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Dr.聡のコラム

日経Dualの記事掲載

2016年01月28日

日経dual (働くママ&パパに役立つノウハウ情報サイト)の1月20日の記事に
無痛分娩に関する話題が掲載されています。
高齢妊娠の方、無痛分娩か自然分娩かで悩んでいる方、これから妊娠を考えている方の参考となればと思います。
一度記事をお読みになってみてください。
無痛分娩についてのご質問等ございましたら遠慮なくクリニックまでお問い合わせください。

学会賞(大川賞)受賞

2015年12月05日

平成27年11月28−29日に東京都内で第119回日本産科麻酔学会が開催されました。毎年行われる学会で、全国の産科医、麻酔科医、そして産科医療に携わる助産師や看護師が集まり、無痛分娩、帝王切開、産科救急に関する議論が活発にかわされる学会です。
今回、私は無痛分娩に関する発表を行い、光栄にも学会賞(大川賞)をいただきました。大学病院や名だたる病院からも発表されるなか、クリニックからの発表が評価されることは大変光栄であるとともに、これまでの東京マザーズクリニックの歩みを評価されたものと大変感謝しております。


第119回日本産科麻酔学会 大川賞 表彰状

今回の私の発表では、無痛分娩において帝王切開や器械分娩となる因子(原因)を探るという目的で研究を行いました。研究の結論から申しますと、帝王切開や器械分娩の原因は、無痛分娩に関わる影響よりも、自然分娩と同様な原因が帝王切開や器械分娩に影響しているということがわかりました。特に強く影響している因子として、お産の経験の有無、妊婦さんの身長や体重、赤ちゃんの出生時体重でした。麻酔による影響や誘発分娩による分娩管理、また妊婦さんの年齢は影響しておりませんでした。また器械分娩は自然分娩と比較してやや高い割合でしたが、帝王切開の割合は自然分娩の帝王切開の割合と同程度でした。
研究から言える事は、無痛分娩も自然分娩と同様な原因が帝王切開や器械分娩に影響していることが多く、高齢妊娠の理由で無痛分娩が帝王切開や器械分娩に影響するということを過度に心配する必要はないということです。そして分娩のリスクを下げるためには、妊娠中から妊婦さんの体重管理が重要だということです。当クリニックでは栄養士が食事指導を行い、妊娠中の健康管理に力を入れておりますので、今後さらにこれらのリスクも減ってくるものと考えています。
海外では一般的になってきている無痛分娩ですが、日本でも最近では無痛分娩を希望される妊婦さんが増加してきています。しかし無痛分娩に関して不安が強く、無痛分娩に興味はあるが結局自然分娩を選択される妊婦さんも多いかと思います。今回の研究の結果から無痛分娩に興味を持っていただける方が増えていただける事を願っています。
 また、今回の学会では東京マザーズのスタッフも発表いたしました。産後の痛みのコントロール方法と母乳育児への影響に関する研究を行い、産後の痛みのコントロール方法により母乳育児を妨げなかったという発表をいたしました。我々クリニックでは分娩中の疼痛コントロールだけでなく、産後の痛みのコントロールにも力をいれております。
東京マザーズクリニックは開設以来、毎年産科関連の学会での発表を行っています。これからも妊婦さんにより質の高く、満足度の高い医療を提供していくために、我々の研究結果から多くを学び医療現場にフィードバックしていきたいと考えております。
また、これから妊娠を考えていらっしゃる方、分娩方法を悩んでいる方で無痛分娩に関するご質問がありましたら遠慮なくクリニックにお越しください。ご不安になっている質問にお話させていただきます。

当院の無痛分娩についてはこちらのページでもご覧いただけます。

学会発表のご報告

2015年06月11日

5月31日(日)に東京医科歯科大学、鈴木章夫記念講堂にて第33回 東京母性衛生学会学習会がありました。
その学会では周産期医療に携わる医師、助産師、看護師の方々が集まり、周産期医療について議論される学会ですが、この学会において東京マザーズクリニックのスタッフが「新生児高ビリルビン血症に影響する因子の検討」という内容で発表いたしました。
新生児高ビリルビン血症、いわゆる新生児黄疸を防ぐためにはどうしたら良いのかというテーマで研究したものですが、学会奨励賞候補演題の一つとして選ばれました。
残念ながら学会奨励賞はいただけませんでしたが、とても良く内容がまとめられ頑張って発表してくれました。これからもクリニックの医療の質の向上を目指し、研究を進めていきたいと思っています。
今回の学会では私自身のこれまでの成育医療研究センター勤務時代の経験をもとに「胎児診断と胎児治療の展望」というテーマで胎児診断・治療のこれまでの歩みと今後の展開について講演させていただきました。
とても有意義な学会で、参加したスタッフも刺激になったと思います。
 
また、6月7日(日)には水野先生が主催された、「女性が輝く社会と少子化対策の両立を目指して」というテーマのシンポジウムが開催されました。
このシンポジウムはお産と育児を頑張るママをサポートするための取り組みの一環として行われましたが、私もこのシンポジウムで発表させていただきました。
高齢妊娠・高齢初産のママにフォーカスをあて、安心してお産できるためのアドバイスについてお話しさせていただきました。
その他、このシンポジウムでは畑野ひろ子さん、VERY編集長の今尾朝子さんから、働きながら出産、育児を頑張っている体験談についてお話ししていただきました。
東京マザーズでお産されたお母さんとお会いし、元気に育児を頑張っていらっしゃるご様子で、お子さんもあっという間に大きくなっている姿をみてうれしく思いました。

東京マザーズクリニック 3周年

2015年01月28日

2012年1月11日に東京マザーズクリニックを開院して今月で3年が経ちました。
無痛分娩と胎児診断を専門とするユニークなクリニックとしてスタートしましたが、この3年間はあっという間でした。昨年も無痛分娩や胎児診断を目的として多くの患者様が全国からお越しいただきました。
昨年は初めて東京マザーズクリニックに来院された方だけでなく、東京マザーズクリニックで2人目のご出産をされた方、あるいは二人目の妊娠も胎児ドックを希望された方も多くいらっしゃいました。
2014年1月~12月までの1年間でお世話させていただいた分娩件数は445件でした。
その内訳は骨盤位(いわゆる逆子)や前回帝王切開術既往のための予定の帝王切開術が22件と、自然分娩14件、無痛分娩が409件(無痛分娩経過中に帝王切開術となった方も含みます)でした。
また、胎児ドックに関しては、当クリニックで分娩される患者様だけでなく、当クリニックで妊婦健診を受けていない患者様も胎児ドックを目的とした受診も多くありました。
昨年1年間(2013年)の検査件数(院内外を併せて)は下記の通りでした。

NT計測   924件(うち組み合わせ検査:589件)
妊娠中期・後期胎児超音波スクリーニング検査  1049件
クアトロテスト   60件
染色体検査   137件(絨毛検査:106件、羊水検査:31件)

今年、東京マザーズクリニックは4年目を迎えます。
東京マザーズクリニックに全国より来院されるようになりました。
無痛分娩、胎児診断(胎児ドック)のみでなく、妊娠中、産後のケアにも力をいれており、多くの患者様から好評をいただいております。
今後も、よりよい医療を患者様に提供できるように、スタッフ一同さらに努力していきたいと思います。
どうぞ今後とも東京マザーズクリニックをよろしくお願いいたします。

無痛分娩

2014年10月08日

働く女性の活躍とともに高齢出産が増え、無痛分娩について興味を持たれる方が、一段と増えてきているようです。
アベノミクスが掲げる「女性の活躍」により、働く女性が今後さらに多くなり、活躍する場が多くなってくることが期待されていますが、一方で女性の出産と育児の問題に関する課題もあげられます。
フランスでは1970年台のころの少子化対策として無痛分娩が一翼を担ったともいわれています。
これからの日本において、女性の輝く社会を作りながら、少子化に歯止めをかけるために、無痛分娩はその一翼を担うものになるかもしれません。

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