前回側弯症のかたも無痛分娩ができますという話をしました。脊椎手術後の方の場合は少しケースが異なることがあります。硬膜外カテーテルを入れる場所に金属などの固定器具がある場合、カテーテル挿入により感染が仮に起こると、器具を抜去しなければならなくなり、大手術となってしまいます。そのため、一般的には器具挿入部位でのカテーテル挿入を行ってはならないわけです。しかし、なるべく器具を避け、産痛緩和を行う方法はありますので、もしお悩みの方がいらっしゃった場合はご相談ください。なるべくご希望に添えるように配慮していきたいと思います。