2020年08月29日
猛暑日が続いていますが、皆様体調はいかがでしょうか?
先日、NCPR(新生児蘇生法)インストラクター養成コース講習会を受講し、日本周産期・新生児医学会が認定する資格を取得しました。
ほとんどの赤ちゃんは、大きな産声をあげて、自分の力で呼吸をし、外の環境に適応しようとしますが、約10%の赤ちゃんが生まれて初めて呼吸をする際に、何らかの支援が必要とされ、およそ1%には本格的な蘇生治療が必要とされています。
なので、生まれた直後の赤ちゃんが急激な生活環境の変化に対して上手に適応できなかった時、わたしたちには素早い判断や技術が求められます。
当院では定期的に新生児蘇生法の研修を実施し、知識と技術を維持および更新しています。
(※写真は去年の研修様子です)
今までは教わる側で研修に参加していましたが、今後は新生児蘇生法について教える側になります。
指導者としてはまだまだ未熟ですが、自身の蘇生技術の質の向上はもちろん、指導のスキルもあげ、貢献できるようこれからも努めたいと思います。
#無痛 #母乳外来 #胎児ドック #産後ケア
2020年08月19日
梅雨明け、暑さが厳しいですね。
新型コロナウイルス感染者数が日々更新されています。
もうご存知の方もいらっしゃると思いますが、当院では立ち合い分娩での密を避けるため、面会制限を産後30分のみとさせていただいております。
そして、入院から退院まで、終始感染予防のため、感染予防のためマスク着用の協力をお願いさせて頂いております。
そこで、今回は、何のためのマスク着用なのか?マスクの必要性とは?
知っているようで、実は知らないマスクの効果について、お話しします。
マスクは、咳やくしゃみ、または会話などでの、唾液や呼吸でのウイルスの飛沫を、マスク表面でシャットダウンしてくれる効果があります。
もちろん、デメリットもあります
マスクにより、呼吸が苦しくなったり、暑くて熱中症になったり、化粧も崩れ、摩擦による皮膚炎があるのも事実です。
マスクをしなくていいのなら、したくないのが本音です。
がしかし、命に関わることから考えると、どうでしょうか?
今、マスコミで話題に挙がっている、お産の時のマスク着用に関しては賛否両論です。
お産の時の状況をイメージしてみてください。
無痛分娩でも自然分娩でも、いきまないと赤ちゃんを産むことはできません。いきむのに、息を吐いたり吸ったりします
大切な赤ちゃんに会うための、最初のママだけのお仕事です。
分娩室は、広いわけではありませんし、密になります。
お互い感染しない、させないためにも。また、生まれてくる赤ちゃんにも、細心の注意が必要です。
感染してからでは遅いです。
もし、そうなってしまったら、母児分離になってしまいます。
隔離中寂しくて、赤ちゃんやご家族の心配やタラレバの後悔も、皆様には、そんな思いをして欲しくないと私共は思っております。
いつ、どこで、どんな経路で感染するか、わからない状況です。
家庭内感染も増えてきていますし、まだまだこれからも、増えてくると予想しています。
だからこそ、マスクの必要性をしっかりと把握しましょう。
お互いと身近な大切な人を守り、待っていた我が子との、新しい生活を始められるようにして欲しいです。
皆様には、本当にご不便で苦痛なことかもしれません。
私共にとっても、大切な皆様をお守りしたい一心です。
どうかご理解、ご協力の程宜しくお願い致します。
2020年08月11日
2020年08月01日