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妊娠・出産・子育ての役立つ情報

キラキラ妊活の記事一覧

ビタミンDについて

2018年12月26日

妊娠中の方、これから妊娠を考えている方、子育てをしている方に是非摂って頂きたい栄養素の
ひとつに今注目のビタミンDがあります。

ビタミンDといえば、血中カルシウム濃度を高めて、骨の発育を促す作用がありますが、それに
加えて近年わかってきたことでは免疫力を高める、インフルエンザを予防する、認知症、癌など
の病気のリスクを減らす、妊娠しやすい身体つくりなどにも効果があると言われています。

ビタミンDを得る方法には2種類あり、ひとつは魚やきのこなどの食品から経口摂取する方法と
日光に当たることで皮膚からも合成する方法があります。
ビタミンDは唯一自分で生成できるビタミンです。

しかしビタミンD不足が問題になってきているのは、魚の摂取量が減ってきているのと、美肌の
ために紫外線対策をする人が増えてきたためです。

小児でビタミンDが不足すると骨の成長障害が起こり、姿勢が悪くなったり、足の骨が曲がる、くる病
になることがまれにあります。

ビタミンD不足にならないためにも、紫外線対策も大切ですが、東京にお住まいの方でしたら、冬
30分くらいは直接日光を浴びるといいですね。

冬は日照時間も少ないのでより魚の摂取回数を増やすことをお薦めします。
そしてきのこでしたら、天日に30分干しておくだけでも、ビタミンDが増えるので、時間がある
時には日光に当ててから調理しましょう♪

 

文責 院長

妊活セミナー

2018年11月30日

六本木にある「natural kitchen yoomi」主催の妊活セミナーが行われ当院の院長林医師・麻酔科:柏木医師・管理栄養師:鈴木が妊娠にまつわる依頼を受けて講演をしてきました。

「natural kitchen yoomi」は、ベビー用品メーカーyoomi とNPO法人「子育て&母乳育児を支援する会」が手がけるカフェ&ダイニング、ママの気持ちに寄り添った子連れでも美味しい料理が食べられるお店です。
ママとお子様向けのイベントも数々開催しています。


出産の歴史や最近の分娩の傾向、食事のアドバイスと子宮温活推進アドバイザー:中園さんなど2時間30分の内容でした。

最近は偏食や体温が低いため、抵抗力や免疫力の低下や体力不足か身体の回復力も弱くなりやすいです。
日々の食事バランスを考えて、リンパの流れを良くして心も体も温かくなるといいですね。

妊娠に備えて、一度食生活や日常生活を見直す時間を作ってみてください。

文責 院長

猫との暮らし

2018年08月24日

ペットを飼ってる方の妊娠前準備、今回は猫との暮らしについてです。

猫は犬に比べると毎日の散歩やしつけの負担がそれほどありませんが、トキソプラズマ感染症に注意が必要です。
トキソプラズマは妊婦が感染すると流産や死産の原因になります。
オーシストという卵の状態で猫の糞から体外に出たものが人の手に触れて口から感染します。
成人の30%?40%は感染したことがあります。風邪やインフルエンザの様な症状でいつの間にか罹って免疫ができています。健康な人は初感染でもそれほど重症にはなりませんが、妊婦で初感染の場合は赤ちゃんに影響があるので、妊娠前に抗体があるか調べておくと安心です。

感染源は猫だけでなく、虫、生肉、庭の土などからの感染の方が多く、猫からの場合、原虫を媒介した生き物を猫が食べて感染します。猫の糞は長時間放置せず直ぐに、また出来れば手袋を付けて片付けましょう。他にも猫を外に出さないようにしたり、生肉を食べさせないことで予防ができます。感染した猫には症状がないので、猫の検査もしておくといいかもしれません。

妊活前から、猫を清潔に保つことを生活習慣にしておきましょう。寝床やトイレを清潔に保ち、毛や爪の手入れなどのグルーミングを行います。また日頃から猫の健康状態をよく観察して、ワクチンや検便などを定期的に行うと安心です。

一緒に暮らすペットはとても可愛い存在ですが、猫とキスをしたり、人間の箸で食べ物を与えたりすることは避けて下さいね。



最後に、猫は神経質な子も多いです。
新参者の赤ちゃんに臆病になったり攻撃的になったりする場合もあるので、少しずつ匂いや声に慣れさせるための時間と、猫が安心して過ごせる空間を用意してあげます。部屋を分けられるよう妊娠前から考えておきましょう。

文責 院長

犬との暮らし

2018年06月28日

現在ペットを飼っている方に、今回は犬との暮らしで妊娠前に準備しておくことをお話しします。
 

犬のしつけ
普段のお散歩やその他の世話が、つわりや妊娠に伴う体調不良の時には身体の負担になります。また、元気なワンちゃんが飛びついてきてお腹に当たるのも心配です。
妊娠前にドッグトレーナーや飼育施設に預けて、散歩の時に引っ張らない、人に飛びつかないなどの基本的なしつけをしておくと負担の少ない生活が送れます。また、部屋のあちこちを排泄物で汚したり、舐めて病気をうつしたりすることのないようトイレトレーニングや人の口を舐めさせない等のしつけをして清潔に気をつけます。

犬の健康管理
犬の健康管理をする事は、人への感染予防にとても重要です。妊婦になると病気への抵抗力が低下します。
ダニやノミの除去、予防薬投与を行い、狂犬病やその他の予防接種は必ず受けさせましょう。また、散歩から帰ったら足を洗い、定期的なトリミング・シャンプー・爪切り・ブラッシングもしましょう。

犬との信頼関係
犬は群れで生活する動物です。家族の中で優劣の位置を決め自分の場所を作ります。赤ちゃんも群れの一員であり、自分よりも上の存在であると認識させることが出来れば一緒にいても安心です。部屋を分けたり、ゲージに入れることも必要ですが、ただ遠ざけるのではなく同じ空間で匂いや声に慣れさせる時間も取れるようにします。
妊娠や出産を理由にそれまで一緒に生活してきたワンちゃんを誰かに預けたり手放したりすることのないよう妊娠前にたっぷり愛情を注いで家族との信頼関係を築いておきます。
ただし、入院中だけは家族でのお世話が難しい場合もあります。ペットホテルなどで預かってもらえるよう予め調べておくと安心です。
 
犬も家族の一員です。妊娠前にしっかりと準備をして、赤ちゃんもワンちゃんも大切に育てて下さいね。


文責 院長

はしか(麻疹/ましん)について

2018年04月30日

『はしかが沖縄で流行中…』
というニュースが最近ありました。

はしか(麻疹)は麻疹ウイルスによって引き起こされます。ウイルスの感染力は非常に強くて、
人から人へと感染します。

感染経路は、空気感染・飛沫感染・接触感染です。

空気感染は麻疹ウイルスが空中に漂うことで感染します。
(空気感染の代表は、結核菌・ノロウイルス・麻疹ウイルスなど)
移動中の電車やバス、映画館などで、麻疹ウイルスにかかった人がいると、麻疹の免疫がない人
(麻疹に罹ったことがない人)は、ほぼ90%以上は発症します。

飛沫感染は、感染した人の咳やくしゃみに含まれるウイルスを吸い込むことで発症します。
(飛沫感染の代表的な病気は、インフルエンザ・おたふく風邪/流行性耳下腺炎・風疹・風邪症候群など)

接触感染は、皮膚や粘膜(眼や口や鼻など)からウイルスに直接触れることで感染します。
例えば、ドアノブ、手すり、スイッチやボタン、便座などを介してウイルスに触れることでも感染します。

麻疹ウイルスに罹ってもすぐには発症しません。感染してから約10日後に発熱や咳・鼻水の症状が
現れますので、最初は風邪と間違えやすいです。2~3日熱が続いたあとに、皮膚の発疹と39度以上
の高熱が出ます。
重篤な場合は、肺炎・脳炎・心筋炎となることがあります。しかし、麻疹に対しての
根本的な治療方法が現在はありません。高熱に対しては→解熱剤、咳に対しては→咳止め薬などで、対症
療法となります。

抵抗力の弱い子供や高齢者・妊婦は重症化しやすいです。妊娠中に麻疹に罹ると流産・早産の可能性が
たかまりますが風疹とは違い胎児への影響(先天奇形)は低いようです。

麻疹ウイルスからの予防法は、手洗いやうがい…と言いたいですが、空気感染なので100%防御は
ほとんど難しいです。人混みに出る時はマスクの着用がよいでしょう。
唯一の予防法は、麻疹のワクチン接種しかありませんが「生ワクチン」を使用しているため
妊娠中は予防接種ができません。(胎児への影響を考慮しているため)

幼少期に麻疹を罹っていれば、そんなに心配はいりません。
一度ご自分の母子手帳を確認したり、麻疹や風疹の抗体価を検査するとよいでしょう。
家族の既往歴も確認が必要ですね。ワクチン接獲者は感染しても軽症で済むことが多いです。

当院でも、プレママ健診の中に麻疹・風疹の抗体価を調べる検査があります。
(検査は採血をして血液を調べます)
風邪をひいている時は、無理な外出はせずに休みましょう。
風邪症状が続いて発熱や発疹がみられたら、放置せずに医療機関へ電話連絡してから受診をしてください。

日々の生活で免疫力が低下しないよう、食事や睡眠、運動のバランスに気をつけましょう。

文責 院長
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