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妊娠・出産・子育ての役立つ情報

妊娠する前の禁煙のススメ

2015年08月16日

さて今回は、前回に引き続きタバコのお話です。

妊娠してからタバコをやめようと思われている方、妊娠したからタバコをやめようと努力中の方。
いらっしゃいませんか?
特にタバコをお吸いになる旦那様の中にも、そうお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
新しいご家族のための決意、意気込み、素晴らしいですね!!

ですが実はひとつ落とし穴があります。

妊娠を確認するには、超音波で見えるほどの大きさまで赤ちゃんが大きくならなくてはなりません。
ご本人も生理が遅れたことで気付く事がほとんどですので、おおよそ妊娠4週以降の発覚、という事になります。
すなわちその4週間、ママは気が付かずに煙を吸い続けてしまうことになるのです。

妊娠に気が付かない期間中、風邪薬や痛み止めのお薬をのんでしまいご心配される方は多くいらっしゃいますが
タバコはいかがでしょうか?
自分が吸っていなくても、ご家族の喫煙や外出先での副流煙等、吸い込んでしまう機会は多々あるのではないでしょうか。
実際は妊娠中内服のできないお薬同等、もしくはそれ以上の大きなリスクをはらんでいます。
もし妊娠中も禁煙することができなければ、赤ちゃんの成長だけでなく、分娩自体にも大きな合併症を起こすなどの
事態を招きかねません。
妊娠中の喫煙や受動喫煙はそんな恐ろしい事だと御認識いただければと思います。

中毒性のあるものをやめる、という事はとても大変なことです。
特に妊娠中は身体的にも精神的にも変化が大きく、順応することが大変な時期ですから、
そうなる前にご自身とご家族の禁煙が成功していることが何よりも望ましいのです。
文責 院長

女性とたばこ

2015年07月24日


今回は女性とタバコについてのお話しです。
このコラムを読んでいらっしゃる方の中には、ご自身が吸われなくてもご家族に喫煙者がいらしたり、お仕事のストレスや過去の習慣として現在も止められずにいる方がいらっしゃるかもしれません。

現在、厚生労働省の調べでは女性の喫煙率は全体で9.1%、10人集まれば約1人の確率です。特にプレママ世代の喫煙率が意外と高く、20代で14.3%、30代で18.0%となっています。

タバコの健康被害については皆さまもご存じの事が多いと思いますが、特に女性にとって…となるといかがでしょうか?

実はタバコの煙を吸うという事は、女性ホルモンの分泌を著しく低下させるといわれています。それは周囲の人が吸っている煙を吸ってしまう『受動喫煙』でも起こるのです。
そもそも女性ホルモンは、女性らしい体作りや安定した精神状態、妊娠・出産に欠くことのできないホルモンです。また最近は、美肌にも重要なホルモンだと有名になりましたよね。
この重要な女性ホルモンが減少し、分泌までも抑制されてしまうと、美容と妊活に大きな影響を与えてしまうのです。
特に妊活において、タバコの成分は卵巣に有害で、それは喫煙期間に大きく影響を受けます。卵子の老化や生殖機能の低下を早め、閉経も数年早くなるとも言われています。また、卵巣が担っているホルモン分泌の役割を阻害することで、妊娠をしにくい状況になってしまうとも言われています。

タバコは百害あって一利なしはよく言われますが、とはいえ簡単にやめられる物ではありませんし、何度も禁煙に挫折する方もたくさんいらっしゃいます。
それでも、もしやめることができたら、ここに書いてあることの反対のことが起きます。女性ホルモンがたくさん分泌され、美肌を得ることが出来、卵子も子宮も健康で、妊娠もしやすくなるということです。
妊娠する前から赤ちゃんを迎える準備として、ご自身で、またご家族で、環境を整えていくことが出来るといいですよね。


次回は「妊娠する前の禁煙のススメ」についてお話しさせていただきます。
文責 院長

紫外線対策について

2015年06月16日

前回は妊娠と紫外線についてお伝えしました。
今回は、今の時期に欠かせない紫外線対策についてお伝えします。

1年の中でも紫外線量が多いと言われているのが、春から初秋、4月から9月です。
1日のうちではお昼頃にピークを迎えやすく、今の時期も日中は紫外線の強さを直に感じることも多いと思います。日中に外出をされる場合は、きちんと紫外線対策を外出するようにしましょう。

紫外線対策の要は、UVカット仕様や日焼け止めの使用です。
日焼け止めは外出前に塗ることが多いですが、汗とともに流れて効果が薄れることがありますので、こまめな塗り直しが必要になります。日焼け止めの中には添加物が使用されているものも多く、肌トラブルを起こしてしまう方や毎日のデイリー使いによる肌の負担が心配といった方もいらっしゃると思います。そんな方には、UVカット仕様のウェアや日傘、帽子など上手に利用されてみてはいかがでしょうか。UVカット加工の無いものでは、出来るだけ黒や紺など色の濃い物を選ぶようにしましょう。

最後に紫外線対策における注意点です。極度に紫外線を避けることでビタミンD濃度が減少してしまうことが分かっています。ビタミンDは骨を丈夫にしてくれるだけでなく、妊娠中にもしっかりと濃度を保つ必要があります。最近では、赤ちゃんの中にもビタミンD欠乏がみられ、原因をたどると妊娠中のお母さんのビタミンD欠乏が影響していることが分かっています。昔は日光浴という言葉も良く聞かれましたが、現代ではなかなか日光浴を積極的に行うのは気が引けるかもしれません。しかし、日焼け止めをせず、日光浴を20分程度行うだけで、効果的にビタミンDを体内に産生することができます。サプリメントまで摂取する必要はありませんが、日光浴と併せて普段からバランスの摂れた食生活を心がけるようにしましょう。
将来的に赤ちゃんの健康とご自身の健康を考え、短時間の日光浴を取り入れてみてはいかがでしょうか。

次回は妊娠とたばこについてお伝えします。
文責 院長

妊娠と紫外線

2015年05月23日

だんだんと日差しが強い日も多くなり、夏が近づいてきています。
お店の店頭では、紫外線対策のコーナーが作られるほど、
年々紫外線に対する関心が高まっています。
またスキンケアでは、美白とうキーワードで関連商品が次々に出されており、
日焼けによるシミやそばかすは出来たら避けたいものです。

そんな紫外線ですが、紫外線だけの影響ではなく、女性特有のホルモンの影響で
シミやそばかすができやすい時期や機関があるというのは、ご存知でしたでしょうか。
シミやそばかすが出来やすい時期として知られているのは、生理周期でいう生理前の時期です。
生理前に分泌が増える黄体ホルモンの影響で、紫外線に対する感受性が高まると言われています。
もう一つは妊娠期間です。この期間も同様に、黄体ホルモンが分泌する影響で、季節に関係なく
紫外線に対する感受性が高いことが知られています。メラニンを生成するメラノサイトを刺激することで
シミが作られやすい状態にあります。

シミやそばかすが出来やすい時期をおさえたら、次はしっかりとした対策が必要です。
次回は、紫外線対策と対策における注意点についてお伝えします。
文責 院長

子宮頸がん検診 補助券について

2015年03月06日

前回は子宮頸がんについてお話ししましたが、皆様のお手元に、子宮頸がん検診の補助券などは
届いていませんか?

無料で子宮がん検診を受けられる年齢の方には、行政より無料のクーポン券が届いていると思います。
対象年齢外の方は、補助券(居住区の行政により異なります)などが、お手元に届いているはずです。
この補助券は、今年度で期限が切れるものがほとんどで、その締切が3月31日となっています。
(子宮頸がん検診の無料対象年齢など、くわしくは世田谷区のホームページをご覧ください。)

東京マザーズクリニックでも、ここ最近は子宮頸がん検診希望の方の受診が増えています。
当院でご利用いただける補助券は、世田谷区のみとなっておりますので、ご希望の方はお手持ちの
補助券が世田谷区であるかご確認のうえ、ご予約をお待ちしております。

がんは早期発見、早期治療が一番の特効薬となります。
がんが見つかる段階で、治療の内容も変わってきます。
ことの他、子宮という臓器においては、妊娠や出産にも大きく関わることになり、
その後の女性の一生を左右することにもつながりかねません。

日本は先進国のなかでも、がん検診の受診率がとても低い国です。
きっと、お手元に子宮頸がんの補助券があっても、
産婦人科に行くのは嫌だな…、診察って怖いし…、私ならたぶん大丈夫…と
何か理由を探して、検診を見送っている方もいるかもしれません。

がん検診は早期発見だけでなく、何の異常もないという診断も検診のもう一つの結果。
自分の体を大切にできるのは、自分しかいません。
このコラムをきっかけに、ほんの少しでも検診のきっかけとなってくれれば幸いです。

文責 院長
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