妊娠後期とは、妊娠28週から妊娠39週をいい、胎児の成長に伴い様々な症状が現れます。

後期の赤ちゃん

妊娠8ヶ月  皮下脂肪が減少して皺が減る。

       肺・胃腸の機能が整う

       動きが活発になる

妊娠9ヶ月  皮膚が肌色になる

       内臓など器官が全て完成

妊娠10ヶ月 皮下脂肪がついて体が丸くなる

       胎動が恥骨近辺に下降

妊娠後期の兆候

・つわり様症状:子宮が胃を圧迫して吐き気、胸やけがおこる。

       ⇒少なめの食事摂取、食後左下にして横になる

       お産が近づくと赤ちゃんが下降して食べやすくなる

・仰臥位低血圧症候群:子宮の増大により背部にある血管を圧迫して仰向けに寝ると苦しくなる

       ⇒左下にして横になる

・不眠 :精神的な不安による

       ⇒適度の散歩など気分転換、睡眠時は下半身を高めに

・おなかの張り:定期的でなくても早産になることもあり

       ⇒張った場合は少し休む。修まらない場合には連絡を

・腰痛・恥骨の痛み:赤ちゃんが骨盤に下降するため

       ⇒妊婦体操、骨盤高位で休む

・頻尿・尿漏れ:子宮の圧迫による

       ⇒排尿時痛みがなければ大丈夫(膀胱炎ではない)

        下着は頻回に交換

妊娠後期の注意

・早産に注意:おなかが張った場合は、張る前の動作を考えあまり動かない

       定期的な張りは早産につながる

・妊娠高血圧症候群(旧 妊娠中毒症)に注意:体重増加に注意

        妊娠後半になり赤ちゃんの下降によって食べやすい時期になりますが、食べ過ぎないよう に注意

・むくみ:血液の流れが下半身に滞りやすいことで起こる

       足を高くして睡眠。水分の取り過ぎに注意

妊娠後期の準備事項

・入院セット・赤ちゃん用品の準備

・入院方法の確認、入院費用など確認

里帰り分娩の場合

・妊娠32~34週には里帰りをする

・医師からの紹介状

・里帰り時の交通機関の確認

その他

出産後の手続き

 出生届  出生から14日以内       役所

 健康保険      産後速やかに    役所

 乳幼児医療費助成  産後速やかに               役所

 児童手当      産後速やかに    役所

 出産育児一時金

まとめ

 妊娠後期になると、動くことでお腹が張りやすくなります。

お腹の張りに対して敏感になってあまりお腹をさすらない様気をつけて生活をしてください。なお、お腹が張ったときには、張る前にしていた行動を思い出してそれからは余りしないようにすることと、張りが頻回に来るときは早産の兆候のことが多いので速やかに病院に連絡してください。

 後期になると子宮の胃に対する圧迫が取れて、食事が取れやすくなります。ここで気をつける事は、体重の増加です。怖いのは体重増加によって起こる妊娠高血圧症候群です。大変怖い病気ですので週に500g以上体重を増やさないよう食生活に気をつけてください。

 むくみも体重増加に関係することがあり妊娠高血圧症候群にも関係します。水分摂取は1日1~2リットルが目安です。

 以上が妊娠後期に気を付けてほしいことです。

                           

久松和寛

2026年2月