2019年03月15日
厚生労働省は2020年までに男性育休率13%を目標としています。
2017年度の厚生労働省「育児休業取得率」によると、男性5.14%(2016年度 3.16%)と少しずつ上昇していますが、まだ取得率は低いようです。
共働きや核家族の家庭が多く、産後のサポートは夫の協力が必要不可欠です。
育児休業取得のメリットは、母親の育児不安やストレスの軽減、虐待防止や父親としての自覚が高まる。夫婦の間でコミュニケーションも高まり、パートナーシップが強まると言われます。
夫婦一緒に赤ちゃんと過ごすことで、一緒に悩み、相談し、協力しあう「戦友」になるといいですね。パートナーは「敵」ではありません。夫婦ともに子育てをスタートして、安心できる環境作りが大事です。
育児休業のデメリットは
収入が減少・同僚に負担をかける・パタニティハラスメント(会社の上司が、パパになった男性の育児参加を妨害すること)受ける可能性があること。
職場の中で相談や仕事を引き継げるように準備が必要ですね。
虐待の原因に、
・育児に不安がある
・夫が育児に協力してくれない
・孤立した子育てで相談相手がいない
などが、あげられています。
育児は正解がなく、子供も日々成長します。
母親が心配や不安なことを話せて、共感してもらえると、とても安心出来ますね。
妊娠前に産後の生活をイメージするのは難しいですが、
産後に話合うのではなく、日頃から夫婦で会話や相談、準備や下調べが大切ですね。
2019年02月18日
2018年07月09日
2018年03月26日
2018年02月28日
段々と暖かい日が増えてきて,梅の花も少しずつ咲いてきていますね。
少しずつ春を感じる今日この頃です。
さて,今日のテーマは「補完食って知っていますか?」です。
みなさんは,「補完食」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
補完食とは,皆さんもご存知の「離乳食」のことをいいます。
なぜ,補完食という言葉なのでしょうか・・・
「補完食」とは,母乳育児を継続しながら,母乳だけでは不足となる栄養素を補い,完全なものとする食事のことをいいます。
補完食を始める時期は,6か月ごろといわれています。
逆をいえば,6か月ごろまでは,母乳または人工乳以外のものを赤ちゃんに与える必要はないということですね。
赤ちゃん用の清涼飲料水や,麦茶,白湯など3-4か月ごろから脱水予防のために与えましょうなどと薦めていることがありますが,
母乳にはたくさんの水分が含まれていますので,そのようなものを与える必要はないと言われています。
麦茶や清涼飲料水を与えることで,母乳を飲む回数が減って,カロリー不足になってしまったり,乳房トラブルを起こしてしまう原因になる可能性があるため,
補完食を始める時期までは,母乳や人工乳以外のものを与えないようにしましょう。
補完食の始める時期ですが,首がしっかり座り,支えがあれば座れるようになり,赤ちゃん自身が食べ物に興味を示す姿がみられたり,しっかりと口が閉じれるようになったころが始める時期だと言われています。
また,どのようなものから始めるとよいかというと,「ペースト状のもの」です。WHOも厚生労働省も,そのように薦めています。
ペースト状の目安としては,スプーンの上に容易に食物が留まるくらいの濃さです。
また,6か月を過ぎると,母乳のみでは,鉄分が不足するといわれています。鉄分が多く含まれる食品も意識して与えていくとよいでしょう。
次回,より詳しい補完食の進め方についてお話したいと思います。