Dr.聡のコラム

手足口病の流行

2019年08月09日

今年、手足口病が大変流行しており、過去20年において最も多い状況と報告されています。
手足口病は、主に夏に流行するウイルス感染によって起こる感染症で、口の中や、手足などに水疱性の発疹をつくります。稀に髄膜炎などの中枢神経系の合併症を伴うことがありますが、一般に症状は軽く、自然に治癒する病気なので、合併症に気をつけて慎重に経過観察するだけで良い疾患です。
手足口病の約90%前後を 5 歳以下の乳幼児が占めていると言われ、成人に感染することはあまり多くありませんが、妊婦さんが感染した場合も、稀に流産や胎児異常(胎児腹水貯留、胎児水腫)の報告もありますが、ほとんどは経過観察で自然治癒するので心配はありません。
病気の原因となるウイルス は、主にコクサッキーウイルス A6、A16、エンテロウイルス 71(EV71)でそのほか複数のウイルスが報告されているため、過去に罹患したことがあっても、別のウイルスによって再度罹患することがあるので予防することが大切です。感染経路としては経口・飛沫・接触感染のいずれもあり、うがいや手洗いなどを長期に励行して予防することが大切です。

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