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Dr.聡のコラム

母性衛生学会での研究発表

2013年10月12日

平成25年10月4日(金)に大宮ソニックシティーで開催されました母性衛生学会にて、東京マザーズクリニックの助産師スタッフが研究発表をしました。
無痛分娩と母乳育児に関する研究発表です。

無痛分娩をしたお母さんは母乳育児が難しいという通説として信じている方も多いと思いますが、我々のクリニックでは無痛分娩されたお母さんでも母乳育児が可能だという仮説のもと、これに関する研究を行い検証しました。

当クリニックの人工乳を必要としない完全母乳率は56%であり、これは厚生労働省から発表されている我が国の母乳率42%を上回る良好な母乳率でした。無痛分娩中に使用する麻酔薬あるいは陣痛促進剤など、無痛分娩に関する種々の因子の影響は統計学的に影響しないことが示され、無痛分娩による母乳育児に与える影響はないと考えられました。完全母乳の確立に影響を与える重要な因子として今回明らかになったものは、産後の母乳確立までの過程であることでした。今回の研究から完全母乳を確立するには、産後の母乳ケアが最も重要であるということ、そして妊娠前、妊娠中または分娩の状況は母乳育児には影響しないと結論づけました。

母乳育児を頑張ってみたいけれど、無痛分娩か自然分娩かのどちらを選択するかを悩んでいらっしゃる女性の方にとって、今回の研究結果は良い判断材料になるのではないでしょうか。
しかし今回の研究結果は、東京マザーズクリニックスタッフの産後ケア・母乳ケアへの熱心な取り組みによる、きめ細かいケアにより導き出された結果だと思います。
東京マザーズクリニックは、今後も妊娠中、分娩中のケアのみならず、産後ケア、母乳ケアにもさらに力を入れ、ご家族の出産、育児をサポートさせていただきたいと考えています。
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