妊娠・出産・子育ての役立つ情報

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妊娠の記事一覧

「妊娠うつ」について

2020年02月03日

「産後うつ」という言葉はよく聞きますが、うつは妊娠中にも起こることをご存じですか? 妊娠すると急激なホルモンのバランスのせいで、体にも心にも不調が起こります。妊娠うつは10%の妊婦さんが発症すると言われていますが、不調の症状はほとんどの妊婦さんが感じています。

どんな症状?
・眠れない、食欲がない
・いつも身体が疲れている
・イライラして周囲にあたってしまう
・無気力になり、今まで楽しめたことにも興味がなくなる
・理由もなく泣けてくる

妊娠うつを発症する原因は?
・心身の負担(ホルモンバランスの変化、つわりなどのマイナートラブル)
・妊娠・出産・育児への不安
・妊娠に伴うストレス(環境の変化、行動制限、周囲からのストレスなど)

妊娠中の不調は誰にでも起こることですが、特に普段からストレスを感じやすい人や、不安が強い人、周囲からのサポートが不足している人、過去に精神疾患にかかったことがある人は妊娠うつを発症するリスクが高まります。
ひどい症状が2週間以上続く場合は治療が必要なことがあります。症状を我慢せずに相談しましょう。

妊娠うつの予防
・軽い運動でストレス発散
妊娠経過に問題がなく、体調が良ければマタニティヨガやスイミング、ウォーキングなどで体を動かしましょう。近所を散歩するだけでも気分転換になります。
・周囲にサポートしてもらう
仕事も家事も今までと同じようにできなくなるは当然のことです。一人でこなそうと頑張るのではなく、パートナーや家族の協力を得たり、家事代行サービスなどをうまく利用するのもひとつの方法です。
・相談できる人をつくる
パートナーや実母、姉妹、親しい友人など、不安なことを遠慮なく話せる相手が何人かいるととても心強いことです。

妊娠の経過の仕方は人それぞれですし、一人目、二人目でも違います。ひとりで抱え込まずに周囲や病院で相談し、穏やかに過ごせるといいですね。少しくらいの手抜きがちょうどいいのかもしれません。
文責 院長

骨盤底筋体操のすすめ

2020年01月04日

分娩時に児が産道を通ることにより、骨盤底筋が緩み
産後に尿もれを訴える方がいます。
くしゃみや咳をしただけで、尿がもれてします。
また、妊娠中も頻尿や臨月に入ると胎児が降りてきて尿もれしやすくなります。
肥満や加齢の女性も、運動不足や筋力の低下で尿もれが多くなります。
妊活でも、膣のトレーニングは必要です。

骨盤底筋は、骨盤内の臓器をを支えている底の筋肉です。
膀胱・子宮・直腸を下から支えていて、排尿や排便のコントロールをしています。

骨盤底筋が衰えると、下半身太りやポッコリお腹、おしりが垂れてしまいます。
姿勢も悪く猫背やO脚・X脚へとなりやすいため、骨盤も歪みやすくなります。
腰周りのたるみにより、ますます内蔵が下がります。
また、膣の締まりも悪く感度にも影響がでてしまいます。

女性なら年齢を問わず、骨盤底筋は鍛えたほうがよいですね。
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骨盤底筋体操は、仰向けで寝ている時、立ち姿勢、座位でも
体操は出来ますので、日ごろから意識して続けてみてください。
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文責 院長

油のはなし  PartⅡ

2019年10月28日

先月の続きで、避けて欲しい油とはどんな油でしょう。

代表的なものにマーガリン、ショートニングなどに含まれているトランス脂肪酸が挙げられます。すでにアメリカでは規制がかかっているくらい、身体に影響がある油なのです。

もう一つ気をつけて欲しい油にリノール酸を多く含まれているオメガ6があります。

一昔前では血液がサラサラになるので、不飽和脂肪酸を多く摂りましょうという神話があり、オメガ6の油が

身体にいいと思い使っている方も多いと思います。

オメガ6の油は摂り過ぎると炎症の原因となるので、摂り過ぎは注意が必要です。

現代においては、手軽に食べる事が出来るコンビニやファーストフードに沢山のオメガ6の油が使われていて、過剰摂取が心配です。




ただしオメガ6の油も身体にとっては必要な油なので、先月にも記事にした摂って欲しいオメガ3とオメガ6の バランスは大切です。  1:4を目指してください。

今は血液1滴で脂肪酸バランスがわかる検査もあります。 ご自身のために、油を使い分けしてみませんか?

身体が変わるかもしれません。

文責 院長

油のはなし  PartⅠ

2019年10月23日

みなさん、油というと、どういうイメージを持ちますか?

・太りそう
・カロリーが高そう
・胃がもれそう

あまり良くないイメージを持つ方が多いのでは・・・と思いますが、

実は油は身体にとって、大切な存在なのです。

病気の元になるにも油ですし、綺麗になるためにも油が必要なんです。

ではどんな時にどんな油を使ったらいいの?

知っているのと知らないのでは大違い

油を上手に使い分ける事により、身体が変わってきます。

まず摂って欲しい油は必須脂肪酸であるオメガ3の油です。

オメガ3の油は赤ちゃんの脳の発達に大切な栄養素、DHA,EPAを多く含んでいて

サバやサンマやブリ、あじなどの青魚に多く含まれています。


本当はお魚で摂って欲しいのですが、お魚が苦手な方は同じオメガ3のえごま油や亜麻仁油で摂る事を

お薦めします。 ただし、えごま油や亜麻仁油は加熱には向かないので、サラダなどのかけるといいですよ。

加熱に向いている油はオリーブオイルやこめ油、菜種油などがあります。

身体にいいからと言って使いすぎると、1g=9kalもあるので、注意が必要です。

ではあまり摂って欲しくはない油とはどのような油でしょう。

次回のお楽しみにしてください。
文責 院長

梅毒が流行しています

2019年09月21日


みなさんこんにちは。今回は「梅毒」についてお話します。
梅毒と聞くとその昔流行した病気と思う方も多いかもしれませんが、近年患者数が急増していることが知られています。
こちらのグラフは東京都における梅毒患者報告数を示しています。ここ5年で総患者数は3倍、女性患者数に至っては6倍と増加傾向にあります。
 
グラフ 東京都における男女別患者報告数推移
 
梅毒ってどんな病気?
梅毒とは性感染症の一種で、キスやセックスの時に粘膜や皮膚の小さな傷から感染します。まったく症状がでない場合もあり無自覚のまま病気が進行し、数十年後に心臓や血管、神経の異常が現れることがあります。また、完治しても免疫はできないので感染を繰り返します。予防にはコンドームの装着が必要です。
 
梅毒の症状って?
第1期
感染後3週間~:性器、肛門、口にしこりができる。または症状がなく見過ごすことが多い。無治療でも約1カ月で症状が消失。
第2期
感染後3カ月~:手の平、足の裏に赤い湿疹ができ、無治療でも数週間から数カ月で消失。
潜伏梅毒:無症状のまま何年も経過し脳、目、神経、臓器などに感染症状が進行。
後期梅毒:感染から数年~数十年後に心血管、神経症状などが出現。
 
妊娠と梅毒
梅毒は胎盤を介してお腹の赤ちゃんに感染することがあります。早産や死産の原因となるだけでなく、水頭症や失明、難聴、皮疹、黄疸などの病気を合併することがあります。しかし、妊娠初期に分かれば内服治療を行うことができます。
 
どうやって検査するの?治療は?
梅毒は検査で診断でき、ペニシリンの内服で完治することが可能です。早期に発見することで赤ちゃんへの影響なく安心して妊娠をすることができます。
当院では梅毒を含む感染症などを調べられるプレママ健診を行っております。
これから妊娠、出産を迎える皆様がより健康な状態で妊娠を迎えることができるようお手伝いができたらと思います。
文責 院長

下着の選び方

2019年07月24日

妊活で大事なのは、子宮力です。

子宮は内性器。骨盤の中に膣の上と繫がっています。
子宮の大きさは、縦6~8㎝ 幅は4~5㎝で鶏卵大くらいです。
卵巣の大きさは親指くらいです。
卵巣は2つの女性ホルモンが分泌され、このホルモンの影響で
子宮の内膜が厚くなり、受精卵を迎える準備をします。

日常生活のストレスや緊張により、体の血流が悪くなり
指先が冷えたり、肩こりが酷いとか下肢がむくみやすいなど症状が現れます。
また、体内の臓器では消化器系にも影響があります。
妊娠に欠かせない、女性ホルモンは血液によって運ばれます。
ストレスや緊張、冷えによって、卵巣や子宮にホルモンが届きにくくなります。

日々の溜まったストレスを「ゼロ」にすることは難しいですが、
不規則な生活を改善し、下腹部を温めて、子宮力をUPしましょう。

例えば、下半身を締め付けたり、下腹部を冷やさないような下着(ショーツ)を選びましょう。
”おへそ”まではいるような、ゆったりで大きめなのもを履いてみましょう。
鼠径部の締め付けも避けましょう。
素材は綿や保温性、吸水性がよいものを探してみてください。
下着の色も暖色系やピンク色をチョイスして、血の巡りを改善しましょう。



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文責 院長

母子健康手帳の交付方法

2019年05月13日

母子保健法は1965年(昭和40年)に制定された法律です。
母性・乳幼児の健康サービスの実施増進を目的としています。
1994年(平成6年)に大改正されました。
母子保健のサービスの実施主体を市町村へと変わり、より身近な地域でのサポートとなりました。

母子保健法には、妊娠の届出、母子健康手帳の交付、妊産婦に対する健康診査、乳幼児健康診査、妊産婦と乳幼児の訪問指導、低出生体重児の届出、未熟児養育医療、母子健康センターの設置などに関する規定があります。

医療機関の受診で妊娠が確認したら、市町村で妊娠の届出をして、母子手帳の交付をして下さい。
市町村では母子健康手帳と一緒に「母と子の保健バック」がもらえます。
バックの中には、健診の際に使用する妊婦健康診査受診票や子育て応援ブックなどの案内が入っていますので、ぜひ活用して下さい。

妊娠の届出には、マイナンバーカード(個人番号)、妊娠週数、出産予定日、妊娠の診断を受けた医療機関名、医師名の記入が必要です。
また、本人の番号確認、本人確認が出来るものを持参します。

母子健康手帳は、妊婦健診時に毎回持参して頂き、血圧や体重、検尿の結果などを記入します。
産後は出産時の記録、新生児の様子や検査の記録を記入します。
乳幼児までの予防接種の記録や成長の記録が出来ますので、大切に活用してください。

引っ越しで地域が変わっても、母子健康手帳は継続使用出来ます。
また、母子健康手帳を紛失した場合は、以前に母子健康手帳を交付してもらった
市町村へ出向き、再交付の手続きをして下さい。
上のお子様がいる方は、母子健康手帳に絵を描いたり、汚れたり破いたりたりしますので
気を付けて保管して下ください。

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文責 院長

男性の育休(育児休業)

2019年03月15日

厚生労働省は2020年までに男性育休率13%を目標としています。

2017年度の厚生労働省「育児休業取得率」によると、男性5.14%(2016年度 3.16%)と少しずつ上昇していますが、まだ取得率は低いようです。

共働きや核家族の家庭が多く、産後のサポートは夫の協力が必要不可欠です。

育児休業取得のメリットは、母親の育児不安やストレスの軽減、虐待防止や父親としての自覚が高まる。夫婦の間でコミュニケーションも高まり、パートナーシップが強まると言われます。
夫婦一緒に赤ちゃんと過ごすことで、一緒に悩み、相談し、協力しあう「戦友」になるといいですね。パートナーは「敵」ではありません。夫婦ともに子育てをスタートして、安心できる環境作りが大事です。

育児休業のデメリットは
収入が減少・同僚に負担をかける・パタニティハラスメント(会社の上司が、パパになった男性の育児参加を妨害すること)受ける可能性があること。
職場の中で相談や仕事を引き継げるように準備が必要ですね。

虐待の原因に、
・育児に不安がある
・夫が育児に協力してくれない
・孤立した子育てで相談相手がいない
などが、あげられています。
育児は正解がなく、子供も日々成長します。
母親が心配や不安なことを話せて、共感してもらえると、とても安心出来ますね。

妊娠前に産後の生活をイメージするのは難しいですが、
産後に話合うのではなく、日頃から夫婦で会話や相談、準備や下調べが大切ですね。
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文責 院長

児童館は面白い

2019年02月18日

お住まいの地域の児童館がどこにあるかご存知ですか?
児童館は乳幼児とその親御さん、小学生はもちろん中高生までもが集まる場所です。ある児童館は図書館、区民センターも併設されており、大人、高齢者まで幅広い年齢の方たちが触れあえる場所となっているところもあります。
区のホームページや広報誌を見てみると、各児童館のイベント情報が得られます。もちろん、イベントのないときでも開館時間中は、子供たち、親たちの交流の場となります。
出産の予定がある親御さんも対象となっているおもちゃ作りや、ベビーマッサージ体験なども開催されているようです。
手遊びや外遊びを教えてくれたり、食育をテーマにした内容だったり、対象年齢別に様々なイベントが開催されています。

以前そこで働く方たちにお話を伺ったことがあります。今は夫婦だけで子育てしている家庭が多く、親も子供も孤立しがちです。地域のみんなで交流の場を持ちましょう、つながっていきましょう、というのが児童館や、区民センターの方たちの思いです。
幼い頃から児童館に通う子供は、小学生になれば放課後に児童館が行きやすい場所になります。様々な年代の人がいるので、世代を越えた交流が貴重な体験になります。

ぜひお近くの児童館や区民センターを調べてみてください。子育てはひとりで、またはひとつの家庭でしていくものではないことに気づけるはずです。
文責 院長

里帰り出産

2019年01月29日

みなさん、こんにちは。
今回のコラムは「里帰り出産」です。

この「里帰り」という文化は、日本特有の文化というのはご存知でしたか?
外国ではパートナーの育児休暇が珍しくはないため、数日の入院期間を経て、退院後はすぐに家族で育児を始めます。
日本では、古くから「床上げ」と言われるように、産後1か月程度は、すぐに休める布団を準備しておいて育児をするという風習がありました。
また農業が盛んな日本では、家族総出で農作業を行っていたため、女性も立派な労働者でした。
そのため、産後の女性は実家に戻りゆっくりと育児をする時間を設けたのかもしれません。

東京マザーズクリニックでも、たくさんの里帰り出産を希望された方がいらっしゃいました。
無痛分娩を希望される方だけではなく、産後はご実家でゆっくり過ごしたいなど、様々な理由で選ばれています。
今回が初めての出産の方であれば、産後の体調面や赤ちゃんの育児が順調にいくかどうかご心配なこともあると思います。
また経産婦さんは、前回も里帰り出産だった、反対に今回は産後の休息を優先したいなど、前回の育児を踏まえて決められる方も多いのではないでしょうか。

妊娠、出産、育児をどのような環境で過ごしたいかで、出産場所や育児環境をきめていくことはとても大切です。
里帰り出産であれば、急なお産であってもご家族がそばにいれば安心ですが、遠方の場合、パートナーの立会いが難しい場合もあるかもしれません。
またご両親など産後のサポートがある事で安心に過ごせますが、パートナーの育児参加が難しい事もあります。
メリット、デメリットは、その状況によりさまざまですが、一番大切なのはご自身がどのような出産を希望して、どのような環境で出産を迎えたいかをご夫婦そしてご家族でお話をしていくことではないでしょうか。
いざ、里帰り出産を希望しても、行きたい病院の予約が取れないこともあります。
妊娠期間は意外にあっという間に過ぎていきます。
早めに準備がすすめられるといいですね。
文責 院長

ビタミンDについて

2018年12月26日

妊娠中の方、これから妊娠を考えている方、子育てをしている方に是非摂って頂きたい栄養素の
ひとつに今注目のビタミンDがあります。

ビタミンDといえば、血中カルシウム濃度を高めて、骨の発育を促す作用がありますが、それに
加えて近年わかってきたことでは免疫力を高める、インフルエンザを予防する、認知症、癌など
の病気のリスクを減らす、妊娠しやすい身体つくりなどにも効果があると言われています。

ビタミンDを得る方法には2種類あり、ひとつは魚やきのこなどの食品から経口摂取する方法と
日光に当たることで皮膚からも合成する方法があります。
ビタミンDは唯一自分で生成できるビタミンです。

しかしビタミンD不足が問題になってきているのは、魚の摂取量が減ってきているのと、美肌の
ために紫外線対策をする人が増えてきたためです。

小児でビタミンDが不足すると骨の成長障害が起こり、姿勢が悪くなったり、足の骨が曲がる、くる病
になることがまれにあります。

ビタミンD不足にならないためにも、紫外線対策も大切ですが、東京にお住まいの方でしたら、冬
30分くらいは直接日光を浴びるといいですね。

冬は日照時間も少ないのでより魚の摂取回数を増やすことをお薦めします。
そしてきのこでしたら、天日に30分干しておくだけでも、ビタミンDが増えるので、時間がある
時には日光に当ててから調理しましょう♪


                    日焼けのイラスト「太陽と女性」
文責 院長

妊活セミナー

2018年11月30日

六本木にある「natural kitchen yoomi」主催の妊活セミナーが行われ当院の院長林医師・麻酔科:柏木医師・管理栄養師:鈴木が妊娠にまつわる依頼を受けて講演をしてきました。

「natural kitchen yoomi」は、ベビー用品メーカーyoomi とNPO法人「子育て&母乳育児を支援する会」が手がけるカフェ&ダイニング、ママの気持ちに寄り添った子連れでも美味しい料理が食べられるお店です。
ママとお子様向けのイベントも数々開催しています。

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出産の歴史や最近の分娩の傾向、食事のアドバイスと子宮温活推進アドバイザー:中園さんなど2時間30分の内容でした。

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最近は偏食や体温が低いため、抵抗力や免疫力の低下や体力不足か身体の回復力も弱くなりやすいです。
日々の食事バランスを考えて、リンパの流れを良くして心も体も温かくなるといいですね。

妊娠に備えて、一度食生活や日常生活を見直す時間を作ってみてください。
文責 院長

妊娠中の食事で気をつけたいこと

2018年10月29日

妊娠中は、ママのためにもお腹の赤ちゃんに栄養を届ける為にも、バランスの
良い食事は大切です。 ただ、その大切な食事の中でも妊娠中は摂取量や回
数を気をつけて欲しいことがあります。

一つめはトキソプラズマです。
トキソプラズマは寄生虫の一種で生肉や寄生虫卵に汚染された猫の糞やその
糞で汚染されたガーデニングの土などが感染源になります。

食品としては、熱の通し方が不十分なレアやミディアムなどの肉や生ハムなど
は避け、肉はしっかり火を通すようにして下さい。

食べ物以外で気をつける事は猫に接触した時やガーデニングの後はよく手洗い
して下さいね。

二つめはリステリア菌です。
加熱殺菌していない生乳を原料とするナチュラルチーズはリステリア菌に感染
する心配があるので、妊娠は避けた方がよいでしょう。

リステリア菌とは細菌の一種で感染すると、38~39℃の発熱や頭痛、悪寒な
どの症状が続きます。
特に26週以降は重症化しやすいので注意が必要です。

ナチュラルチーズの他には、肉や魚のパテ、スモークサーモン、生ハムなどが
感染源となります。
また生野菜や果物は食べる直前によく洗うことも大事なポイントです。
そして冷蔵庫を過信せず、早めに食べましょうnote

すでに食べてしまったからといって必ず影響が出るという訳ではありませんので、
心配な方はスタッフにご相談くださいwink

その他よくある質問で、生魚は食べてもいいですか?と聞かれますが、新鮮な物
を選んでいただければ大丈夫ですconfident

むしろ生魚の方がDHA,EPAの含有量が多いので,おすすめですshine


文責 院長

マタニティーマークについて

2018年09月26日

みなさまこんにちは。
今回はマタニティーマークについてお話しいたします。

マタニティーマークが普及し始めて10年以上経ちました。
最近ではつけている事で嫌がらせに遭うのが嫌だからなどの理由でつけない方もおおいと耳にします。
マタニティーマークの目的に、妊産婦に安全性と快適さを与えることができるような環境作り事故や事件に遭ってしまうなどの緊急時において妊婦であることを周囲に示すことで的確な対応を素早く行うという2点があります。

特に妊娠初期は外見からは妊娠していることが分からないですが、体調を崩しやすかったり不安定な時期であります。そんな時にマタニティーマークを付けていれば優先席に座りやすくなりますし、周囲の方も配慮しやすいと思います。
また、体調不良や事故にあったときに自分で妊娠している事を伝えられない状態だったとした場合、妊娠中に使用できないお薬や検査が行われてしまう可能性があります。
そんなことになってしまったらその後不安で仕方なくなってしまいますよね。
お腹の赤ちゃんを守るためにもマタニティーマークを付けることは大切ですね。
しかし、マタニティーマークを付けているからといって公共交通機関で確実に座れるという事はありません。
妊娠中はなるべく混雑した時間帯や車両を避けるなどご自身でも赤ちゃんと自分の身体を考える必要があります。
 
マタニティーマークは母子健康手帳交付時に自治体からもらえますし、鉄道各駅の窓口などで配布しています。
念のため母子手帳を持参されて窓口でもらうと良いかと思います。
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文責 院長

猫との暮らし

2018年08月24日

ペットを飼ってる方の妊娠前準備、今回は猫との暮らしについてです。
 
猫は犬に比べると毎日の散歩やしつけの負担がそれほどありませんが、トキソプラズマ感染症に注意が必要です。
トキソプラズマは妊婦が感染すると流産や死産の原因になります。
オーシストという卵の状態で猫の糞から体外に出たものが人の手に触れて口から感染します。
成人の30%〜40%は感染したことがあります。風邪やインフルエンザの様な症状でいつの間にか罹って免疫ができています。健康な人は初感染でもそれほど重症にはなりませんが、妊婦で初感染の場合は赤ちゃんに影響があるので、妊娠前に抗体があるか調べておくと安心です。
感染源は猫だけでなく、虫、生肉、庭の土などからの感染の方が多く、猫からの場合、原虫を媒介した生き物を猫が食べて感染します。猫の糞は長時間放置せず直ぐに、また出来れば手袋を付けて片付けましょう。他にも猫を外に出さないようにしたり、生肉を食べさせないことで予防ができます。感染した猫には症状がないので、猫の検査もしておくといいかもしれません。
 
妊活前から、猫を清潔に保つことを生活習慣にしておきましょう。寝床やトイレを清潔に保ち、毛や爪の手入れなどのグルーミングを行います。また日頃から猫の健康状態をよく観察して、ワクチンや検便などを定期的に行うと安心です。

一緒に暮らすペットはとても可愛い存在ですが、猫とキスをしたり、人間の箸で食べ物を与えたりすることは避けて下さいね。

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最後に、猫は神経質な子も多いです。
新参者の赤ちゃんに臆病になったり攻撃的になったりする場合もあるので、少しずつ匂いや声に慣れさせるための時間と、猫が安心して過ごせる空間を用意してあげます。部屋を分けられるよう妊娠前から考えておきましょう。
 
文責 院長

蚊の季節です

2018年07月09日

今年は早々に梅雨明けが発表されました。なんと観測史上一番早かったとのことです。
この時期から気にかけておきたいのは、蚊の対策です。
蚊は人の体温や吐き出す二酸化炭素を感知して寄ってきます。
また汗をかいた肌は近寄りやすい状態になっています。
人が蚊によく刺される場所は、茂みのある公園や庭の木陰などです。
 
2014年には首都圏で渡航歴のない人の複数のデング熱患者が報告されました。都内の公園での感染が疑われ、大きなニュースになりました。
このような感染のニュースは大きな心配事となります。
普段から蚊の対策を考えておくとよいでしょう。
 
蚊はまず繁殖を防ぐことが大切です。
蚊は植木鉢の受け皿やバケツなどに溜まる水でも発生します。
屋外に水がたまるようなもの放置しないだけでも蚊に刺されないようにする対策になります。
 
外での活動は肌の露出を避け、どうしても露出してしまう手や首には虫よけ剤を使用しましょう。
虫よけにはいろいろなタイプのものがあります。
塗るものだけでもシートタイプ、スプレー、クリームなどがあります。
皮膚につけるタイプのものにはディートという成分が含まれています。
6か月未満の赤ちゃんには使用できないので、よく注意して選びましょう。小さな子供にはハーブの香りで寄せにくくするタイプの虫よけがおすすめです。
また玄関や庭にぶら下げておくもの、電気式薬剤拡散タイプ、室内スプレータイプ、昔ながらの蚊取り線香やアロマオイルなどいろいろなものがあるので、使う人や場所によって使い分けるとよいでしょう。
 
蚊に刺されると痒くて不快です。ひどいと蕁麻疹などアレルギー症状を引き起こすこともあります。掻きむしらないことも大事です。外出時や屋外での活動のときには、虫よけ対策と同時に、刺されたときに使用できる薬の携帯もおすすめです。
 
これから本格的な夏がやってきます。
虫よけ対策も万全にして快適に過ごしましょう。
文責 院長

犬との暮らし

2018年06月28日

現在ペットを飼っている方に、今回は犬との暮らしで妊娠前に準備しておくことをお話しします。
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犬のしつけ
普段のお散歩やその他の世話が、つわりや妊娠に伴う体調不良の時には身体の負担になります。また、元気なワンちゃんが飛びついてきてお腹に当たるのも心配です。
妊娠前にドッグトレーナーや飼育施設に預けて、散歩の時に引っ張らない、人に飛びつかないなどの基本的なしつけをしておくと負担の少ない生活が送れます。また、部屋のあちこちを排泄物で汚したり、舐めて病気をうつしたりすることのないようトイレトレーニングや人の口を舐めさせない等のしつけをして清潔に気をつけます。
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犬の健康管理
犬の健康管理をする事は、人への感染予防にとても重要です。妊婦になると病気への抵抗力が低下します。
ダニやノミの除去、予防薬投与を行い、狂犬病やその他の予防接種は必ず受けさせましょう。また、散歩から帰ったら足を洗い、定期的なトリミング・シャンプー・爪切り・ブラッシングもしましょう。
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犬との信頼関係
犬は群れで生活する動物です。家族の中で優劣の位置を決め自分の場所を作ります。赤ちゃんも群れの一員であり、自分よりも上の存在であると認識させることが出来れば一緒にいても安心です。部屋を分けたり、ゲージに入れることも必要ですが、ただ遠ざけるのではなく同じ空間で匂いや声に慣れさせる時間も取れるようにします。
妊娠や出産を理由にそれまで一緒に生活してきたワンちゃんを誰かに預けたり手放したりすることのないよう妊娠前にたっぷり愛情を注いで家族との信頼関係を築いておきます。
ただし、入院中だけは家族でのお世話が難しい場合もあります。ペットホテルなどで預かってもらえるよう予め調べておくと安心です。
 
犬も家族の一員です。妊娠前にしっかりと準備をして、赤ちゃんもワンちゃんも大切に育てて下さいね。

文責 院長

母子健康手帳について

2018年05月27日

みなさん、こんにちは。
今回は母子手帳健康(母子手帳)についてお話しようと思います。
 
皆さんは、ご自身の母子健康手帳をご覧になったことはありますか?
現代では、妊娠したら当たり前のように母子健康手帳を交付されますが、実は日本が発祥と言われています。母子健康手帳の原形は、妊産婦手帳と呼ばれるもので、昭和17年に交付されはじめ、戦後の食糧難の時も妊産婦手帳を持っていれば優先的に配給が受けられました。
現在では、世界30か国の国と地域で活用されており、今後「母子健康手帳」の導入を検討している国々もたくさんあります。国よっては、書き方の工夫もされており、母親に分かりやすいようイラスト表記の母子健康手帳もあります。
妊娠していることを示すものとしてマタニティマークも活用されていますが、母子健康手帳も妊娠した時から常に携帯するようにしましょう。万が一何かあった際、人物の特定だけでなく、妊娠中であることを示す目印にもなるため、しっかりと内容の記入をしておきましょう。
母子健康手帳は、妊娠初期からお子様が6歳になるまで記録ができます。ひと昔前まで母子健康手帳の記入欄は、ほとんど医療者が記入することが多かったですが、現在ではご自身の妊娠中のお気持ちなど自由に記載できる欄も設けてあります。お子様の成長発達の記録だけではなく、妊娠中の健康状態や産後の母子の状態、さらには妊娠中のお気持ちなど1冊にまとめらた貴重な手帳になるのではないでしょうか。
日本の自治体の中には「父子手帳」というものを発行していうる自治体もあります。内容は母子健康手帳とは異なる内容が多く、妊娠や出産、育児だけではなく、出産や養育にかかる費用や妊娠中や産後の料理レシピなどそれぞれの自治体で個性ある内容になっています。ご自身がお住まいの地域で発行されている父子手帳があれば、ぜひ活用なさってみてはいかがでしょうか。
スタッフブログにも母子健康手帳について、素敵な内容のブログがアップされています。ご興味ある方はぜひそちらもお読みになってください。
 
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発行されている年代でイラストに随分違いがありますね。
みなさんもご自身の母子健康手帳をご覧になってみてはいかがでしょうか。
文責 院長

はしか(麻疹/ましん)について

2018年04月30日

『はしかが沖縄で流行中…』
というニュースが最近ありました。

はしか(麻疹)は麻疹ウイルスによって引き起こされます。ウイルスの感染力は非常に強くて、
人から人へと感染します。

感染経路は、空気感染・飛沫感染・接触感染です。

空気感染は麻疹ウイルスが空中に漂うことで感染します。
(空気感染の代表は、結核菌・ノロウイルス・麻疹ウイルスなど)
移動中の電車やバス、映画館などで、麻疹ウイルスにかかった人がいると、麻疹の免疫がない人
(麻疹に罹ったことがない人)は、ほぼ90%以上は発症します。

飛沫感染は、感染した人の咳やくしゃみに含まれるウイルスを吸い込むことで発症します。
(飛沫感染の代表的な病気は、インフルエンザ・おたふく風邪/流行性耳下腺炎・風疹・風邪症候群など)

接触感染は、皮膚や粘膜(眼や口や鼻など)からウイルスに直接触れることで感染します。
例えば、ドアノブ、手すり、スイッチやボタン、便座などを介してウイルスに触れることでも感染します。

麻疹ウイルスに罹ってもすぐには発症しません。感染してから約10日後に発熱や咳・鼻水の症状が
現れますので、最初は風邪と間違えやすいです。2~3日熱が続いたあとに、皮膚の発疹と39度以上
の高熱が出ます。
重篤な場合は、肺炎・脳炎・心筋炎となることがあります。しかし、麻疹に対しての
根本的な治療方法が現在はありません。高熱に対しては→解熱剤、咳に対しては→咳止め薬などで、対症
療法となります。

抵抗力の弱い子供や高齢者・妊婦は重症化しやすいです。妊娠中に麻疹に罹ると流産・早産の可能性が
たかまりますが風疹とは違い胎児への影響(先天奇形)は低いようです。

麻疹ウイルスからの予防法は、手洗いやうがい…と言いたいですが、空気感染なので100%防御は
ほとんど難しいです。人混みに出る時はマスクの着用がよいでしょう。
唯一の予防法は、麻疹のワクチン接種しかありませんが「生ワクチン」を使用しているため
妊娠中は予防接種ができません。(胎児への影響を考慮しているため)

幼少期に麻疹を罹っていれば、そんなに心配はいりません。
一度ご自分の母子手帳を確認したり、麻疹や風疹の抗体価を検査するとよいでしょう。
家族の既往歴も確認が必要ですね。ワクチン接獲者は感染しても軽症で済むことが多いです。

当院でも、プレママ健診の中に麻疹・風疹の抗体価を調べる検査があります。
(検査は採血をして血液を調べます)
風邪をひいている時は、無理な外出はせずに休みましょう。
風邪症状が続いて発熱や発疹がみられたら、放置せずに医療機関へ電話連絡してから受診をしてください。

日々の生活で免疫力が低下しないよう、食事や睡眠、運動のバランスに気をつけましょう。
文責 院長

子宮頸がん検診について

2018年03月30日

こんにちはcherryblossom
気温も暖かくなり、桜も満開で気持ちの良い季節になってきました。
いかがお過ごしですか?
 
今回は子宮頸がん検診の必要性についてお話します。
女性であれば、子宮頸がん検診を受けましょうと言われる機会が多くあります。
では、なぜ子宮頸がん検診が必要なのでしょう。
・自覚症状がない
・子どもが産めなくなってしまうこともある
・命を奪われることもある
これらの理由から子宮頸がん検診は女性にとってとても大切なものと言えます。
 
子宮頸がんは子宮の入り口の子宮頸部という部分に発症する女性特有のがんです。原因のほとんどはヒトパピローマウイルスで、これは性交渉での感染が多いです。初期の子宮頸がんは自覚症状がないので、定期健診で見つけるしかありません。
子宮頸がんを早期発見できないと、進行度や状態によっては子宮摘出手術を受けなくてはならない場合もあります。
子宮頸がんは20代から増えると言われており、検診率は増加しているものの欧米諸国と比較するとまだ低いと言われているのが現状ですthink
子宮頸がんは癌になる前の状態である「異形成」を発見しやすいがんであり、その「異形成」を発見するための検診はとても有効的です。
妊婦健診では子宮頸がん検診は必須項目となっています。
妊娠を考えている方、現在は考えていない方も自身の身体を守るために受けてみてはいかがでしょうか。
文責 院長

産後のサポート支援の必要性について

2018年02月17日

今回は産後のサポート支援の必要性についてのお話です。
妊娠・出産・子育ては人生で1回か2回のライフイベントです。妊娠・出産のイベントは晩婚化とともに高齢化しています。そのため、日本では多く見られる「里帰り」という習慣も、実母や義母の高齢化により頼ることが難しく、里帰りしない・できないという人が増えています。また、現代社会において赤ちゃんと接することやお世話をしたことがない人がほとんどで、赤ちゃんのいる生活がイメージしにくく、核家族化から孤独な子育て環境となってしまうことも考えられます。これらの背景から産前産後ケアが必要になってきています。
 
出産後の赤ちゃんのいる生活をイメージしてみましょうconfident
家事育児のサポートがとても重要となります。
出産直後はおよそ3時間おきの授乳とその間のおむつ替えで、数ヶ月は半徹夜作業が続きます。赤ちゃんの個性によって疲労度は変わってきますが、出産直後は赤ちゃんのお世話に精神的に興奮はしていても、体はとても疲労しています。さらに家事もとなると負担はとても大きくなります。また、抵抗力の低い新生児を人混みの中に連れ出すことは奨励されておらず、産後の外出も支援がないと買い物も困難になることが予測されます。そしてお母さんには休日もなく、一晩ゆっくり寝ることもしばらくはできません。
 
アメリカなど里帰りしないことが文化として成り立っている社会では、出産時には旦那さんが会社を休んだり早退してサポートし、ベビーシッターやボランティアなども利用して核家族向けの育児状況に合わせています。しかし、旦那さんの協力が国全体で低い日本ではそれが難しく別のサポートを用意することが必要になります、
 
今急速に産褥シッターやベビーシッターあるいはファミリーサポートなどが一般にも普及してきているので、前もって調べておくと良いでしょうconfident
これらは地域によって条件がさまざまなので、まず自治体を調べ、その地域に詳しい人に聞いたり、ネットで調べたりしてみてくださいね。実際に利用して試しておくと急な病気のときに安心して預けることができます。
また、周りの知人に一言挨拶して頼んでおくと、緊急の時に心強いですね。
文責 院長

睡眠と妊娠

2017年11月26日

今回のプレママコラムは睡眠と妊娠についてです。
季節によって、寝苦しい時期もありますが、春夏秋冬のなかで一番寝心地が良いとされるのは、秋の季節だそうです。
最近はだんだん寒い日も多くなり、冬が近づいてきましたsnow

妊娠とホルモンの関係はよく知られている話ではありますが、睡眠にもホルモンが関係しています。
人間の睡眠を促すホルモンはメラトニンと呼ばれ、このメラトニンの濃度は日中低く、夜になるとたくさん分泌されます。
メラトニン分泌のきっかけは、朝に太陽の光を浴びると、、その10時間から14時間後に分泌されるといわれています。
生活リズムが整っている場合、メラトニンの分泌に合わせ眠気が起きるようになっており、昼間はしっかりと活動でき、夜にメラトニンが分泌してくると眠くなるというサイクルで私たちは生活をしています。
妊娠しやすい身体作りの一つに規則正しい生活があげられます。過度のストレスや不規則な生活は、ホルモン分泌に影響を与え、妊娠しづらい場合もでてきます。ストレスが溜まると、睡眠が浅くなったり、ぐっすりと眠れないといったことも起こりやすいです。さらに妊娠すると、つわりやほてりなど体調の変化も重なり、妊娠前のようにぐっすり眠れる夜が少なくなったと感じることもあります。また出産が近づくころになると夜中に目を覚ます回数も増えてきて、睡眠が小刻みになりやすいです。この睡眠の変化は、お産を終え赤ちゃんとの生活が始まると、夜中に何度も授乳の時間がやってくるため、お産が近づく頃の体の準備といわれています。

妊娠前からご自身の睡眠環境に目を向け、快眠できる環境を整えることはとても大切なことです。現代社会では、不眠で悩まれる女性も多く、不眠が理由で心療内科を受診されることも珍しくはありません。不眠の症状によっては、ご本人の体調管理を優先に睡眠薬を処方される場合もあります。妊娠中は、内服できるお薬も限られるため、妊娠前に服用されているお薬がある場合は、ご自身で悩んで中断したりせず、医師へ相談しましょう。また当院で行っているプレママ健診でもご相談の機会がありますので、お気軽にお声かかけください。
文責 院長

妊娠とおくすり

2017年10月30日

こんにちは。前回はサプリメントについてのお話をしました。
さて、妊娠中のママにとって「お薬」についても気になる方は多いのではないでしょうか?妊娠に気付かず、お薬を飲んでしまった、妊娠前から飲んでいるお薬はおなかの中の赤ちゃんには影響はないの?…と、心配になることも多いですよね。
そこで今回は、妊娠中のお薬についてお話したいと思います。
 
お薬の多くは、血液中に取り込まれ、効果が表れます。妊娠すると、ママの血液、そして胎盤を介して赤ちゃんに多くのお薬が到達します。お薬の種類によって胎盤を通過しやすいお薬と通過しにくいお薬があり、ママに投与されたお薬の種類や方法によっても、おなかの中の赤ちゃんへ到達するお薬の量も変化していきます。
また、どの時期にママがお薬を使ったかによっても、おなかの中の赤ちゃんに及ぼす影響は変わってきます。
妊娠初期は、おなかの中の赤ちゃんの臓器がつくられる時期で、お薬の影響によっておなかの中の赤ちゃんに奇形が生じる可能性が高くなります。
なかでも妊娠4~7週は、「臨界期(りんかいき)」と呼ばれ、お薬によっておなかの中の赤ちゃんに奇形が生じる危険性が最も高くなる時期です。
妊娠中期以降になると、おなかの中の赤ちゃんがお薬によって奇形を生じるリスクはなくなっていきます。しかし、お薬の影響によって、おなかの中の赤ちゃんの臓器の働きや発育を妨げてしまう場合があります。
妊娠中、なるべくお薬は使いたくない!と思うママも多いかと思います。お薬を使わないで済むのであれば、それに越したことはないのですが、そこでいちばん注意していただきたいのが、「自己判断しない」ということ。
妊娠前から継続的にお薬を飲んでいた方が、妊娠を機に自己判断で内服をやめてしまった…というケースは少なくありません。しかし、それによって、症状が悪化し、かえっておなかの中の赤ちゃんに悪影響を及ぼすこともあります。
しかし、実際は妊娠中、お薬の多くは使用することができ、使用できないお薬はごく一部と言われていますので、そんなに不安になる必要はありません。

妊娠中のお薬に関しては、必ずかかりつけ医や薬剤師に相談して、適切なお薬を正しい方法で使っていただけたらと思います。また、継続的にお薬を使われていて、妊娠をご希望される方は、前もって医師に相談しておくと安心ですね。

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文責 院長

葉酸のサプリメントについて

2017年08月24日

妊活中、妊娠中に葉酸が必要だという事はご存知の方も多いと思います。
葉酸のサプリメントは妊娠がわかってから飲みは始める方が多いのですが、妊娠6週ごろには赤ちゃんの脳や脊柱のもとになる神経管が形成されてしまうので、赤ちゃんを欲しいと思った頃から、食事に加えてサプリメントでも摂取し始めることをお勧めします。

妊娠してからも母子ともに健康な出産を迎えるためには、葉酸だけではなくたんぱく質、ビタミン、ミネラルが必要になります。
 
本来なら食事からの摂取が一番望ましいのですが、今の時代働く女性も多いので、食事だけで十分な量の葉酸を摂る事は難しい事と食品に含まれている葉酸は加熱処理で活性が失われやすく、吸収率が半分以下になる事もあるので、妊娠前からサプリメントで補うことも大切になってきます。
もちろん日頃の食事も大切です。
海外では食品に添加しているくらい国全体で葉酸摂取対策が取られています。

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ではどんな葉酸のサプリメントを選んだらいいのでしょうか?
薬局やドラッグストアへ行くと様々なサプリメントが市販されています。
何を基準に選んだらいいか迷われると思います。
もし迷われたら、当院のスタッフにお声をかけてください。
クリニックでサプリメントをご用意しています。
当院でお薦めしているサプリメントは葉酸だけではなく、妊娠時に必要な栄養素を含んでおりエビデンスに裏づけされているものがございますので、安心して飲むことが出来ます。
 
妊活中で当院に受診した事がない方でも購入可能ですので、その際お食事の相談もお受けできますので、お気軽にご来院ください。
文責 院長

プレママ健診

2017年06月28日

こんにちは。
今回は、東京マザーズクリニックで行っているプレママ健診についてお話したいと思います。
東京マザーズクリニックでは、妊娠前の女性を対象にプレママ健診を行っております。

プレママ健診では、妊娠前の採血や診察行うことで、ご自身の身体の状態がより詳しく知ることができます。
またパートナー健診もあり、パートナーの方へのウイルス抗体等もお調べすることができます。

プレママ健診は、あなた自身のためでもあり、あなたを支えるパートナーやこれから生まれてくる赤ちゃんのためにも大変意味のある健診となってきます。

東京マザーズクリニックでのプレママ健診は、一般的な婦人科のみの検診施設とは異なり、分娩施設も併設しているため、プレママ健診を受診される患者様のなかには、お産に関するご不安やご質問も多く聞かれます。
妊娠前の身体のことに関心をもっていただいているからこそ、その先のお産についてもご不安なことがあれば何でもご質問ください。
どんな方法でお産をしようかな…、自然分娩ってしてみたいけど怖いな…、無痛分娩って本当に痛くないのかな…。些細な心配事でも構いません。

無痛分娩に特化した東京マザーズクリニックだからこそ、無痛分娩についてより詳しくお話しできると思います。
東京マザーズクリニックでは、24時間無痛分娩対応しており、自然分娩と無痛分娩どちらもお選びいただけます。
皆様のご来院をお待ちしております。
文責 院長

月経と女性の体調について

2017年03月11日

女性にとって月経はホルモンバランスを整える為、また、新しい命を宿す為の準備としてとても大切なものです。頭では分かっていても毎月やってきて、長いお付き合いとなる月経は時として煩わしく感じてしまうこともあるのではないでしょうか。しかし、月経は毎月、子宮内膜を新しくする為に起こるもので、「小さなお産」とも呼ばれているほどとても重要な役割をしています。
さて、みなさんは月経時の経血を観察したことはありますか?経血の状態は、自分自身の身体の状態を映し出してくれているそうなのです!経血を観察して、自身の体調の変化にいち早く気が付いて、しっかりと身体を労わってあげましょう。経血の状態を東洋医学の視点から観察し、その改善策を下記に載せましたので、チェックする指標にしてみてください!
□正常な経血の色と性状
 血液の色よりも少し濃く、若干の粘り気があります。
□さらさらと水っぽく薄いピンク・薄い黄色の経血
 身体の元気と血が不足気味で、疲れやすく、胃腸も弱っている状態です。
 身体を温め、血を造ってくれる食材を意識して摂りましょう。また、温かく栄養のある物をしっかり噛んで新陳代謝を高めていきましょう。
□赤紫色の経血
 身体の中を流れる気と血液のめぐりが滞っている状態です。知らず知らずに、日常的なストレスが溜まってしまっているのかもしれません。
 少しでもストレスが軽くなるように、ゆっくりと深呼吸をして、軽めの運動などで汗を流してみましょう。
□赤黒いくすんだ色の経血
 身体全体の冷えで血行が悪くなっている状態です。
 冷たい食べ物・飲み物の摂り過ぎには気を付け、身体を冷やさないようにしましょう。
□鮮紅色(真っ赤)の経血
 熱が身体にこもっている状態です。
 運動で汗をかくことで熱を発散させたり、辛い物や刺激物の摂り過ぎには注意しましょう。熱を冷ます食材(きゅうりやなすなど)を適量摂るのも良いでしょう。
□経血の中に小さい血の塊がある
 気が滞り、代謝が悪くなっている状態です。
 身体を冷やさないようにしましょう。
□経血の中にレバーの様な大きな血の塊がある。
 かなりの冷え性で、身体の中の血液や余分な水分が滞っている状態です。
 下半身を重点的に足湯などで温めましょう。また、甘い物・お酒・肉など脂っこいものの摂り過ぎには注意しましょう。

このように経血の状態は、ストレスや食事バランスの崩れなど生活習慣の乱れによって影響が出やすいです。生活習慣を改善することで良くなればいいですが、子宮筋腫や子宮内膜症の疑いなども考えられるので、少しでも気になる症状や不安がある方は一度婦人科で診て頂くことをおすすめします。
文責 院長

ダイエット【後編】

2017年02月27日

ダイエットのお話の続きになります。前編はこちら

健康的でキレイに痩せるダイエットはどうしたらいいの?の疑問にお答えします。
 
まずカロリー神話にとらわれていませんか?
・カロリーが高いからお肉は食べないようにしている。
・ケーキを食べたいからご飯は食べないようにしている。
・太るから油はほとんど摂らないようにしている。
・食べずにハードな運動をしている。

全てダイエットとしては間違いです。
そんな無謀なダイエットで体重を落としても、本来の太る原因であった食習慣を改善
していなければ、暴飲暴食でリバウンドをしたり、徐々に体重が増えることが多いのです。
 
では太る原因である食習慣の改善はどのようにしたらいいのでしょうか?
食べる量を制限する事ではありません。カロリーだけを見ることではありません。
不要なエネルギーは摂取しないようにして、自分の体脂肪をエネルギーとして
使うために必要な材料を積極的に食べることが重要なのです。
 
その必要な栄養とは、ずばりたんぱく質です。肉魚卵などの動物性たんぱく質と納豆や
豆腐などの植物性たんぱく質が必要です。脂質はカロリーが高くて敬遠しがちですが、
代謝に必要な各種ホルモンを作る材料になるため、良質な油を適量は必要です。

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糖質はエネルギー源にはなりますが、体内で余った糖質は贅肉になるのみです。
単品のそばだけ、パンだけなど糖質主体のものだけでは痩せないですし、サラダだけでも痩せないのです。
そして糖質×脂質は贅肉をたくわえる最強コンビです。女性が好きなピザ、パスタ、カレー、オムライス、ケーキ、アイスなどです。気をつけたいですね。
 
たんぱく質といい油と適量の糖質量でリバウンドをしないダイエットをめざしましょう♪
文責 院長

ダイエット【前編】

2017年01月21日

年末年始のイベント続きで、気が付けば体重がドーンと増えてしまい、そろそろダイエットを始めなければと思った方もいらっしゃるのではないかと思います。

多くの人がダイエット=運動や食事制限によって痩せることと解釈していますが、本来は運動や食事量を管理して適正な体重にしていくことがダイエットの意味となります。
ただ若い女性の痩せ願望やダイエット志向が強く、やせが増加しています。その背景には各種メディアの影響などもあるのでしょうか。
実は多くの女性はやせる必要がないのに偏った食生活を送ったり、極端なダイエットを繰り返すことによって、健康問題のリスクを高め、さらに若い女性や妊婦の低栄養問題は「次世代の子ども」の生活習慣のリスクを高めると言われています。
 
まず本当に痩せる必要があるのか、まず見てみましょう!
BMIを計算してみましょう。
BMIとは体格指数として肥満の判定に用いられます。
[計算式] 体重(kg)÷身長(m)の2乗
BMIが22の時の体重が病気にもっともかかりにくいと言われています。
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ただ女性ですとBMI22だと気になる方もいると思うので、そんな方は間違ったダイエット
ではなく、はつらつといた元気できれいな女性をめざしてダイエットをして欲しいと思います。
 
ではどうしたらいいか、次回お話いたしますのでご期待下さい。
文責 院長

インフルエンザの予防接種について②

2016年12月09日

では、インフルエンザの予防接種に関してご紹介しました。
続いて、インフルエンザに予防に関してお話ししたいと思います。
 
予防接種に関してはさまざまな考え方があると思います。
インフルエンザの予防は、なにも予防接種だけではありません。
手洗い、うがいを徹底する。人込みを避け、外出する際にはマスクを着用する等基本的な予防対策が重要です。
もちろん家族にも徹底してもらう必要がありますので協力してもらいましょう。
しかし既に小さなお子さんがいる家庭だと、お子さんが幼稚園や小学校でインフルエンザをもらってくることが非常に多いです。
とくに予防接種を受けることが望ましい方は
* 喘息などの呼吸器疾患や心疾患、糖尿病などの持病のある方。
* 普段から風邪を引きやすく、長引いたり高熱が出たりしやすい方。
* 安定期以降の妊婦さん
* インフルエンザ患者に接する機会のある方
(医療従事者,学校・幼稚園・保育園等の勤務者など)
これらの条件をもとにご自身で考え予防接種を受けるか受けないかの判断をするのが良いでしょう。
不安な方はかかりつけの産院で相談してみて下さいね。
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インフルエンザの症状の特徴としては、突然の38℃以上の「高熱」や全身倦怠感、関節痛や食欲不振などの「全身症状」が強く現れます。やや遅れて、咳(せき)やのどの痛み、鼻水などの「呼吸器症状」が現れ、腰痛や悪心(吐き気)などの「消化器症状」を訴えることもあります。
風邪症状は咳や鼻水、のどの痛みなどから始まり、症状は緩やかに出て来ることが多く、突然の高熱や関節痛はインフルエンザを疑うと良いでしょう。

今の時期から流行することが予測されるインフルエンザを予防して楽しい冬を過ごしたいですね。
文責 院長

インフルエンザの予防接種について①

2016年12月09日

最近はすっかり寒くなってきましたね。
この季節、気になる病気のひとつがインフルエンザです。
 
今回は、インフルエンザの予防接種に関することをお伝えします。
妊娠中、予防接種を受けても良いものなのか?気になる方は多いと思います。
結論からお伝えすると、「受けることが推奨されています」。
これまでに赤ちゃんに悪影響が出たという報告はなく、流産・奇形の危険性が高まるという研究結果もないため妊娠初期も含め全妊娠期間においてワクチン接種希望の妊婦さんは接種することが出来ます。
しかし、妊娠しているかどうかに関わらず重いアレルギー(特に鶏卵類)のある方はinful.png
重篤な副作用を起こす可能性が高いです。迷った時は産院で相談しましょう。
 
 

予防接種の基本的な考え方は、予防接種による副作用・副反応よりも病気になってしまった方が重大だという判断によるものです。
特に妊婦さんに限っては、インフルエンザに感染した場合、インフルエンザウイルス薬ははっきりと安全性が確認されていないので十分な考慮の上で投与することになっています。
そのため、予防接種をせずにインフルエンザにかかってしまうと症状が長引き、辛い思いをすることになってしまいます。また、妊婦さんは免疫力の低下や身体の変化からインフルエンザに感染すると重篤化しやすいと言われています。
 
これらのことから、妊婦さんは特にインフルエンザに対する予防が大切になりますね。
そして、インフルエンザかな?と思ったら早めの受診をおすすめします。

②で予防についてお話します。
文責 院長

鉄分の話

2016年10月19日

前回葉酸の話しがでていたので、今回は鉄分の話をしたいと思います。
 
妊娠だけにかかわらず、現代の女性に鉄分不足の症状がある方が多いので、下記のような症状がある方は鉄分不足を疑ってみて下さい。

  ・めまいや立ちくらみをよく起こす。
  ・肉や魚、卵をあまり食べない。
  ・爪が割れやすい。
  ・顔色が悪いとよく言われる。
  ・食後にコーヒー、紅茶を必ず飲む。
 
妊娠前から貯蔵鉄が足りないと、妊娠して週数が進むに従って循環血液量が増える為、血液が薄くなりもっと貧血の状態がひどくなる事もあります。
貧血はお腹の中での赤ちゃんの発育にも、出産後の発達にも影響する事があるので、日頃からしっかり貯蔵しておきたいですね。
 
そのためには、以下のように食べ物の内容に注意して欲しいと思います。

1.バランスよく食べること、その上で鉄分の含有量の多い物を意識して食べること。 
鉄分の含有量が多い物としては、牛もも肉、豚ヒレ肉、まぐろ、あさり、卵などがあります。
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2. 鉄分を貯蓄するためには、鉄分だけを摂ればいいのではなく、葉酸、ビタミンB6,12も赤血球を作るためにも欠かせない栄養素となります。

3. ビタミンCも同時に摂ると吸収率が高まります。
 
鉄分をしっかり貯蓄していきいきした毎日を過ごしたいですね。
文責 院長

葉酸のお話

2016年09月16日

まだまだ暑い日が続いていますが、8月も終わり、少しずつ秋を感じられるこの頃。
いかがお過ごしでしょうか?
 
今回は「葉酸」についてお話ししたいと思います。
 
妊婦さんに必要な栄養素として、だんだん定着してきているのが葉酸。赤ちゃんの脳や神経を作るのにとても大事な栄養素なんです。
 
葉酸というのは細胞の伝達情報が集まっているDNAの合成に必要なビタミンです。葉酸を摂取することで神経管閉鎖障害(脳や神経の先天性異常、障害)の発症リスクを低くすると言われています。
では、葉酸をいつ摂取したら良いのかな?という方も多いと思います。
赤ちゃんの脳や神経が作られる大切な時期は妊娠3か月目までです。そのため、妊娠1か月以上前から妊娠3か月までの間に必要な栄養素なのです。
最近は「葉酸を摂りましょう」というパンフレットやポスターを目にする機会は増えましたが、妊娠初期では妊娠に気づかない人も多く、気づいたら3 か月を過ぎていたということもありますよね。妊娠がわかって産婦人科に行くときは、もう既に葉酸が必要な時期は過ぎていたりします。
妊娠がわかってから慌てて栄養のことを考えるのではなく、妊娠を考えている方は、常に葉酸を摂っておくと安心ですね。

葉酸は、その名の通り、葉もの野菜に多く含まれる栄養素です。日本人の食事摂取基準(2010年度版)では、葉酸の推奨量は、成人女性では1日240μgですが、妊婦の場合はそれに加えて240μg。合わせて480μgにもなります。これを、野菜に換算すると…ほうれん草なら1束、アスパラガスなら16本!これを毎日食べるのはとても大変です!
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食欲がない妊婦さんやつわりのある時期はつらいですよね。そして、葉酸は熱に弱く、調理のときに栄養素が失われやすいため、サプリメントで摂ることをおすすめしています。
厚生労働省は、食品からの摂取に加えて、サプリメントから1日0.4mg(400μg)の葉酸の補給を勧めているので、目安にすると良いですね。
文責 院長

基礎体温を測って記録しましょう

2016年08月03日

やっと梅雨が明け毎日暑い日が続いていますがいかがお過ごしでしょうか?
 
今回は、「基礎体温」についてお話しいたします。
 
基礎体温とは、朝身体を動かす前の最も安静時の体温のことをいい、婦人体温計を使って、舌の下で測ります。
基礎体温を測り、記録することによって、ホルモンの変化、排卵の有無や月経の時期、妊娠しやすい時期、体調やストレスなど、ご自身の身体の状態を把握することができます。
 

基礎体温を毎日つけていくと、低温期と高温期に分かれ二層性になります。

    低温期:月経開始日から排卵日まで
    高温期:排卵日から月経開始前日まで
 
身体の状態によって、理想的なグラフにならないこともあるかもしれませんが、「体を整える」ことで変わっていきます。
 
◇測るときのポイント
・毎日朝起きたら、起き上がる前に測る
(寝る前、起き上がらず手が届くところに体温計を置いておきましょう)
・婦人体温計を使い、舌の下で測る
・毎日同じくらいの時間に測る
 
◇記録のポイント
・測ったらすぐに記録する(折れ線グラフになるように)
・その日にあったことを一緒に記録する(例えば、生理の日、夫婦生活を持った日、風邪をひいた日、精神状態、生理以外の出血や痛みなど)
 
体温を毎日測って記録し、グラフ化することに意味があります。
基礎体温表は、ネットでダウンロードしたり、入力するだけでグラフにしてくれる便利な携帯アプリなどたくさんありますので、ご自身にあった方法で記録するとよいでしょう。
 
まずは、基礎体温を測って記録することで、ご自身の今の身体の状態を知ることから始めてみましょう。
文責 院長

栄養士さんからのメッセージ②

2016年02月26日

前回に引き続き、栄養士の鈴木さんに今回は看護師の清水がお話を伺いたいと思います。

清水
前回は妊娠前からのお食事が大切だというお話を伺いました。
では具体的に妊娠を希望する女性はどのような食事を選んで食べたらよいのでしょう?
鈴木
前回は栄養素のお話をしましたね。残念なことにこれを食べていたら妊娠ができるという食べ物はありません。
ただ、食生活から妊娠しやすいからだづくりを目指すことはできます。
そのポイントをお話していきます。
①主食の炭水化物は量より質に気をつけましょう。
白米や白いパン、じゃがいもなど消化吸収の早い炭水化物は血糖値がジェットコースターのように上下します。
この食生活を続けると卵子の成育の障害や卵質の低下を引き起こし不妊のリスクを高めます。
ご飯は玄米や雑穀米、グルテンフリーのパン・うどん・パスタなどがおすすめです。
これらの消化に時間がかかるものは妊娠力を高めます。また将来心臓病や2型糖尿病のリスクを防ぐ効果ももたらします。

②脂質の種類に気をつけましょう。
オリーブオイルやオメガ3脂肪酸は積極的に摂りましょう。
オメガ3脂肪酸とはいわし・あじ・さんまなどの青魚、亜麻仁油、シソ油、えごま油などがあります。
避けたいものはトランス脂肪酸です。ショートニングやマーガリンに含まれています。
市販のお菓子や菓子パンにも含まれています。外食では揚げ物にも多く、知らないうちに多く摂っていることもありますので注意が必要です。

③タンパク質は多くの食べ物から摂りましょう。
肉・魚・卵などの動物性タンパク質は必須アミノ酸を多く含み身体を構成するのに大切です。
手のひらサイズの大きさの量を毎食しっかり食べましょう。
植物性タンパク質の豆類も大切なタンパク質源なのでどちらに偏ることなく摂ることが大切です。

清水
おすすめの献立はありますか?
鈴木
かきのミルク煮、牛肉と大豆のカレー炒め、あじのムニエルソースは鉄分・亜鉛も含まれているのでおすすめです。
清水
他に注意するべきものはありますか?
鈴木
なるべく避けたいものは、砂糖、カフェイン、ジャンクフード、甘いジュース、化学調味料、着色料などです。
清水
加工食品や外食よりも自分で材料を選んで食事を作って食べることが近道のような気がしますね。
鈴木
妊娠する前からのからだづくりが大切だということを知っていただけたでしょうか。
これは妊娠しやすいからだづくりだけではなく、胎児が順調に育つこと、無事に生まれること、さらには産後の健康、家族の健康にもつながっていきます。
清水
ありがとうございました。私も食生活を見直してみようと思います。
文責 院長

栄養士さんからのメッセージ

2016年02月04日

今日のキラキラ妊活コラムは、当院で妊産婦様の栄養面をサポートしている栄養士の鈴木さんに、妊活に必要な栄養の知識についてインタビューしてみました。

看護師・久保田(以下久保田)
 妊娠してから食事に気をつけるのでは遅いというのは本当ですか?
栄養士・鈴木(以下鈴木)
 本当です。実は現代の日本において、若い女性の栄養不足が問題になっているのをご存知ですか?この飽食の時代で栄養不足と言われると違和感を感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、ダイエットのために野菜や果物しか食べない、お菓子を食べる為に食事を抜いてしまっている、コンビニのおにぎりや菓子パンで3食を過ごしてしまっている、など偏った食生活の方が増えています。妊娠には、健康な子宮と卵子、代謝の良い健康的な体が大切です。ですので、妊娠したから栄養に気を配るではなく、妊娠するために栄養に気を配って頂けるととてもいいと思います。

久保田
そうですよね。私も栄養面かなり偏っている気がします。
鈴木
栄養が慢性的に偏ってしまうと冷え性や頭痛、肩こりなど、体の不調が起こる原因になってしまうんです。薬を飲んでその場をしのぐより、原因となっている食習慣を見直すことで、体調も良くなるうえに全身に栄養が行き渡り、卵子の状態も子宮の状態も良くなって、妊娠しやすい体作りが出来ていきますよ。
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  久保田
なるほど。では具体的にどんな食事(栄養)を摂ったらいいでしょうか?
鈴木
まずバランスのいい食事が大事ですね。その上で取ってほしい栄養素があります。
①タンパク質…体のあらゆる組織はタンパク質で出来ています。実はホルモンもそうなんですよ。また摂り込んだ栄養を全身に送り届け活性化させてくれるという重要な役目も担っています。アメリカの研究では高たんぱく・低糖質の食事が体外受精の妊娠率を4倍に増加したとの報告が上がっています。具体的に言うと、お肉やお魚では80g/日、卵は1~2個/日、納豆1パック/日、豆腐半丁/日を組み合わせていくと理想的ですよ。
②鉄分…妊娠すると、赤ちゃんの血液を作る材料としてお母さんの鉄分を赤ちゃんに届けるため、貧血になりやすいです。それを予防するために、妊娠前から鉄分を蓄えておくといいですね。牛肉(赤身)やレバー、カツオ、あさり、マグロなどは食事に取り入れやすいと思います。私の経験では、動物性タンパク質をしっかり摂っている方に貧血の方は少ないですね。
③亜鉛…亜鉛は子宮の環境を整え受精卵の細胞分裂を促す働きがあります。亜鉛が不足してしまうと女性ホルモンの働きが低下し、卵子の発育にも支障が出てきてしまうので、とても大切な栄養素だといえます。また妊娠中であれば赤ちゃんの発育がゆっくりになってしまったり、皮膚が弱くなってしまうなどの影響が出ることもあるんです。
④葉酸…葉酸には赤ちゃんの脳の発育を助けたり、神経を作る働きがあります。まだお母さんが妊娠に気づけないような時期からそれらの重要な発育が始まっていますので、妊娠前から積極的に摂取できていることが望ましいですね。葉酸が不足しないことで、赤ちゃんの無脳症や二分脊椎などの神経管閉鎖障害の発生リスクも抑えることもできます。こちらは食事だけでは補いきれな事が多いのでサプリメントで摂取するのも一つの方法だと思います。



久保田
妊娠前からこれだけ準備が整っていると、安心できますね。他に何か気を付けることはありますか?
鈴木
そうですね。妊娠前の体重管理も大事ですね。痩せすぎていても太っていても妊娠中の健康状態に大きく関わってくるので適正な体重を知ることも大切です。

久保田
では最後にプレママの皆様に一言お願いいたします。
鈴木
今の食事で大丈夫かしら?など、ご不安な事、心配事があれば1人で悩まずぜひご相談ください。ここでは伝えきれない情報もたくさんありますし、プレママ健診ではもっと詳しくご説明させていただいています。そして妊娠された皆様にお会いできる日を楽しみに待っております。
文責 院長

冷え性予防と悪化を防ぐ

2015年12月22日

今年最後のキラキラ妊活コラムになります。
最後のテーマは「冷え性予防と悪化を防ぐ」です。

前回のコラムでは、女性特有の冷えの原因となぜ予防した方が良いかについてお話させていただきました。
今回は冷え性予防です。
冷え性の予防では、体の4か所を中心に温めていきましょう。
場所は首、手首、足首、お腹周りです。特に足首やお腹周りは、妊娠中の女性でも冷えている方が多いので日頃から温めておくと良いでしょう。
足首は靴下だけではなく、レッグウォーマーを着用したり、お腹周りには腹巻がお勧めです。

冷え性予防もう一つのポイントは食べ物です。
体を温める食べ物ですっかり有名になったのは生姜ですね。
根菜類やイモ類もからだを温める食べ物になります。
料理で摂るほかに、飲み物で体を冷やさないように気を付けていただきたいです。
温かい飲み物はもちろん体を温めますが、カロリーが気になるという方へ白湯はいかかでしょうか。
夏はミネラルウォーターを常温で、冬には白湯を。
最近のコンビニエンスストアでは、常温のお水も売っていますよね。
一昔前では見なかった光景です。体を冷やさないように皆さん気をつかわれていますね。

最後に一番のお勧めは運動です。
このコラムを書いている私も、実は冷えに悩まされた1人です。
そんな私がこの一年間筋力トレーニングとウォーキングを行い、悩まされていた体の冷えが本当に改善されました。
冷えについて色々調べてみると、やはりどの参考書にも筋肉量を増やし代謝をアップさせるために運動を行いましょう、と書かれています。
一年間運動を継続し、筋肉量を増やしたことで確実に冷えが改善したように感じます。
冬になると毎年ホッカイロが欠かせなかった私が今年はまだ使うこともなく過ごせています。
筋肉量が増え、代謝機能がアップすることで、こんなにも体に良い影響が出ると実感することができました。

寒い季節ですし、なかなか運動しようという気が起こりにくいかもしれません。
しかし、継続は力なりです。突然体を変えることは難しいですが、少しずつ良い方向へ体作りを行うことは可能です。
妊娠中多くの女性を悩ませるは体重管理です。増えてしまいがちな体重をコントロールするには、やはり運動が欠かせません。
しかし、実際妊娠してから運動を始めるということは思っている以上に億劫で、大変なことなんです。
妊娠前から運動に慣れ、体を動かしていると妊娠中の体重コントロールも上手くいきます。
出産も育児も体力勝負です。
今の体だけでなく、これからの体作りに少しずつ運動習慣をつけましょう。
文責 院長

女性と冷え

2015年11月22日

今年もあと1か月となりました。
街路樹の葉も徐々に色づき始め、朝晩の寒さも一段と増してきました。

さて今回は「女性と冷え」についてお伝えします。
寒い季節が近づくと、だんだんと手足の冷えに気付く方も多いと思います。
最近は年中通して冷えを感じる女性も多く、夏の暑い時期にも「冷房冷え」などと言った冷えがあるほど寒い季節に限ってみられるものではなくなりました。
妊婦健診で妊婦様の足の浮腫みをみたり、お腹に触れたり、採血で手に触れるなど、私たちは色々な場面で人の体温を感じとりますが、やはり自分の手も含めて冷えを実感することが多くなりました。

では、なぜ女性は冷えを感じることが多く、なぜ体を冷やしてはいけないのか。
もう一度確認してみましょう。
まず女性は男性に比べて脂肪が多く、筋肉量が少ないとされています。筋肉は身体の中で熱を産生し、血液を全身に送り出す役割があります。反対に脂肪は、一度冷めたら温まるのに時間がかかると言われています。
そのため、男性よりも筋肉量が少ない女性は冷えが起こりやすく、治りにくいと言われています。
また無理なダイエットも冷えを引き起こすとされており、筋肉量の減少を招くだけでなく、偏った食事によりエネルギー産生が十分に行われず、冷えの原因に繋がりやすいです。
特に夏場などは薄着のファッションにより体を冷やしてしまうことも多く、冷房の効いた部屋や乗り物にも左右されますが、薄着で過ごすことでさらなる冷えの悪化を招くこともあります。
最後に女性だけに限ったことではないですが、日々のストレスの積み重なりも冷えに影響を与えます。
ストレスの蓄積は、自律神経の乱れを引き起こし、血管を収縮させ冷えが生じます。
自律神経はホルモンの分泌とも密接に関わっているため、妊娠を控えている女性はストレスをため込まない生活を送ることが大切になってきます。

人の体温は36.5度前後です。この体温が維持が出来ていれば、人の体の一つ一つ細胞も活発に働き、新陳代謝も盛んに行われると言われています。
反対にこの体温を維持できず、低体温となっている場合、人の体はどうなるのでしょうか。
細胞も働きも弱まり、免疫細胞の低下から体調を崩しやすくなっていしまったりホルモン分泌の低下や自律神経の乱れなど様々な不調を起こすきっかけとなります。
人は、生命活動に欠かせない臓器は後回しにされやすいです。
必要な血液が送られなければ、正常に働くことが難しくなってしまいます。
血流が悪くなることがホルモン分泌に影響し、排卵に必要なホルモン分泌が十分に分泌されないことや着床しにくいこともあります。

たかが冷えち放っておくことで、たくさんの影響を与えることもあります。
冷えを改善し、低体温を予防しましょう。
まずは、ご自身の体が冷えていないか感じとってみてください。
次回は「冷え性予防と悪化を防ぐ」です。
文責 院長

妊活と口腔ケア -続き-

2015年11月06日

今回も前回に続き、妊活と口腔ケアについてお話したいと思います。

妊娠すると、ホルモンの影響で口腔環境が悪化することや、つわりの時期に歯磨きが不十分になることなどで、虫歯にもなりやすく、悪化もしやすいということは前回もお話しました。

虫歯はミュータンス菌によって引き起こされます。
このミュータンス菌、実は産まれたばかりの赤ちゃんの口の中にはいません。
主に保護者から唾液を介して感染すると言われています。
ミュータンス菌が大きほど、また、感染の時期が早いほど虫歯になりやすいと言われています。

将来生まれてくる我が子の虫歯を予防するには、まず親の虫歯菌を減らすことです。

しかし妊婦さんの虫歯治療では抗生剤や痛み止めの薬の使用は最小限にしたいものです。
ですからせめて妊娠する前に虫歯や歯周病の治療は済ませ、妊娠中は口腔内環境を良好に保ちたいものですね。

妊活の一環として、かかりつけの歯科医院を持ち、お口の中の環境をいつでも整えておくことが大切ですね。
文責 院長

妊娠と口腔ケア

2015年10月07日

みなさんは定期的に歯科検診へ行っていますか?

妊娠を望む女性にとって、お口のケアはとても大切です。

妊娠前にやっておけばよかったこととして、「歯医者へ行くこと」と挙げられる方は少なくありません。

妊娠するとホルモンバランスの変化によって、虫歯や歯周病になりやすくなります。
また、つわりの影響でお口の中が酸性に傾き、口腔内環境が悪化する上、甘いものや酸っぱいものを摂る回数が増えたり、十分な口腔ケアが行えずに悪化させてしまうことがあります。

そして、歯周病は早産の危険因子であると言われています。

歯周病は歯周病菌による炎症であり、この炎症が血中のサイトカインを増加させ、これによって陣痛の誘発に関わるプロスタグランディンを分泌させると言われています。
これが早産の原因の一つになると考えられているのです。

そのため、適切な口腔ケアや指導を受けている妊婦さんは、そうでない妊婦さんに比べ、早産リスクが減ると言われています。

妊娠を望む女性にとっても、妊娠する前から口腔ケアを行っておくことはとても大切ですね。

次回は虫歯についてお話ししたいと思います。
文責 院長

妊娠する前の禁煙のススメ

2015年08月16日

さて今回は、前回に引き続きタバコのお話です。

妊娠してからタバコをやめようと思われている方、妊娠したからタバコをやめようと努力中の方。
いらっしゃいませんか?
特にタバコをお吸いになる旦那様の中にも、そうお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
新しいご家族のための決意、意気込み、素晴らしいですね!!

ですが実はひとつ落とし穴があります。

妊娠を確認するには、超音波で見えるほどの大きさまで赤ちゃんが大きくならなくてはなりません。
ご本人も生理が遅れたことで気付く事がほとんどですので、おおよそ妊娠4週以降の発覚、という事になります。
すなわちその4週間、ママは気が付かずに煙を吸い続けてしまうことになるのです。

妊娠に気が付かない期間中、風邪薬や痛み止めのお薬をのんでしまいご心配される方は多くいらっしゃいますが
タバコはいかがでしょうか?
自分が吸っていなくても、ご家族の喫煙や外出先での副流煙等、吸い込んでしまう機会は多々あるのではないでしょうか。
実際は妊娠中内服のできないお薬同等、もしくはそれ以上の大きなリスクをはらんでいます。
もし妊娠中も禁煙することができなければ、赤ちゃんの成長だけでなく、分娩自体にも大きな合併症を起こすなどの
事態を招きかねません。
妊娠中の喫煙や受動喫煙はそんな恐ろしい事だと御認識いただければと思います。

中毒性のあるものをやめる、という事はとても大変なことです。
特に妊娠中は身体的にも精神的にも変化が大きく、順応することが大変な時期ですから、
そうなる前にご自身とご家族の禁煙が成功していることが何よりも望ましいのです。
文責 院長

女性とたばこ

2015年07月24日


今回は女性とタバコについてのお話しです。
このコラムを読んでいらっしゃる方の中には、ご自身が吸われなくてもご家族に喫煙者がいらしたり、お仕事のストレスや過去の習慣として現在も止められずにいる方がいらっしゃるかもしれません。

現在、厚生労働省の調べでは女性の喫煙率は全体で9.1%、10人集まれば約1人の確率です。特にプレママ世代の喫煙率が意外と高く、20代で14.3%、30代で18.0%となっています。

タバコの健康被害については皆さまもご存じの事が多いと思いますが、特に女性にとって…となるといかがでしょうか?

実はタバコの煙を吸うという事は、女性ホルモンの分泌を著しく低下させるといわれています。それは周囲の人が吸っている煙を吸ってしまう『受動喫煙』でも起こるのです。
そもそも女性ホルモンは、女性らしい体作りや安定した精神状態、妊娠・出産に欠くことのできないホルモンです。また最近は、美肌にも重要なホルモンだと有名になりましたよね。
この重要な女性ホルモンが減少し、分泌までも抑制されてしまうと、美容と妊活に大きな影響を与えてしまうのです。
特に妊活において、タバコの成分は卵巣に有害で、それは喫煙期間に大きく影響を受けます。卵子の老化や生殖機能の低下を早め、閉経も数年早くなるとも言われています。また、卵巣が担っているホルモン分泌の役割を阻害することで、妊娠をしにくい状況になってしまうとも言われています。

タバコは百害あって一利なしはよく言われますが、とはいえ簡単にやめられる物ではありませんし、何度も禁煙に挫折する方もたくさんいらっしゃいます。
それでも、もしやめることができたら、ここに書いてあることの反対のことが起きます。女性ホルモンがたくさん分泌され、美肌を得ることが出来、卵子も子宮も健康で、妊娠もしやすくなるということです。
妊娠する前から赤ちゃんを迎える準備として、ご自身で、またご家族で、環境を整えていくことが出来るといいですよね。


次回は「妊娠する前の禁煙のススメ」についてお話しさせていただきます。
文責 院長

紫外線対策について

2015年06月16日

前回は妊娠と紫外線についてお伝えしました。
今回は、今の時期に欠かせない紫外線対策についてお伝えします。

1年の中でも紫外線量が多いと言われているのが、春から初秋、4月から9月です。
1日のうちではお昼頃にピークを迎えやすく、今の時期も日中は紫外線の強さを直に感じることも多いと思います。日中に外出をされる場合は、きちんと紫外線対策を外出するようにしましょう。

紫外線対策の要は、UVカット仕様や日焼け止めの使用です。
日焼け止めは外出前に塗ることが多いですが、汗とともに流れて効果が薄れることがありますので、こまめな塗り直しが必要になります。日焼け止めの中には添加物が使用されているものも多く、肌トラブルを起こしてしまう方や毎日のデイリー使いによる肌の負担が心配といった方もいらっしゃると思います。そんな方には、UVカット仕様のウェアや日傘、帽子など上手に利用されてみてはいかがでしょうか。UVカット加工の無いものでは、出来るだけ黒や紺など色の濃い物を選ぶようにしましょう。

最後に紫外線対策における注意点です。極度に紫外線を避けることでビタミンD濃度が減少してしまうことが分かっています。ビタミンDは骨を丈夫にしてくれるだけでなく、妊娠中にもしっかりと濃度を保つ必要があります。最近では、赤ちゃんの中にもビタミンD欠乏がみられ、原因をたどると妊娠中のお母さんのビタミンD欠乏が影響していることが分かっています。昔は日光浴という言葉も良く聞かれましたが、現代ではなかなか日光浴を積極的に行うのは気が引けるかもしれません。しかし、日焼け止めをせず、日光浴を20分程度行うだけで、効果的にビタミンDを体内に産生することができます。サプリメントまで摂取する必要はありませんが、日光浴と併せて普段からバランスの摂れた食生活を心がけるようにしましょう。
将来的に赤ちゃんの健康とご自身の健康を考え、短時間の日光浴を取り入れてみてはいかがでしょうか。

次回は妊娠とたばこについてお伝えします。
文責 院長

妊娠と紫外線

2015年05月23日

だんだんと日差しが強い日も多くなり、夏が近づいてきています。
お店の店頭では、紫外線対策のコーナーが作られるほど、
年々紫外線に対する関心が高まっています。
またスキンケアでは、美白とうキーワードで関連商品が次々に出されており、
日焼けによるシミやそばかすは出来たら避けたいものです。

そんな紫外線ですが、紫外線だけの影響ではなく、女性特有のホルモンの影響で
シミやそばかすができやすい時期や機関があるというのは、ご存知でしたでしょうか。
シミやそばかすが出来やすい時期として知られているのは、生理周期でいう生理前の時期です。
生理前に分泌が増える黄体ホルモンの影響で、紫外線に対する感受性が高まると言われています。
もう一つは妊娠期間です。この期間も同様に、黄体ホルモンが分泌する影響で、季節に関係なく
紫外線に対する感受性が高いことが知られています。メラニンを生成するメラノサイトを刺激することで
シミが作られやすい状態にあります。

シミやそばかすが出来やすい時期をおさえたら、次はしっかりとした対策が必要です。
次回は、紫外線対策と対策における注意点についてお伝えします。
文責 院長

子宮頸がん検診 補助券について

2015年03月06日


前回は子宮頸がんについてお話ししましたが、皆様のお手元に、子宮頸がん検診の補助券などは
届いていませんか?

無料で子宮がん検診を受けられる年齢の方には、行政より無料のクーポン券が届いていると思います。
対象年齢外の方は、補助券(居住区の行政により異なります)などが、お手元に届いているはずです。
この補助券は、今年度で期限が切れるものがほとんどで、その締切が3月31日となっています。
(子宮頸がん検診の無料対象年齢など、くわしくは世田谷区のホームページをご覧ください。)

東京マザーズクリニックでも、ここ最近は子宮頸がん検診希望の方の受診が増えています。
当院でご利用いただける補助券は、世田谷区のみとなっておりますので、ご希望の方はお手持ちの
補助券が世田谷区であるかご確認のうえ、ご予約をお待ちしております。

がんは早期発見、早期治療が一番の特効薬となります。
がんが見つかる段階で、治療の内容も変わってきます。
ことの他、子宮という臓器においては、妊娠や出産にも大きく関わることになり、
その後の女性の一生を左右することにもつながりかねません。

日本は先進国のなかでも、がん検診の受診率がとても低い国です。
きっと、お手元に子宮頸がんの補助券があっても、
産婦人科に行くのは嫌だな…、診察って怖いし…、私ならたぶん大丈夫…と
何か理由を探して、検診を見送っている方もいるかもしれません。

がん検診は早期発見だけでなく、何の異常もないという診断も検診のもう一つの結果。
自分の体を大切にできるのは、自分しかいません。
このコラムをきっかけに、ほんの少しでも検診のきっかけとなってくれれば幸いです。
文責 院長

子宮頸がん検診

2015年02月26日

今回は、子宮頸がんについてお話いたします。
 
一般的に「がん」というと、年齢が進むにしたがって罹患率があがるイメージがありますが、
子宮頸がんは20~30代を中心に急増している背景があります。
年間に子宮がんにかかるのが約21,500人、そのうち子宮頸がんは約9,800人、
子宮体がんは約10,800人といわれています。




上の図で示した通り、子宮の入り口部分が子宮頸部と呼ばれる部分で、この部分にがんができると子宮頸がんとよばれます。
この子宮頸がんの原因となるのが、ヒトパピローマウイルスというものです。
このウイルスは150以上の異なった形で存在し、女性の80%は一生のうち一度は感染するといわれています。
悪性化が少ないのがこのウイルスの特徴ですが、決まったウイルスの形に感染するとがん化が早いといわれています。
一般的にがんは進行するほど症状が現れていき、正常だった細胞ががん化することで診断がつきます。
子宮頸がんは、正常な細胞ががん化するまでのあいだに、正常細胞とがん細胞の間の形、異形性細胞という形に変化をします。
そのままがん化せずに経過することもありますが、この時期を検診で発見できれば、そこからの経過観察、
もしがんへの細胞変化が起こっても、がん治療で大切な早期発見、早期治療を行うことができます。
 
子宮頸がんの場合、初期では無症状のことが多く、婦人科検診で突然がんが見つかることもめずらしくありません。
がんの進行によりみられる症状としては、生理以外の出血や性交時出血、茶色のおりものが増え悪臭を伴ったり、
下腹部や腰の痛みなどの症状が現れます。
子宮頸がんは特に20~30代での発症が多いため、ちょうど出産年齢のピークとも重なります。
現在、症状がない方も、20歳を過ぎたら2年に1度子宮がん検診を受けることが勧められています。
この機会にぜひ検診にお越しください。
文責 院長

婦人科検診について

2015年01月27日

今回は、婦人科検診について、実際どのように進めれらているのかをお伝えしていきます。

婦人科検診では、主に子宮の状態を確認するために超音波エコーを用いて検査を行います。
併せて性病やがん検診も一緒に行っていきます。

婦人科検診を受けることを敬遠される理由の一つに、内診台に乗って診察を受けることに抵抗をもたれる方もいらっしゃると思います。
内診台は電動で動き、背もたれにゆっくりもたれながら、仰向けに近い姿勢となります。
その後、足がゆっくり開脚し、診察が受けやすい姿勢をとることができます。

実際に検診を受けられている方のなかには、緊張されている方もお見かけします。
どんな風に検診が進むのか知っていれば、少しは不安な気持ちも軽減されるかもしれません。
診察は、それほど時間を要しません。ものの5分くらいでしょうか。じっくり診察を行う場合でも、10分とかかりません。
まずはじめに超音波エコーを使い、子宮や卵巣の状態を確認していきます。検査では、器具を挿入し、子宮の入り口を綿棒でこすることで細胞を取ります。
子宮の入り口は痛みを感じることはほとんどないため、こすることで特別痛みを感じることは少ないです。
ただ検査を行う際に使用する器具の挿入に違和感や痛みを感じる方もいらっしゃいます。
緊張するとどうしても足に力が入ったり、また診察をしている時間が長く感じる事もあると思いますが、
出来るだけ力を抜いて診察を受けることがスムーズな診察につながります。
力が入った状態で診察をすすめることは、さらに力をかけることになりますし、力を抜いた状態であれば、診察の時間も短時間で済みます。
検査結果は後日のお伝えとなりますが、診察所見は診察後に医師よりお伝えします。

婦人科検診は年1回程度、なかなか産婦人科にご来院いただける機会も少ないことと思います。
ご自身の健康を考え、時間を作っていただいた検診が少しでもリラックスして行えるようにお手伝いしたいと考えております。
検診について何かご心配なことがございましたら、いつでもご相談ください。
文責 院長

「子宮」を知ろう

2014年12月30日

みなさんこんにちはsun

今回は、赤ちゃんを育てるための大切なお部屋「子宮」についてのお話しです。
女性の身体には、赤ちゃんを育てるために必要な臓器がいくつかあります。その代表といえるのが「子宮」です。
子宮は、妊娠していないときはどのくらいの大きさかご存知ですか?
鶏の卵(約7㎝)ほどの大きさしかないんです。
その「子宮」がいよいよ出産近くまでに月日が進むと、すいかほどの大きさまで変化します。
3Kg前後の赤ちゃんを「子宮」の中で育て、産むわけなので、当然そのお部屋も大きくなります。

妊娠していない女性は、月に一度その部屋の改装を行います。
これが一般にいう生理です。子宮の内部は内膜とよばれるふかふかの絨毯が敷き詰められ、受精卵の着床を待ちます。
着床が起らなかった内膜は、月に一度その部屋の改修を行い、また新しい絨毯を敷き詰めていきます。
この過程でいらなくなった絨毯(月経血)が体の外に排出(月経=生理)されていきます。
このように女性の体は、月に一度体の状態をリセットする機能を持ち合わせています。

子宮の状態は、月に一度起こる生理が順調かどうかを把握することが大切です。
しかし、これだけでは子宮の内部の状態までは分かりません。そこで必要になるのは婦人科検診です。
プレママ健診では、子宮の状態をエコーで確認することができます。それにより、より詳しく子宮の状態を知ることができ、
診察を同時に性病やがん検診も一緒に受けることが出来ます。
この機会に一度プレママ健診を受けられてみてはいかがですか。

次回のキラキラ妊活コラムは、婦人科検診の実際の様子についてです。
文責 院長

妊娠と風疹予防接種

2014年11月15日

朝晩と気温が下がるようになり、だんだんと寒い冬が近づいてきていますね。
体調を崩されていませんか?

今回は妊娠と風疹予防接種についてです。
数年前、首都圏で風疹が流行しました。メディアでも取り上げられ、心配された方も多いのではないでしょうか。

風疹は妊娠中、特に20週までにかかるとお腹の中の赤ちゃんにも感染し、目や耳、心臓などに障害が出る可能性があります。
風疹のワクチンは、生ワクチンのため妊娠中には接種することができず、妊娠してから免疫がないことがわかった場合は予防に努めるしかありません。しかし20~40歳代には免疫を持っていない人が多く、男性にも風疹が流行していました。そのため、パートナーさんから感染という心配もあります。

ご自身が風疹に対する免疫を持っているのかを知り、免疫がない方は予防接種で抗体をつけることで風疹の感染を予防できます。
採血をすると風疹の抗体の有無をみることもできますし、抗体をすでに持っている人が予防接種を受けても問題ありません。

接種後女性は2ヶ月間避妊が必要になりますが、男性は接種後の避妊は不要です。

妊娠を希望されている方はもちろん、いつか妊娠を…と考えている方もこれを機にパートナーさんと一緒に予防接種を受けておくと安心ですね。

当院では風疹・麻疹混合のMRワクチンが受けられます。
麻疹も妊娠中にかかると流早産の原因となることがありますので、感染を避けたい病気の一つです。

予防接種だけでなく、赤ちゃんを迎える準備のひとつとしてご自身の体に目を向けるきっかけとなれれば嬉しいです。

また、これからインフルエンザが流行する時期に備えて当院でもインフルエンザの予防接種が始まっています。インフルエンザの予防接種は妊娠中でも接種できますので、ご希望の方はぜひ受けてみて下さい。
文責 院長

妊活って?

2014年09月28日

妊活という言葉、最近よく耳にするようになりましたね。
このような言葉ができた背景には、ひと昔と違い妊娠が自然の流れでは訪れにくくなったことが言えます。
今は昔と違って、妊娠や出産する時期を選択できるようになっていると思います。女性が成人を迎え、結婚、妊娠、出産と道筋が決まっていると思われていたのは、昔の話です。女性の社会進出が進み、晩婚化や高齢出産がめずらしくない時代となっています。自分のライフプランを考え、妊娠する時期を決めたり、必要な情報をもち、妊娠に向けた体づくりをすることが妊活に繋がりますが、妊娠希望をきっかけに、まずはご自身の体や生活に目を向けることが妊活の第一歩ではないでしょうか。
 
妊娠を考えたとき、妊娠から出産、そして子育てまで取り巻く環境を整えることはとても重要なことです。
まず自分自身の体に目を向けること。それは、自分の体を良く知ることから始まります。
自分の体について説明できますか?
自分自身の生活習慣に目を向けること。
食事や運動、睡眠のバランスは取れていますか?
そして今住んでいる環境に目を向けること。
住んでいる場所は子育てしやすい環境ですか?
周りの家族に目を向けること。
パートナーや家族はサポートしてくれますか?
 
突然の妊娠、妊娠を希望してからの妊娠。どちらも妊娠することに変わりはありません。ただ、妊娠までの間に環境を整え妊娠するのでは、妊娠中の過ごし方に違いが出るのではないでしょうか。不安を抱えたままの妊娠、出産ではなく、きちんと準備をしてからの妊娠、出産。
これはここで働いているママさんスタッフのお話ですが、「人生で一番楽しかったのは妊娠しているときかな…」とおっしゃっていました。育児の楽しさを耳にすることは多いですが、妊娠中を一番楽しいといえるのは女性ならではであり、お腹の中にもう一人の命を感じることができる時間は特別ではないでしょうか。
こんなふうに思って過ごせる女性が一人でも多く増えたら。不安を抱えたままマタニティライフを送るのではなく、楽しいマタニティライフを送れたら。妊活を行う女性の少しでもお役に立てたらと考えております。みなさんも、妊娠前から少しづつ準備をはじめてみませんか。
 
次回は妊娠と予防接種についてお話しします。
文責 院長
 

胎児ドック専用回線

TEL:03-5450-3216

〒158-0098 東京都世田谷区上用賀4-5-1
東急田園都市線用賀駅よりタクシー 約5分、徒歩約13分