我々が無痛分娩で行う硬膜外鎮痛にはカテーテルと呼ばれる細い(直径1mmくらい)管を硬膜外という場所に入れてくるわけですが、入れる手技にうまい下手があります。
一般的に上手いとされる条件の一つにカテーテルの挿入が痛くないことです。慣れている医師は時間もかからず入れることができますので、それほど痛みもありませんが、慣れていない医師は何回も失敗を繰り返したり、時間がかかれば手技も雑になってしまい、痛い手技になってしまいます。ここを見分けるポイントはスタッフに『個々の先生は背中の麻酔は上手ですか?痛くないですか?』と聞けば教えてくれるかもしれません。ある程度は経験もあると思いますが、何十年やってもうまくならない人もいるので、スタッフに聞くのが確実だと思います。
次回はもう一つの上手いとされる条件についてお話ししたいと思います。