Dr.聡のコラム

麻疹について

2018年06月01日

現在、麻疹感染者の報告が続きご心配な方も多いと思います。
麻疹は非常に感染性が高く、麻疹に対する免疫がないと90%以上感染すると言われています。
成人が麻疹にかかると子供に比べ重症化することが知られていますが、免疫力が低下している妊婦さんが麻疹に感染するとさらに重症化し、死亡率が6倍以上になると言われています。
一方、お腹の赤ちゃんに対しての影響は風疹の場合と異なり、胎児先天異常の可能性は低いと言われています。ただし流早産の可能性が高くなります。
麻疹に対する治療法は、その他のウイルス感染と同様に対症療法が主体で、根本的な治療法がないため感染を予防するしかありません。予防法にはワクチン接種が有効ですが、生ワクチンのため妊娠中は残念ながら接種できないことをご存知でしょうか。
妊娠中に麻疹の抗体があるかどうか調べて抗体があれば安心ですが、抗体がない場合には、妊婦さんはワクチン接種ができないのでご家族の方にワクチン接種をしていただき、感染予防に努めることをお勧めします。また産後は授乳中でもワクチン接種が可能ですので、産後に接種をお考えください。
まだ妊娠されていない方で麻疹の感染の既往の記憶が不確かな方は、一度血液検査で抗体の有無を調べてみて、抗体がなければ妊娠前にワクチン接種をして、安心して妊娠を迎えてはいかがでしょうか。

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