母乳育児を支える

授乳姿勢 縦抱き編

2018年05月18日

みなさんこんにちは。

5月に入り,とっても暑い日が続いておりますが,いかがお過ごしでしょうか?
紫外線予防や,脱水予防が大事な時期ですね。

さて,今回のテーマは授乳姿勢の「縦抱き編」です。

みなさんは縦抱きをご存知でしょうか??

縦抱きとは,その名の通り「赤ちゃんを縦に抱っこして授乳をする方法」です。

こんな感じ↓ 



図3.png
生まれたばかりの赤ちゃんをこんな風に抱っこできるの?
と不安になった方もいらっしゃるでしょう。
新生児は首が座っていないので,しっかり首を支えないとグラグラしてしまいます。

しかし,この抱き方,慣れるととっても楽なんです!

縦抱きの利点は・・・
①授乳クッションが必要ない(母と子のみですぐに授乳できる)
②眠りがちな赤ちゃんが起きやすい
③赤ちゃんのお口が大きく開きやすいので,おっぱいを奥まで咥えやすい 
  (写真の赤ちゃんも素敵なアヒル口!!)
④どんどん大きくなっていく赤ちゃんを体で支えられるので手が辛くなりにくい
 (写真では、お母さんのお腹でも赤ちゃんを支えています)

縦抱きをすると、お母さんが前かがみになりやすいですが、
そうすると、肩が凝りやすくなり、リラックスすることができません。
後ろに寄っかかれるようにすると肩の力も抜けやすく、
楽に授乳をすることができますよ!

是非、みなさんもお試しください。

私は縦抱きで一生懸命におっぱいを飲んでいる赤ちゃんの横顔にキュンheart02とします(笑)

基本の授乳姿勢

2018年04月25日

今回は授乳姿勢についてのお話です。

産まれたばかりの赤ちゃんは3時間以内の授乳が必要になります。
ママは授乳に費やす時間がとても多いので、無理な姿勢では肩こり・腰痛・腱鞘炎などの原因となることも…
授乳姿勢のポイントはとにかくママが楽な姿勢であることです。
それに加えて、なるべく乳頭が痛くならないように、傷ができないように赤ちゃんがより深く乳首をくわえられるような姿勢も大切です。

sun最初に授乳の時の姿勢を整えましょう。
・ママはリラックスして、肩の力を抜きましょうconfident
背もたれのある椅子やソファ、クッションなどを利用して寄り掛かれる場所があるといいですねchair
ママの飲み物など、授乳中に必要な物は手の届くところに置いておきましょう
・乳首と赤ちゃんの口がまっすぐになるところに赤ちゃんを連れてきます
・赤ちゃんのお腹とママのお腹は常に向かい合わせになるようにしましょう。
赤ちゃんの顔だけおっぱいの方を向くような姿勢になると、飲みづらく、浅のみになり乳頭に傷ができる原因になりやすいですdanger
・赤ちゃんの体はママに密着させましょうheart01

sun実際に授乳をしてみるときのポイント
①赤ちゃんの唇を乳首に触れさせ、赤ちゃんの『お口を開ける反射』を誘発します。
②赤ちゃんがあくびをするくらいの大きなお口を開けるまで①を繰り返します。
(140~160度くらいのお口)
赤ちゃんをおっぱいへ近づけます。
この時に、おっぱいを赤ちゃんに近づけると姿勢が崩れてママの体の負担になりやすくなってしまいますng
④赤ちゃんが口いっぱいにおっぱいをくわえている事を確認します
乳首だけくわえている状態だと、母乳を効果的に飲みとれなかったり、乳首に傷ができる原因にもなりますdanger
⑤赤ちゃんがより深くずっと吸っていられるように反対の手でおっぱいを支えてもよいです。
⑥赤ちゃんがうまく吸いついていない時やママが痛みを感じた時はやり直しましょう。
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次回以降は『横抱き』・『縦抱き』・『脇抱き(フットボール抱き)』・『添え乳』の抱き方のポイントを順番にお話ししますtulip

補完食の進め方

2018年03月26日

3月も終わりに近づき,桜の花cherryblossomも満開で,気持ちのいい日が続いていますね。
花粉症でお悩みの方も多いと思いますが,いかがお過ごしでしょうか。

今日のテーマは,先月に引き続き「補完食の進め方」です。


さて,補完食をいつから,何をどのように与え始めるのでしょうか。

①いつから?
生後6か月頃です。
この「頃」というのは,お子さんの発達段階に合わせる必要があるからです。
生まれて6か月目の日ちょうどに始めるというわけではありません。

先月も書きましたが,以下のような状態になったら始める時期だといわれています。
首がしっかり座っている
◆支えがあれば座れるようになっている
◆赤ちゃん自身が食べ物に興味を示す姿がみられる
◆しっかりと口が閉じれるようになる
 

お子さんの成長過程はその子その子で異なりますので,同じ時期に生まれた
他のお子さんと時期がずれていても気にする必要はありませんよ!

②何をどのように
◆ペースト食と手づかみ食べの食品から始める
◆スプーンで与える,また手づかみ食べをする


お子さん自身が,口を閉じることができるとスプーンで食べることができるようになります。
舌の動きにも注目します。
舌を前後に動かせるようになったら,1回食を始めましょう。
2回食にするタイミングは,舌が上下に動かせるようになってきたころです。
左右に動かせたり,グルグル回しできるようになっていたら,3回食へ増やします。

スプーン食べの実際
スプーンは口の中に入れても安全な両端が滑らかで,平らなものを準備しましょう。
スプーンを嫌がるお子さんには,野菜スティックにペーストをつけて
与えるのもよいと言われています。

次に,おもちゃの持ちかえや,おもちゃを口に持っていくことができるようになると,
手づかみ食べができるサインです。

手づかみ食べの練習と実際
2回食の後半になったら,ニンジンや大根など柔らかく煮たものを,
お子さんが手でつかみやすい長さにして,食事のトレイに置きます。
この時,大人は手に持たせてあげても構いませんが,口に入れることはしません。
これは,前歯で噛み切る練習にもなります。

また,2回食の後半より前でも,切り干し大根や棒状にした野菜スティックなどの
噛み切れないほど硬い野菜,生のニンジン,キャベツ,ブロッコリーの芯などを準備して,
手づかみ食べの練習や,舐める練習をしてもよいと言われています。

補完食については,当院の管理栄養士にも,ぜひご相談ください。

次回のテーマは「基本の授乳姿勢」についてお話します。











補完食って知っていますか?

2018年02月28日

段々と暖かい日が増えてきて,梅の花も少しずつ咲いてきていますね。
少しずつ春を感じる今日この頃です。

さて,今日のテーマは「補完食って知っていますか?」です。

みなさんは,「補完食」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
補完食とは,皆さんもご存知の「離乳食」のことをいいます。

なぜ,補完食という言葉なのでしょうか・・・
「補完食」とは,母乳育児を継続しながら,母乳だけでは不足となる栄養素を補い,完全なものとする食事のことをいいます。

補完食を始める時期は,6か月ごろといわれています。
逆をいえば,6か月ごろまでは,母乳または人工乳以外のものを赤ちゃんに与える必要はないということですね。

赤ちゃん用の清涼飲料水や,麦茶,白湯など3-4か月ごろから脱水予防のために与えましょうなどと薦めていることがありますが,
母乳にはたくさんの水分が含まれていますので,そのようなものを与える必要はないと言われています。

麦茶や清涼飲料水を与えることで,母乳を飲む回数が減って,カロリー不足になってしまったり,乳房トラブルを起こしてしまう原因になる可能性があるため,
補完食を始める時期までは,母乳や人工乳以外のものを与えないようにしましょう。

補完食の始める時期ですが,首がしっかり座り,支えがあれば座れるようになり,赤ちゃん自身が食べ物に興味を示す姿がみられたり,しっかりと口が閉じれるようになったころが始める時期だと言われています。

また,どのようなものから始めるとよいかというと,「ペースト状のもの」です。WHOも厚生労働省も,そのように薦めています。

ペースト状の目安としては,スプーンの上に容易に食物が留まるくらいの濃さです。
また,6か月を過ぎると,母乳のみでは,鉄分が不足するといわれています。鉄分が多く含まれる食品も意識して与えていくとよいでしょう。

次回,より詳しい補完食の進め方についてお話したいと思います。
 

母乳に含まれる免疫機能の素晴らしさ②

2018年01月31日

早いもので、もう1月が終わりますね。
クリニックの周りはまだ、先週の雪snowが残っています。
インフルエンザも大流行していますが、体調崩されていませんか?

今回は、10月に書いた「母乳に含まれる免疫機能の素晴らしさ」の続きのお話しです。

赤ちゃんに、免疫機能の恩恵を与えるために重要なポイントは2つありましたsign03
  ①抗酸化物質がたくさん含まれる食品を摂取すること
  ②時間授乳(切り替え授乳:右5分、左5分など時間を決めて行う授乳のこと)をしないこと

さて、今回は、抗酸化物質をたくさん含む食品をご紹介します。

抗酸化物質にはビタミンC、ビタミンE、亜鉛、セレンなどのミネラル、ポリフェノールなどがあげられます。
人は抗酸化ビタミンを体内で合成することができないので、普段の食事から摂取すると良いといわれています。

サビない体を作るのも、抗酸化物質です。
抗酸化物質を摂ることは、母乳の免疫機能をアップupさせるだけではなく、
お母さん自身の体の美容shineやアンチエイジングにも効果があるといわれています。

抗酸化物質を多く含む食品は、パセリ、ブロッコリー、ほうれん草、グレープフルーツ、
イチゴ、レモンなどにビタミンCが豊富に含まれ、
アーモンド、ピーナッツ、くるみ、まつのみ、うなぎ、たらこ、ごま、大豆などにビタミンE、
卵黄、レバー、にんじん、ニラなどにビタミンAやカロテン、
レバー、牛乳、チーズ、納豆などにビタミンB2、大豆、タマネギなどにポリフェノールなどが含まれています。

ぜひこのような食品を意識して摂ってみてください!


 

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