今回は、婦人科検診について、実際どのように進めれらているのかをお伝えしていきます。

婦人科検診では、主に子宮の状態を確認するために超音波エコーを用いて検査を行います。
併せて性病やがん検診も一緒に行っていきます。

婦人科検診を受けることを敬遠される理由の一つに、内診台に乗って診察を受けることに抵抗をもたれる方もいらっしゃると思います。
内診台は電動で動き、背もたれにゆっくりもたれながら、仰向けに近い姿勢となります。
その後、足がゆっくり開脚し、診察が受けやすい姿勢をとることができます。

実際に検診を受けられている方のなかには、緊張されている方もお見かけします。
どんな風に検診が進むのか知っていれば、少しは不安な気持ちも軽減されるかもしれません。
診察は、それほど時間を要しません。ものの5分くらいでしょうか。じっくり診察を行う場合でも、10分とかかりません。
まずはじめに超音波エコーを使い、子宮や卵巣の状態を確認していきます。検査では、器具を挿入し、子宮の入り口を綿棒でこすることで細胞を取ります。
子宮の入り口は痛みを感じることはほとんどないため、こすることで特別痛みを感じることは少ないです。
ただ検査を行う際に使用する器具の挿入に違和感や痛みを感じる方もいらっしゃいます。
緊張するとどうしても足に力が入ったり、また診察をしている時間が長く感じる事もあると思いますが、
出来るだけ力を抜いて診察を受けることがスムーズな診察につながります。
力が入った状態で診察をすすめることは、さらに力をかけることになりますし、力を抜いた状態であれば、診察の時間も短時間で済みます。
検査結果は後日のお伝えとなりますが、診察所見は診察後に医師よりお伝えします。

婦人科検診は年1回程度、なかなか産婦人科にご来院いただける機会も少ないことと思います。
ご自身の健康を考え、時間を作っていただいた検診が少しでもリラックスして行えるようにお手伝いしたいと考えております。
検診について何かご心配なことがございましたら、いつでもご相談ください。
文責 院長