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院長と麻酔科医の無痛分娩あれこれ

麻酔科医の資格について

2021年01月04日

本日は麻酔科医の資格についてご紹介いたします。
麻酔科医の資格には主に『麻酔科標榜医』『麻酔科認定医』『麻酔科専門医』『麻酔科指導医』『機関専門医』『専門研修指導医』があります。
『麻酔科標榜医』は日本国家が認めたライセンスで、国家資格となります。2年の麻酔科研修施設での研修を経て取得することができます。他に一定の手術麻酔を経験することでも取得できます。標榜医は1回取得すると、永年継続されます。
『麻酔科認定医』は前述した『麻酔科標榜医』を取得すると、日本麻酔科学会より認定されます。標榜医とは異なり5年ごとに更新が必要です。更新には学会参加や発表などしっかり麻酔学を学んでることと、臨床経験が必要となります。
『麻酔科専門医』は認定医取得後5年以上麻酔科医として働き、専門医試験を受けます。筆記試験、実技試験、口頭試問からなり、3日間にわたって行われます。専門医試験を受ける前に一定の基準があります。ACLS(心肺蘇生)の資格を持っていること、学会参加や発表を行っていること、臨床を行っていることなどです。臨床も心臓麻酔、小児麻酔、帝王切開、胸部外科、脳外科の麻酔を一定数以上行うことを必要としています。
『麻酔科指導医』は麻酔科専門医取得後5年以上麻酔科医として働き、一定の指導症例数の基準を満たすと認定されます。専門医のときのような試験はありません。
『機関専門医』と『専門研修指導医』は最近できたもので、前述の『麻酔科認定医』『麻酔科専門医』『麻酔科指導医』は日本麻酔科学会が認定していましたが、この2つは日本専門医機構が認定しています。『機関専門医』は『麻酔科専門医』よりも学会参加、発表や勉強会などの必要単位数が多くなります。
今このコラムを書いている私は、今現在麻酔科指導医ですが、近い症例麻酔科専門医になります。現在は指導ではなく、東京マザーズクリニックで常勤医として勤務しているためです。
麻酔科関連の資格には主にこれらのものがありますが、他に『心臓麻酔専門医』や『小児麻酔専門医』があります。ちなみに現在は『産科麻酔専門医』はありません。
麻酔科医として、日々の診療を通し、皆様が安全に過ごせるように精進してまいります。

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