2022年11月16日
9月4日に日本母体救命システム普及協議会ベーシックコースの講習会が院内で行われました。院外からも講師の方、受講者をお招きして、知識と実技を学ぶことができました。
内容は、もし妊娠中や出産後に急変が起こったらどのように対応すればよいのか、というものをシミュレーションで練習します。もし何か起こった場合でも滞りなく高次医療施設に搬送することで、当院でも妊婦の皆様が安心して分娩を受けてもらうことが可能となります。
まずは何か異常が起こっていることの認知から始まります。お母さんが『苦しい』と言っているかもしれませんし、血圧が下がったりして気づくかもしれません。次に人を集め、初期対応を行うとともに、何が起こったのか把握します。治療を行いながら、検査、評価を行い、院内での治療が困難な場合は高次医療施設に搬送という流れになります。
実際に高次医療施設への搬送は多くはありませんが、だからこそ、シミュレーションをしておくことで、いざ起こったときにもすぐに正しく対応する事ができるわけです。