2021年10月25日
出産後に頭痛が起こることがあります。原因は様々で、中には大きな疾患が隠れていることもあるので、もし痛みを感じたら、我慢せずにスタッフに話してください。
無痛分娩の麻酔が原因で頭痛が起こる場合があります。硬膜穿刺後頭痛と呼ばれ、針がくも膜、硬膜を穿刺した場合に起こります。
特徴として頭を起こすと頭痛が起こり、横になると頭痛が軽減するというものです。
麻酔が原因でない場合は低髄液圧症候群とも呼ばれます。
穿刺により髄液が漏出し、圧力が低下することで頭痛が起こります。
髄液は毎日産生されるので、カラカラになることはありません。しかし、頭を起こせないということは生活に支障があるため、症状がある場合は治療が必要となります。
2021年10月18日
当院での無痛分娩は硬膜外無痛分娩というもので、腰の真ん中あたりに注射をしてカテーテルという細い管を入れます。この細い管は直径1mmほどで、柔らかくしなりがあり、釣り糸のように強固です。イメージだと太い釣り糸のような感じでとらえてください。
中が空洞になっており、薬が流れるようになっています。
背中に管が入った状態で、ベッドに背中を付けても問題ありません。管がつぶれることもありませんし、管がどんどん入ってしまうこともありません。普通に過ごしていただいて大丈夫です。しっかり固定しておりますので、よほどのことがなければ抜けることもありません。
最初は管が入っていることが怖いかもしれませんが、すぐに慣れますので、何も心配なく出産に臨めます。
2021年10月11日
今まで何回か無痛分娩ができない原因の一つに側弯症が強い方を挙げてきました。そのせいか、無痛ができるか否か不安な顔で外来に来られる方がいらっしゃいます。今まで何人も側弯症の方々を無痛分娩してきましたが、無痛分娩ができなかった方はいらっしゃいませんでした。来院されている側弯症の方々はそれほど大きな側弯でない場合や、胸椎の側弯はあっても腰椎の側弯はほとんどない場合などもあり、問題なく無痛分娩ができています。
ですので、側弯症の方でも無痛分娩は多くの方は可能です。
ただし、事前に診察や、診察の結果によっては画像検査をお願いするかもしれませんの、その際はご協力下さい。
2021年10月04日
当院での無痛分娩は硬膜外無痛分娩というもので、腰の真ん中あたりに注射をしてカテーテルという細い管を入れます。この細い管は直径1mmほどで、柔らかくしなりがあり、釣り糸のように強固です。イメージだと釣り糸のような感じでしょうか。
中が空洞になっており、薬が通れるようになっています。
背中に管が入った状態でも、ベッドに背中を付けても問題ありません。管がつぶれることもありませんし、管がどんどん入ってしまうこともありません。普通に過ごしていただいて大丈夫です。
最初は管が入っていることが怖いかもしれませんが、すぐに慣れますので、何も心配なく出産に臨めます。