最近、急に朝晩が寒くなり、日中も風が冷たく感じます。
そろそろインフルエンザ対策が必要な時期ですね。
私も早速ワクチンを接種しました
さて、今回は、先月の続きです。
「黄疸と母乳育児」についてお話していきます。
先月、黄疸と母乳育児は切っても切り離せない関係だとお伝えしました。
赤ちゃんが生まれてから2日目くらいの間に出る母乳のことを初乳といいます。
この初乳は、赤ちゃんにとって良い作用が沢山ありますが、その一つに、
赤ちゃんがお腹の中でためてきた胎便を排泄させる作用が含まれています。
この胎便が排泄されることで、治療が必要な「黄疸」になりにくくなります。
そのため、生まれてから、赤ちゃんが欲しがるたびに授乳するということが必要です。
母乳は、赤ちゃんが生まれてすぐにたくさん出てくるわけではありません。
全く出てこない人もいます。
しかし、以前お話ししたように、生まれてから赤ちゃんが欲しがるたびに
授乳をする(具体的には、24時間以内に8回以上)ことで、母乳は作られ、出てくるようになります。
以前、母乳と黄疸について研究した結果、人工乳を飲んでいたとしても、
初乳を飲んでいる赤ちゃんの方が「黄疸」になりにくいという結果が出ました。
やはり、母乳の力はすごいです!
治療が必要な「黄疸」を防ぐためにも、生まれてすぐから、赤ちゃんにたくさんおっぱいを吸ってもらいましょう
文責 院長