2020年11月03日
2019年10月28日
先月の続きで、避けて欲しい油とはどんな油でしょう。
代表的なものにマーガリン、ショートニングなどに含まれているトランス脂肪酸が挙げられます。すでにアメリカでは規制がかかっているくらい、身体に影響がある油なのです。
もう一つ気をつけて欲しい油にリノール酸を多く含まれているオメガ6があります。
一昔前では血液がサラサラになるので、不飽和脂肪酸を多く摂りましょうという神話があり、オメガ6の油が
身体にいいと思い使っている方も多いと思います。
オメガ6の油は摂り過ぎると炎症の原因となるので、摂り過ぎは注意が必要です。
現代においては、手軽に食べる事が出来るコンビニやファーストフードに沢山のオメガ6の油が使われていて、過剰摂取が心配です。
ただしオメガ6の油も身体にとっては必要な油なので、先月にも記事にした摂って欲しいオメガ3とオメガ6の バランスは大切です。 1:4を目指してください。
今は血液1滴で脂肪酸バランスがわかる検査もあります。 ご自身のために、油を使い分けしてみませんか?
身体が変わるかもしれません。
2019年10月23日
みなさん、油というと、どういうイメージを持ちますか?
・太りそう
・カロリーが高そう
・胃がもれそう
あまり良くないイメージを持つ方が多いのでは・・・と思いますが、
実は油は身体にとって、大切な存在なのです。
病気の元になるにも油ですし、綺麗になるためにも油が必要なんです。
ではどんな時にどんな油を使ったらいいの?
知っているのと知らないのでは大違い
油を上手に使い分ける事により、身体が変わってきます。
まず摂って欲しい油は必須脂肪酸であるオメガ3の油です。
オメガ3の油は赤ちゃんの脳の発達に大切な栄養素、DHA,EPAを多く含んでいて
サバやサンマやブリ、あじなどの青魚に多く含まれています。
本当はお魚で摂って欲しいのですが、お魚が苦手な方は同じオメガ3のえごま油や亜麻仁油で摂る事を
お薦めします。 ただし、えごま油や亜麻仁油は加熱には向かないので、サラダなどのかけるといいですよ。
加熱に向いている油はオリーブオイルやこめ油、菜種油などがあります。
身体にいいからと言って使いすぎると、1g=9kalもあるので、注意が必要です。
ではあまり摂って欲しくはない油とはどのような油でしょう。
次回のお楽しみにしてください。
2019年09月21日
みなさんこんにちは。今回は「梅毒」についてお話します。
梅毒と聞くとその昔流行した病気と思う方も多いかもしれませんが、近年患者数が急増していることが知られています。
こちらのグラフは東京都における梅毒患者報告数を示しています。ここ5年で総患者数は3倍、女性患者数に至っては6倍と増加傾向にあります。
梅毒ってどんな病気?
梅毒とは性感染症の一種で、キスやセックスの時に粘膜や皮膚の小さな傷から感染します。まったく症状がでない場合もあり無自覚のまま病気が進行し、数十年後に心臓や血管、神経の異常が現れることがあります。また、完治しても免疫はできないので感染を繰り返します。予防にはコンドームの装着が必要です。
梅毒の症状って?
第1期
感染後3週間~:性器、肛門、口にしこりができる。または症状がなく見過ごすことが多い。無治療でも約1カ月で症状が消失。
第2期
感染後3カ月~:手の平、足の裏に赤い湿疹ができ、無治療でも数週間から数カ月で消失。
潜伏梅毒:無症状のまま何年も経過し脳、目、神経、臓器などに感染症状が進行。
後期梅毒:感染から数年~数十年後に心血管、神経症状などが出現。
妊娠と梅毒
梅毒は胎盤を介してお腹の赤ちゃんに感染することがあります。早産や死産の原因となるだけでなく、水頭症や失明、難聴、皮疹、黄疸などの病気を合併することがあります。しかし、妊娠初期に分かれば内服治療を行うことができます。
どうやって検査するの?治療は?
梅毒は検査で診断でき、ペニシリンの内服で完治することが可能です。早期に発見することで赤ちゃんへの影響なく安心して妊娠をすることができます。
当院では梅毒を含む感染症などを調べられるプレママ健診を行っております。
これから妊娠、出産を迎える皆様がより健康な状態で妊娠を迎えることができるようお手伝いができたらと思います。
2019年07月24日
妊活で大事なのは、子宮力です。
子宮は内性器。骨盤の中に膣の上と繫がっています。
子宮の大きさは、縦6~8㎝ 幅は4~5㎝で鶏卵大くらいです。
卵巣の大きさは親指くらいです。
卵巣は2つの女性ホルモンが分泌され、このホルモンの影響で
子宮の内膜が厚くなり、受精卵を迎える準備をします。
日常生活のストレスや緊張により、体の血流が悪くなり
指先が冷えたり、肩こりが酷いとか下肢がむくみやすいなど症状が現れます。
また、体内の臓器では消化器系にも影響があります。
妊娠に欠かせない、女性ホルモンは血液によって運ばれます。
ストレスや緊張、冷えによって、卵巣や子宮にホルモンが届きにくくなります。
日々の溜まったストレスを「ゼロ」にすることは難しいですが、
不規則な生活を改善し、下腹部を温めて、子宮力をUPしましょう。
例えば、下半身を締め付けたり、下腹部を冷やさないような下着(ショーツ)を選びましょう。
”おへそ”まではいるような、ゆったりで大きめなのもを履いてみましょう。
鼠径部の締め付けも避けましょう。
素材は綿や保温性、吸水性がよいものを探してみてください。
下着の色も暖色系やピンク色をチョイスして、血の巡りを改善しましょう。