Dr.聡のコラム

胎児心エコー認証医

2018年11月16日

 今年の秋、日本胎児心臓病学会が認証するところの「胎児心エコー認証医」に認証されました。

胎児心エコー認証医制度は、小児科医、産婦人科医を対象に、出生前の胎児心臓疾患を専門的に診る医師を育成する制度で、昨年より開始されました。
 私は超音波専門医をすでに取得しており、産婦人科領域の超音波検査を専門的に行うことは可能ですので、これまでも胎児ドックをはじめ妊婦健診でも出生前胎児超音波診断は行ってきましたが、今回は新しく昨年より開始された制度の胎児心エコー認証医にも認証されましたので、今後もますます胎児診断も専門としたクリニックとして頑張っていきたいと思います。
 東京マザーズクリニックでご出産されない方でも、お腹の赤ちゃんの病気が心配な方はぜひご相談ください。

風疹と麻疹の予防

2018年10月02日

 今年は風疹患者数が昨年の約5倍に増え、特に関東地方を中心に感染が拡大してきているようです。現在の状況は平成25年の大規模流行年前の状況に似ていることから、厚生省からも風疹に関する緊急情報が出されました。
 妊娠中に妊婦さんが風疹に感染するとお腹の中にいる赤ちゃんに感染して赤ちゃんの眼や耳、心臓に影響が及ぶ先天性風疹症候群という病気になる恐れがあるため、妊娠中に罹らないようにする必要があります。
 そのためには、現在妊娠されていない女性は妊娠前に風疹抗体価があるかどうか調べておくことをお勧めします。抗体がないかあるいは抗体価が低いようであれば風疹ワクチンを接種してください。また妊娠している可能性がある女性あるいは既に妊娠されている方で風疹抗体価がないか低い方は、風疹ワクチンは接種することができませんので、妊娠中は感染しないように気をつけるしかありませんが、現在風疹に罹っているのは30-50代の男性が中心ということもあり、妊婦さん自身が気をつけていても妊婦さん周囲から感染する可能性が高くなっています。そのため妊婦さんの周囲の方もワクチン接種をすることが重要です。また妊娠中はワクチン接種はできませんが、産後はワクチン接種可能ですので、産後にワクチン接種することを忘れないようにしてください。
 また今年は、風疹の緊急情報より以前に麻疹患者の発生報告が厚生労働省からなされ麻疹の流行も懸念されています。この麻疹も風疹と同様に妊娠中注意しなければならない感染症のひとつです。
 妊娠中に麻疹に罹患すると、妊娠中は重症化するため、流・早産、死産の頻度が上昇すると言われています。また風疹のような胎児の先天性の病気を起こすことはないとされていますが、お母さんのお腹の中にいるときの赤ちゃんの発育異常や、お産の時にお母さんが罹患すると新生児麻疹などをきたす恐れがあるといわれています。
 麻疹も風疹と同様に抗体検査を行い、麻疹の抗体がないか抗体価が低い方は妊娠前であればワクチンを接種するように、また妊娠の可能性がある女性や妊娠中の方は周囲の方がワクチン接種を受けるようにすることが重要です。 最近では麻疹と風疹の両方に対応する混合されたMRワクチンが使用されていますので、MRワクチンを接種すれば、同時にこの二つの感染予防に繋がりますので、MRワクチンの接種をしてください。

第2回東京マザーズクリニック主催のコンサート開催のお知らせ

2018年08月20日

第2回東京マザーズクリニック主催のコンサート、東京マザーズファミリーコンサート2019のお知らせを東京マザーズクリニックのホームページで正式に開始いたしました(東京マザーズクリニックファミリーコンサート2019ご紹介ページ)
平成31年2月17日(日)、イイノホールで開催いたします。
今回、東京マザーズクリニックでご出産された音楽家の方々がご出演していただくことができ、本格的な音楽をお子様から大人まで楽しめる素敵なファミリーコンサートになりそうです。 また演奏会だけでなく、演奏会の合間には皆様と交流できる時間やお子様に音楽に親しんでもらえるようなコーナーも企画しておりますのでご期待ください。
尚、今回私も演奏に参加することになりました。小学生よりフルートを習っていましたが、しばらくの間ブランクがあり上手く演奏できるかわかりませんが、精一杯頑張りたいと思いますので楽しみにしていてください。 ご家族の皆様、またご友人の方もお誘いの上、ふるってご参加ください。
皆様とコンサートでお会いできるのを大変楽しみにしております。

第91回日本超音波医学会学術集会

2018年07月06日

 第91回日本超音波医学会学術集会が平成30年6月8-10日に神戸市ポートピアホテルで開催されました。この学会は産婦人科に限らず他科の領域にわたって様々な超音波診断、治療に関する学術集会で毎年行われています。
 今回、私が産婦人科領域の教育セッションで講演することになり、6月8日に発表してきました。発表したテーマは、妊娠初期スクリーニング検査についてです。当クリニックでは妊娠初期の胎児診断(胎児ドック)を行っていますが、妊娠初期の超音波検査でどのような胎児疾患がわかるのか、またどのように超音波検査を行うかについて講演させていただきました。最近の超音波機器の性能が向上してきたこともあり、妊娠初期から胎児について多くの胎児疾患がわかるようになってきました。同じ病気であっても経過が様々であることもわかってきました。妊娠初期からの超音波診断が進歩していくことにより、多くの疾患の病態が解明され、そのことによって病気に対する最適な治療法が見出され、より良い治療が赤ちゃんに提供することが期待されます。
 今回の私の発表の座長を務めていただいた先生は、私が研修医の時からご指導していただいた先生で、特に超音波検査について多くのことを先生から学びました。恩師と久しぶりにお会いしましたので学会が終わったあと、一緒に食事をさせていただきました。懐かしい研修医時代の話やしばらく帰省していない広島の様子を色々とお話聞かせていただきました。広島弁も懐かしかったです。 とても懐かしく貴重な時間を過ごさせていただきました。

麻疹について

2018年06月01日

現在、麻疹感染者の報告が続きご心配な方も多いと思います。
麻疹は非常に感染性が高く、麻疹に対する免疫がないと90%以上感染すると言われています。
成人が麻疹にかかると子供に比べ重症化することが知られていますが、免疫力が低下している妊婦さんが麻疹に感染するとさらに重症化し、死亡率が6倍以上になると言われています。
一方、お腹の赤ちゃんに対しての影響は風疹の場合と異なり、胎児先天異常の可能性は低いと言われています。ただし流早産の可能性が高くなります。
麻疹に対する治療法は、その他のウイルス感染と同様に対症療法が主体で、根本的な治療法がないため感染を予防するしかありません。予防法にはワクチン接種が有効ですが、生ワクチンのため妊娠中は残念ながら接種できないことをご存知でしょうか。
妊娠中に麻疹の抗体があるかどうか調べて抗体があれば安心ですが、抗体がない場合には、妊婦さんはワクチン接種ができないのでご家族の方にワクチン接種をしていただき、感染予防に努めることをお勧めします。また産後は授乳中でもワクチン接種が可能ですので、産後に接種をお考えください。
まだ妊娠されていない方で麻疹の感染の既往の記憶が不確かな方は、一度血液検査で抗体の有無を調べてみて、抗体がなければ妊娠前にワクチン接種をして、安心して妊娠を迎えてはいかがでしょうか。

胎児ドック専用回線

TEL:03-5450-3216

〒158-0098 東京都世田谷区上用賀4-5-1
東急田園都市線用賀駅よりタクシー 約5分、徒歩約13分