こんにちは
本格的に寒くなってきましたね。
体調崩されていませんか?
今回はニップルシールドのお話です。
産科や助産院などでニップルシールドの使用をすすめられたり、
周りでニップルシールドを使用したと聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
では実際にどんなときにニップルシールドを使用するとよいのか?
どのような製品を選べばよいのか?
使用上の注意が必要なポイントなどを説明します。
ニップルシールドはどんな時に使用するのか?
ニップルシールドは母乳の分泌が十分あるにも関わらず、
適切な抱き方や含ませ方を行ってみても、
赤ちゃんの口が小さかったり、吸う力が弱い場合や、乳頭の形によって
乳輪部までしっかりと吸いつくことが難しく赤ちゃんが直接母乳を飲みとれない場合に使用します。
ニップルシールドの選び方
市販されているニップルシールドは材質・形がさまざまなものがあります。
薄いシリコン製のニップルシールドを使用した場合、赤ちゃんが乳首を吸う時間や
母乳量を増やすためのホルモンの分泌が直接授乳したときと同じようになると報告されています。
反対に赤ちゃんが口に含む部分に厚みのあるもの、ラバー製のもの、
哺乳瓶に使用する人工乳首のような形のものは赤ちゃんが母乳を飲みとる量を減少させてしまうので、
ニップルシールドは下の写真のような薄いシリコン製のものがおすすめです。
ニップルシールド使用上の注意点
・痛みがある時に使用しない
市販されている製品によっては“乳頭のキズや痛みがある時の乳頭保護目的”と記載されている場合もありますが、
乳頭の痛みを緩和させるために使用するものではありません。
キズや痛みがある時にニップルシールドを使用することで、症状が悪化してしまうことがあります。
痛みがある時は抱き方や含ませ方を見直してみることが大切です。
またニップルシールドを使用して痛みが出る場合も使用を控えましょう。
・使用開始は母乳が十分に出るようなってから
母乳の分泌が少ない時期からニップルシールドを使用すると赤ちゃんの飲みとる量が少なくなり、
母乳の生産量が増えなくなってしまいます。
十分な分泌量とは…?赤ちゃんが必要とする量の分泌がある
(一般的に生後2日以降といわれていますが、分泌が増える時期は個人差が大きいです。)
分泌が少ない時期は電動搾乳機などを利用して乳頭の刺激を行い分泌を増やしましょう。
・専門家のアドバイスの元で使用しましょう
ニップルシールドは市販で購入できるので、簡単に入手することができますが、
使用方法によっては逆効果の場合もあります
またニップルシールドは一時的に使用するもので、最終的にはニップルシールド使用せずに直接母乳を飲みとれるよう
定期的に助産師・看護師に授乳の様子をみてもらい、アドバイスをもらいましょう。
ニップルシールドが必要だと思った場合でも、助産師・看護師のアドバイスにより
抱き方や含ませ方を見直すだけで使用せずに直接授乳ができるかもしれません。
次回はニップルシールドの使用方法をお伝えします