前回は子宮頸がんについてお話ししましたが、皆様のお手元に、子宮頸がん検診の補助券などは
届いていませんか?

無料で子宮がん検診を受けられる年齢の方には、行政より無料のクーポン券が届いていると思います。
対象年齢外の方は、補助券(居住区の行政により異なります)などが、お手元に届いているはずです。
この補助券は、今年度で期限が切れるものがほとんどで、その締切が3月31日となっています。
(子宮頸がん検診の無料対象年齢など、くわしくは世田谷区のホームページをご覧ください。)

東京マザーズクリニックでも、ここ最近は子宮頸がん検診希望の方の受診が増えています。
当院でご利用いただける補助券は、世田谷区のみとなっておりますので、ご希望の方はお手持ちの
補助券が世田谷区であるかご確認のうえ、ご予約をお待ちしております。

がんは早期発見、早期治療が一番の特効薬となります。
がんが見つかる段階で、治療の内容も変わってきます。
ことの他、子宮という臓器においては、妊娠や出産にも大きく関わることになり、
その後の女性の一生を左右することにもつながりかねません。

日本は先進国のなかでも、がん検診の受診率がとても低い国です。
きっと、お手元に子宮頸がんの補助券があっても、
産婦人科に行くのは嫌だな…、診察って怖いし…、私ならたぶん大丈夫…と
何か理由を探して、検診を見送っている方もいるかもしれません。

がん検診は早期発見だけでなく、何の異常もないという診断も検診のもう一つの結果。
自分の体を大切にできるのは、自分しかいません。
このコラムをきっかけに、ほんの少しでも検診のきっかけとなってくれれば幸いです。

文責 院長