妊活コラム

妊娠するならこれは知っておいてほしい、ここを気を付けてほしい、こういうことを考えてほしい……といった情報を中心に皆さまへお届けします。
当院ではこれから妊娠を迎える方のためのプレママ健診も行っております。
プレママ健診: https://mothers-clinic.jp/exam/premama.html

蚊の季節です

2018年07月09日

今年は早々に梅雨明けが発表されました。なんと観測史上一番早かったとのことです。
この時期から気にかけておきたいのは、蚊の対策です。
蚊は人の体温や吐き出す二酸化炭素を感知して寄ってきます。
また汗をかいた肌は近寄りやすい状態になっています。
人が蚊によく刺される場所は、茂みのある公園や庭の木陰などです。
 
2014年には首都圏で渡航歴のない人の複数のデング熱患者が報告されました。都内の公園での感染が疑われ、大きなニュースになりました。
このような感染のニュースは大きな心配事となります。
普段から蚊の対策を考えておくとよいでしょう。
 
蚊はまず繁殖を防ぐことが大切です。
蚊は植木鉢の受け皿やバケツなどに溜まる水でも発生します。
屋外に水がたまるようなもの放置しないだけでも蚊に刺されないようにする対策になります。
 
外での活動は肌の露出を避け、どうしても露出してしまう手や首には虫よけ剤を使用しましょう。
虫よけにはいろいろなタイプのものがあります。
塗るものだけでもシートタイプ、スプレー、クリームなどがあります。
皮膚につけるタイプのものにはディートという成分が含まれています。
6か月未満の赤ちゃんには使用できないので、よく注意して選びましょう。小さな子供にはハーブの香りで寄せにくくするタイプの虫よけがおすすめです。
また玄関や庭にぶら下げておくもの、電気式薬剤拡散タイプ、室内スプレータイプ、昔ながらの蚊取り線香やアロマオイルなどいろいろなものがあるので、使う人や場所によって使い分けるとよいでしょう。
 
蚊に刺されると痒くて不快です。ひどいと蕁麻疹などアレルギー症状を引き起こすこともあります。掻きむしらないことも大事です。外出時や屋外での活動のときには、虫よけ対策と同時に、刺されたときに使用できる薬の携帯もおすすめです。
 
これから本格的な夏がやってきます。
虫よけ対策も万全にして快適に過ごしましょう。

 

犬との暮らし

2018年06月28日

現在ペットを飼っている方に、今回は犬との暮らしで妊娠前に準備しておくことをお話しします。
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犬のしつけ
普段のお散歩やその他の世話が、つわりや妊娠に伴う体調不良の時には身体の負担になります。また、元気なワンちゃんが飛びついてきてお腹に当たるのも心配です。
妊娠前にドッグトレーナーや飼育施設に預けて、散歩の時に引っ張らない、人に飛びつかないなどの基本的なしつけをしておくと負担の少ない生活が送れます。また、部屋のあちこちを排泄物で汚したり、舐めて病気をうつしたりすることのないようトイレトレーニングや人の口を舐めさせない等のしつけをして清潔に気をつけます。
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犬の健康管理
犬の健康管理をする事は、人への感染予防にとても重要です。妊婦になると病気への抵抗力が低下します。
ダニやノミの除去、予防薬投与を行い、狂犬病やその他の予防接種は必ず受けさせましょう。また、散歩から帰ったら足を洗い、定期的なトリミング・シャンプー・爪切り・ブラッシングもしましょう。
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犬との信頼関係
犬は群れで生活する動物です。家族の中で優劣の位置を決め自分の場所を作ります。赤ちゃんも群れの一員であり、自分よりも上の存在であると認識させることが出来れば一緒にいても安心です。部屋を分けたり、ゲージに入れることも必要ですが、ただ遠ざけるのではなく同じ空間で匂いや声に慣れさせる時間も取れるようにします。
妊娠や出産を理由にそれまで一緒に生活してきたワンちゃんを誰かに預けたり手放したりすることのないよう妊娠前にたっぷり愛情を注いで家族との信頼関係を築いておきます。
ただし、入院中だけは家族でのお世話が難しい場合もあります。ペットホテルなどで預かってもらえるよう予め調べておくと安心です。
 
犬も家族の一員です。妊娠前にしっかりと準備をして、赤ちゃんもワンちゃんも大切に育てて下さいね。

母子健康手帳について

2018年05月27日

みなさん、こんにちは。
今回は母子手帳健康(母子手帳)についてお話しようと思います。
 
皆さんは、ご自身の母子健康手帳をご覧になったことはありますか?
現代では、妊娠したら当たり前のように母子健康手帳を交付されますが、実は日本が発祥と言われています。母子健康手帳の原形は、妊産婦手帳と呼ばれるもので、昭和17年に交付されはじめ、戦後の食糧難の時も妊産婦手帳を持っていれば優先的に配給が受けられました。
現在では、世界30か国の国と地域で活用されており、今後「母子健康手帳」の導入を検討している国々もたくさんあります。国よっては、書き方の工夫もされており、母親に分かりやすいようイラスト表記の母子健康手帳もあります。
妊娠していることを示すものとしてマタニティマークも活用されていますが、母子健康手帳も妊娠した時から常に携帯するようにしましょう。万が一何かあった際、人物の特定だけでなく、妊娠中であることを示す目印にもなるため、しっかりと内容の記入をしておきましょう。
母子健康手帳は、妊娠初期からお子様が6歳になるまで記録ができます。ひと昔前まで母子健康手帳の記入欄は、ほとんど医療者が記入することが多かったですが、現在ではご自身の妊娠中のお気持ちなど自由に記載できる欄も設けてあります。お子様の成長発達の記録だけではなく、妊娠中の健康状態や産後の母子の状態、さらには妊娠中のお気持ちなど1冊にまとめらた貴重な手帳になるのではないでしょうか。
日本の自治体の中には「父子手帳」というものを発行していうる自治体もあります。内容は母子健康手帳とは異なる内容が多く、妊娠や出産、育児だけではなく、出産や養育にかかる費用や妊娠中や産後の料理レシピなどそれぞれの自治体で個性ある内容になっています。ご自身がお住まいの地域で発行されている父子手帳があれば、ぜひ活用なさってみてはいかがでしょうか。
スタッフブログにも母子健康手帳について、素敵な内容のブログがアップされています。ご興味ある方はぜひそちらもお読みになってください。
 
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発行されている年代でイラストに随分違いがありますね。
みなさんもご自身の母子健康手帳をご覧になってみてはいかがでしょうか。

はしか(麻疹/ましん)について

2018年04月30日

『はしかが沖縄で流行中…』
というニュースが最近ありました。

はしか(麻疹)は麻疹ウイルスによって引き起こされます。ウイルスの感染力は非常に強くて、
人から人へと感染します。

感染経路は、空気感染・飛沫感染・接触感染です。

空気感染は麻疹ウイルスが空中に漂うことで感染します。
(空気感染の代表は、結核菌・ノロウイルス・麻疹ウイルスなど)
移動中の電車やバス、映画館などで、麻疹ウイルスにかかった人がいると、麻疹の免疫がない人
(麻疹に罹ったことがない人)は、ほぼ90%以上は発症します。

飛沫感染は、感染した人の咳やくしゃみに含まれるウイルスを吸い込むことで発症します。
(飛沫感染の代表的な病気は、インフルエンザ・おたふく風邪/流行性耳下腺炎・風疹・風邪症候群など)

接触感染は、皮膚や粘膜(眼や口や鼻など)からウイルスに直接触れることで感染します。
例えば、ドアノブ、手すり、スイッチやボタン、便座などを介してウイルスに触れることでも感染します。

麻疹ウイルスに罹ってもすぐには発症しません。感染してから約10日後に発熱や咳・鼻水の症状が
現れますので、最初は風邪と間違えやすいです。2~3日熱が続いたあとに、皮膚の発疹と39度以上
の高熱が出ます。
重篤な場合は、肺炎・脳炎・心筋炎となることがあります。しかし、麻疹に対しての
根本的な治療方法が現在はありません。高熱に対しては→解熱剤、咳に対しては→咳止め薬などで、対症
療法となります。

抵抗力の弱い子供や高齢者・妊婦は重症化しやすいです。妊娠中に麻疹に罹ると流産・早産の可能性が
たかまりますが風疹とは違い胎児への影響(先天奇形)は低いようです。

麻疹ウイルスからの予防法は、手洗いやうがい…と言いたいですが、空気感染なので100%防御は
ほとんど難しいです。人混みに出る時はマスクの着用がよいでしょう。
唯一の予防法は、麻疹のワクチン接種しかありませんが「生ワクチン」を使用しているため
妊娠中は予防接種ができません。(胎児への影響を考慮しているため)

幼少期に麻疹を罹っていれば、そんなに心配はいりません。
一度ご自分の母子手帳を確認したり、麻疹や風疹の抗体価を検査するとよいでしょう。
家族の既往歴も確認が必要ですね。ワクチン接獲者は感染しても軽症で済むことが多いです。

当院でも、プレママ健診の中に麻疹・風疹の抗体価を調べる検査があります。
(検査は採血をして血液を調べます)
風邪をひいている時は、無理な外出はせずに休みましょう。
風邪症状が続いて発熱や発疹がみられたら、放置せずに医療機関へ電話連絡してから受診をしてください。

日々の生活で免疫力が低下しないよう、食事や睡眠、運動のバランスに気をつけましょう。

















子宮頸がん検診について

2018年03月30日

こんにちはcherryblossom
気温も暖かくなり、桜も満開で気持ちの良い季節になってきました。
いかがお過ごしですか?
 
今回は子宮頸がん検診の必要性についてお話します。
女性であれば、子宮頸がん検診を受けましょうと言われる機会が多くあります。
では、なぜ子宮頸がん検診が必要なのでしょう。
・自覚症状がない
・子どもが産めなくなってしまうこともある
・命を奪われることもある
これらの理由から子宮頸がん検診は女性にとってとても大切なものと言えます。
 
子宮頸がんは子宮の入り口の子宮頸部という部分に発症する女性特有のがんです。原因のほとんどはヒトパピローマウイルスで、これは性交渉での感染が多いです。初期の子宮頸がんは自覚症状がないので、定期健診で見つけるしかありません。
子宮頸がんを早期発見できないと、進行度や状態によっては子宮摘出手術を受けなくてはならない場合もあります。
子宮頸がんは20代から増えると言われており、検診率は増加しているものの欧米諸国と比較するとまだ低いと言われているのが現状ですthink
子宮頸がんは癌になる前の状態である「異形成」を発見しやすいがんであり、その「異形成」を発見するための検診はとても有効的です。
妊婦健診では子宮頸がん検診は必須項目となっています。
妊娠を考えている方、現在は考えていない方も自身の身体を守るために受けてみてはいかがでしょうか

胎児ドック専用回線

TEL:03-5450-3216

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