高齢妊娠の増加に伴い、出生前診断のニーズが高まってきていますが、最近の新型出生前検査(NIPT)の普及により、一段と出生前診断への関心が加速してきていると思います。

しかしながら現在のNIPT(認可施設で行う検査)は、先天性疾患の約1/4〜1/3しか検査できないことをご存知でしょうか。大半はそれ以外の先天性疾患になります。それらの疾患の診断は超音波検査を用いた検査を併用することにより、全てではありませんが、多くの疾患について検査することが可能となります。

妊娠初期に出生前診断を行うことをご希望される方は、どこまでの病気を診断しておきたいのかにもよりますが、可能な限りの病気について調べておきたい場合は、NIPTのみでなく、妊娠初期超音波スクリーニング検査を行うのが良いと思います。

胎児超音波検査は特殊な技術と経験が必要となります。特に妊娠初期(妊娠11週〜13週)の胎児はまだ小さく詳細な検査は、高度な技術が必要とされ、限られた医療機関でしか行っていないと思います。

東京マザーズクリニックは2012年の開院当初よりの無痛分娩だけでなく出生前診断を専門的に行なうクリニックとして診療を行なっており、多くの出生前診断を行なってきました。妊娠初期の出生前診断として超音波検査に加え、最近ではNIPTの認可施設として登録されたことにより、出生前診断を幅広く行えるようになり、より多くのニーズにお応えできるようになりました。

赤ちゃんのことについてご不安がある方は、ご相談いただければと存じます。