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Dr.聡のコラム

子宮頸がんワクチン

2022年01月22日

子宮頸がんは、一般的にはHPV(ヒトパピローマウイルス)の感染が原因となって発生するといわれています。HPVワクチンは子宮頸がんの原因となるHPVの感染を予防するものですが、HPVワクチンによるHPV感染予防効果は極めて高く、ワクチン接種率の高い国ではHPV感染の減少が示されており、世界では広くHPVワクチン接種が行われています。我が国では2010年以降、ワクチン接種が推奨され行われていましたが、HPVワクチン接種後の女子の多様な症状が報道されたことがきっかけで、2013年から適切な情報提供ができるまでの期間をHPVワクチンの定期接種の積極的勧奨が中止となっておりました。日本において子宮頸がんの罹患率が20-40歳代の女性を中心に増加し、死亡率も上昇していることが判明し、HPVワクチン接種の必要性が問われていました。その後の我が国の調査において安全性について特別懸念されるものではないことが確認され、接種による有効性が副反応などのリスクを明らかなに上回ると判断されたことにより、ようやく2022年4月1日から定期接種が行われることになりました。
対象年齢は12歳から16歳(小学校6年から高校1年相当)の女子ですが、HPVワクチンの積極的勧奨中止となっていた期間に接種機会を逃した方(平成9年度生まれから平成17年度生まれまでの女子)にも接種の対象となりました(キャッチアップ接種)。キャッチアップ接種の期間は令和4年4月から令和7年3月までの3年間となります。
これに関してご質問等がございましたらご相談ください。

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