こんにちは
最近は暖かい日もあり、春がやってくるまでもう少しでしょうか
そして、花粉症の方にはつらい季節ですね
みなさま体調はいかがでしょうか?
 
前回に引き続き、第45回母乳育児支援学習会in東京の内容の一部をご紹介したいと思います。
“母乳が出ない人はどのくらいいるの?”というとても興味深い内容でした。
私自身も母乳に関する知識はありますが、実際に母乳育児を経験したことがないので、母乳がたくさんでるタイプなのかそうでないのかわかりません。
みなさんもこれから母乳育児を頑張りたいと思っていても、「母乳が出なかったらどうしよう…」という不安をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
 
結論からお伝えすると大多数のお母さんは母乳がでます
しかし、赤ちゃんが必要とする量以上の母乳が出る方もいますが、母乳の量が足りず人工乳の補足が必要な方もいらっしゃいます。
産後すぐから母乳が出始める方もいますが、産科施設を退院してから出始める方もいます。
母乳の出る量や出始めるタイミングは個人差がありますが、適切なケアをしていても母乳が一滴もでない!という方は極わずかだそうです。
 
母乳が全くでない場合に考えられる原因は…
・乳頭の手術後(手術の内容によっては母乳がでることもあります)
・内分泌系の病気など
乳頭の手術歴がなく、母乳分泌のメカニズムに沿ったケアを行っていても母乳が全くでない場合は、内分泌系の病気が隠れていることがあります。その場合はお母さんの今後の健康のためにも内分泌内科の受診をおすすめします
 
母乳を出やすく、量を増やす方法は…
こちらのBlogでも何度かご紹介している、母乳分泌のメカニズムに沿った母乳育児の実践が大切です。
当院ではお母さんや赤ちゃんの体調に合わせて、可能な限り「母乳育児がうまくいくための10のステップ」に沿った母乳育児支援をしております。



 いかがでしたでしょうか?
“母乳が出ない人はどのくらいいるの?”という議題は、当院の母乳育児支援がお母さん・赤ちゃんのために有効であることが再確認できる内容でした。
母乳育児に関する質問などありましたら、妊婦健診中、入院中、退院後もお気軽にお問い合わせください

文責 院長