多くのお薬が到達します。お薬の種類によって胎盤を通過しやすいお薬と通過しにくいお薬があり、ママに投与されたお薬の種類や方法によっても、おなかの中の赤ちゃんへ到達するお薬の量も変化していきます。
また、どの時期にママがお薬を使ったかによっても、おなかの中の赤ちゃんに及ぼす影響は変わってきます。
妊娠初期は、おなかの中の赤ちゃんの臓器がつくられる時期で、お薬の影響によっておなかの中の赤ちゃんに奇形が生じる可能性が高くなります。
なかでも妊娠4~7週は、「臨界期(りんかいき)」と呼ばれ、お薬によっておなかの中の赤ちゃんに奇形が生じる危険性が最も高くなる時期です。
妊娠中期以降になると、おなかの中の赤ちゃんがお薬によって奇形を生じるリスクはなくなっていきます。しかし、お薬の影響によって、おなかの中の赤ちゃんの臓器の働きや発育を妨げてしまう場合があります。
妊娠中、なるべくお薬は使いたくない!と思うママも多いかと思います。お薬を使わないで済むのであれば、それに越したことはないのですが、そこでいちばん注意していただきたいのが、「自己判断しない」ということ。
妊娠前から継続的にお薬を飲んでいた方が、妊娠を機に自己判断で内服をやめてしまった…というケースは少なくありません。しかし、それによって、症状が悪化し、かえっておなかの中の赤ちゃんに悪影響を及ぼすこともあります。
しかし、実際は妊娠中、お薬の多くは使用することができ、使用できないお薬はごく一部と言われていますので、そんなに不安になる必要はありません。

妊娠中のお薬に関しては、必ずかかりつけ医や薬剤師に相談して、適切なお薬を正しい方法で使っていただけたらと思います。また、継続的にお薬を使われていて、妊娠をご希望される方は、前もって医師に相談しておくと安心ですね。

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文責 院長

インフルエンザの予防接種について②

2016年12月09日

では、インフルエンザの予防接種に関してご紹介しました。
続いて、インフルエンザに予防に関してお話ししたいと思います。
 
予防接種に関してはさまざまな考え方があると思います。
インフルエンザの予防は、なにも予防接種だけではありません。
手洗い、うがいを徹底する。人込みを避け、外出する際にはマスクを着用する等基本的な予防対策が重要です。
もちろん家族にも徹底してもらう必要がありますので協力してもらいましょう。
しかし既に小さなお子さんがいる家庭だと、お子さんが幼稚園や小学校でインフルエンザをもらってくることが非常に多いです。
とくに予防接種を受けることが望ましい方は
* 喘息などの呼吸器疾患や心疾患、糖尿病などの持病のある方。
* 普段から風邪を引きやすく、長引いたり高熱が出たりしやすい方。
* 安定期以降の妊婦さん
* インフルエンザ患者に接する機会のある方
(医療従事者,学校・幼稚園・保育園等の勤務者など)
これらの条件をもとにご自身で考え予防接種を受けるか受けないかの判断をするのが良いでしょう。
不安な方はかかりつけの産院で相談してみて下さいね。
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インフルエンザの症状の特徴としては、突然の38℃以上の「高熱」や全身倦怠感、関節痛や食欲不振などの「全身症状」が強く現れます。やや遅れて、咳(せき)やのどの痛み、鼻水などの「呼吸器症状」が現れ、腰痛や悪心(吐き気)などの「消化器症状」を訴えることもあります。
風邪症状は咳や鼻水、のどの痛みなどから始まり、症状は緩やかに出て来ることが多く、突然の高熱や関節痛はインフルエンザを疑うと良いでしょう。

今の時期から流行することが予測されるインフルエンザを予防して楽しい冬を過ごしたいですね。
文責 院長

インフルエンザの予防接種について①

2016年12月09日

最近はすっかり寒くなってきましたね。
この季節、気になる病気のひとつがインフルエンザです。
 
今回は、インフルエンザの予防接種に関することをお伝えします。
妊娠中、予防接種を受けても良いものなのか?気になる方は多いと思います。
結論からお伝えすると、「受けることが推奨されています」。
これまでに赤ちゃんに悪影響が出たという報告はなく、流産・奇形の危険性が高まるという研究結果もないため妊娠初期も含め全妊娠期間においてワクチン接種希望の妊婦さんは接種することが出来ます。
しかし、妊娠しているかどうかに関わらず重いアレルギー(特に鶏卵類)のある方はinful.png
重篤な副作用を起こす可能性が高いです。迷った時は産院で相談しましょう。
 
 

予防接種の基本的な考え方は、予防接種による副作用・副反応よりも病気になってしまった方が重大だという判断によるものです。
特に妊婦さんに限っては、インフルエンザに感染した場合、インフルエンザウイルス薬ははっきりと安全性が確認されていないので十分な考慮の上で投与することになっています。
そのため、予防接種をせずにインフルエンザにかかってしまうと症状が長引き、辛い思いをすることになってしまいます。また、妊婦さんは免疫力の低下や身体の変化からインフルエンザに感染すると重篤化しやすいと言われています。
 
これらのことから、妊婦さんは特にインフルエンザに対する予防が大切になりますね。
そして、インフルエンザかな?と思ったら早めの受診をおすすめします。

②で予防についてお話します。
文責 院長

胎児ドック専用回線

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