前回葉酸の話しがでていたので、今回は鉄分の話をしたいと思います。
妊娠だけにかかわらず、現代の女性に鉄分不足の症状がある方が多いので、下記のような症状がある方は鉄分不足を疑ってみて下さい。
・めまいや立ちくらみをよく起こす。
・肉や魚、卵をあまり食べない。
・爪が割れやすい。
・顔色が悪いとよく言われる。
・食後にコーヒー、紅茶を必ず飲む。
妊娠前から貯蔵鉄が足りないと、妊娠して週数が進むに従って循環血液量が増える為、血液が薄くなりもっと貧血の状態がひどくなる事もあります。
貧血はお腹の中での赤ちゃんの発育にも、出産後の発達にも影響する事があるので、日頃からしっかり貯蔵しておきたいですね。
そのためには、以下のように食べ物の内容に注意して欲しいと思います。
1.バランスよく食べること、その上で鉄分の含有量の多い物を意識して食べること。
鉄分の含有量が多い物としては、牛もも肉、豚ヒレ肉、まぐろ、あさり、卵などがあります。
2. 鉄分を貯蓄するためには、鉄分だけを摂ればいいのではなく、葉酸、ビタミンB6,12も赤血球を作るためにも欠かせない栄養素となります。
3. ビタミンCも同時に摂ると吸収率が高まります。
鉄分をしっかり貯蓄していきいきした毎日を過ごしたいですね。
文責 院長