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妊娠・出産・子育ての役立つ情報

猫との暮らし

2018年08月24日

ペットを飼ってる方の妊娠前準備、今回は猫との暮らしについてです。

猫は犬に比べると毎日の散歩やしつけの負担がそれほどありませんが、トキソプラズマ感染症に注意が必要です。
トキソプラズマは妊婦が感染すると流産や死産の原因になります。
オーシストという卵の状態で猫の糞から体外に出たものが人の手に触れて口から感染します。
成人の30%?40%は感染したことがあります。風邪やインフルエンザの様な症状でいつの間にか罹って免疫ができています。健康な人は初感染でもそれほど重症にはなりませんが、妊婦で初感染の場合は赤ちゃんに影響があるので、妊娠前に抗体があるか調べておくと安心です。

感染源は猫だけでなく、虫、生肉、庭の土などからの感染の方が多く、猫からの場合、原虫を媒介した生き物を猫が食べて感染します。猫の糞は長時間放置せず直ぐに、また出来れば手袋を付けて片付けましょう。他にも猫を外に出さないようにしたり、生肉を食べさせないことで予防ができます。感染した猫には症状がないので、猫の検査もしておくといいかもしれません。

妊活前から、猫を清潔に保つことを生活習慣にしておきましょう。寝床やトイレを清潔に保ち、毛や爪の手入れなどのグルーミングを行います。また日頃から猫の健康状態をよく観察して、ワクチンや検便などを定期的に行うと安心です。

一緒に暮らすペットはとても可愛い存在ですが、猫とキスをしたり、人間の箸で食べ物を与えたりすることは避けて下さいね。



最後に、猫は神経質な子も多いです。
新参者の赤ちゃんに臆病になったり攻撃的になったりする場合もあるので、少しずつ匂いや声に慣れさせるための時間と、猫が安心して過ごせる空間を用意してあげます。部屋を分けられるよう妊娠前から考えておきましょう。

文責 院長

授乳姿勢 添え乳編

2018年07月29日

毎日暑い日が続いていますね
熱中症予防気をつけてくださいね。

本日のテーマは「授乳姿勢 添え乳編」です。

新生児で添え乳ができるのとびっくりされる方もいらっしゃるかもしれません。

もちろん新生児でも添え乳はできます
添え乳は、母乳で育てるママたちの、夜の必須授乳姿勢です。

また、出産後の傷の痛みがあって、うまく座った授乳姿勢がとれない方にもお勧めの姿勢ですね

添え乳の時はより、注意する点があります。
添え乳の場合、ママと赤ちゃんの間に隙間ができて、赤ちゃんが深くおっぱいをくわえられず、夜間の間におっぱいが
切れてしまったり、水疱ができてしまったりすることがあります。

添え乳の方法は2つあります。

1つ目は、横になれる環境で縦抱きを始め、赤ちゃんが吸い始めたら、そのまま横になる

2つ目は、赤ちゃんを寝かせた横に、あげたいおっぱいの方を下にして赤ちゃんと向かい合わせになるように
自分も横になり、赤ちゃんを引き寄せてあげる

どちらの方法も、上半身が斜めになるように、大きめなクッションを使うと赤ちゃんのお顔が見えていいかもしれません。
また、横になったままなので、足の間にクッションを挟むと楽に授乳ができると思います。
赤ちゃんの背中にタオルを丸めたものを置いたり、クッションを置いておくと、
お母さんと赤ちゃんの隙間ができるのを防ぐことができます。

腕枕のように赤ちゃんの頭をご自身の腕の上におくと、赤ちゃんが浅く吸いやすく、
姿勢も不安定なりやすいです。

添え乳の時も、授乳の姿勢の基本が出来ているか、赤ちゃんの首→肩→腰が
真っ直ぐになっているかを確認しましょう

添え乳で、授乳をした後はそのまま一緒に赤ちゃんとお休みして問題ないのですが、
赤ちゃんは横を向いたままだとうつ伏せになり易いので、必ず仰向けにしてから
ママは眠りましょう

文責 院長

蚊の季節です

2018年07月09日

今年は早々に梅雨明けが発表されました。なんと観測史上一番早かったとのことです。
この時期から気にかけておきたいのは、蚊の対策です。
蚊は人の体温や吐き出す二酸化炭素を感知して寄ってきます。
また汗をかいた肌は近寄りやすい状態になっています。
人が蚊によく刺される場所は、茂みのある公園や庭の木陰などです。
 
2014年には首都圏で渡航歴のない人の複数のデング熱患者が報告されました。都内の公園での感染が疑われ、大きなニュースになりました。
このような感染のニュースは大きな心配事となります。
普段から蚊の対策を考えておくとよいでしょう。
 
蚊はまず繁殖を防ぐことが大切です。
蚊は植木鉢の受け皿やバケツなどに溜まる水でも発生します。
屋外に水がたまるようなもの放置しないだけでも蚊に刺されないようにする対策になります。
 
外での活動は肌の露出を避け、どうしても露出してしまう手や首には虫よけ剤を使用しましょう。
虫よけにはいろいろなタイプのものがあります。
塗るものだけでもシートタイプ、スプレー、クリームなどがあります。
皮膚につけるタイプのものにはディートという成分が含まれています。
6か月未満の赤ちゃんには使用できないので、よく注意して選びましょう。小さな子供にはハーブの香りで寄せにくくするタイプの虫よけがおすすめです。
また玄関や庭にぶら下げておくもの、電気式薬剤拡散タイプ、室内スプレータイプ、昔ながらの蚊取り線香やアロマオイルなどいろいろなものがあるので、使う人や場所によって使い分けるとよいでしょう。
 
蚊に刺されると痒くて不快です。ひどいと蕁麻疹などアレルギー症状を引き起こすこともあります。掻きむしらないことも大事です。外出時や屋外での活動のときには、虫よけ対策と同時に、刺されたときに使用できる薬の携帯もおすすめです。
 
これから本格的な夏がやってきます。
虫よけ対策も万全にして快適に過ごしましょう。
文責 院長

授乳姿勢 脇抱き編

2018年06月30日

今年は梅雨明けも、あっという間で、とっても暑い日が続いていますね。
体調を崩されていませんか??

本日のテーマは、「授乳姿勢の脇抱き」についてです。
フットボール抱きともいいます。
赤ちゃんを脇に抱えるような姿勢で授乳をするので、そのようにいわれています。

このような感じですね!

脇抱きは、必ず授乳枕が必要となりますが、覚えるととても楽とおっしゃるお母さんたちが多い抱き方です。
また、外人さんのようにお胸が大きめなお母さんにもおススメの抱き方です。

写真の赤ちゃんの姿勢は、首→肩→腰と一直線になっていて、お口もアヒル口です
とても上手におっぱいを飲んでいますね。

授乳をするときは、どのような体勢の時も、お母さんの手だけで赤ちゃんを支えると疲れてしまったり、
腱鞘炎になってしまうお母さんもいらっしゃるので、写真のように、
タオルやクッションを使って高さを合わせると、リラックスした授乳を行えますよ

リラックスすることで、オキシトシンが出て、子宮の戻りを促したり、
より母乳がたくさん出るようになります。

次回は、「授乳姿勢 添え乳編」です。

文責 院長

犬との暮らし

2018年06月28日

現在ペットを飼っている方に、今回は犬との暮らしで妊娠前に準備しておくことをお話しします。
 

犬のしつけ
普段のお散歩やその他の世話が、つわりや妊娠に伴う体調不良の時には身体の負担になります。また、元気なワンちゃんが飛びついてきてお腹に当たるのも心配です。
妊娠前にドッグトレーナーや飼育施設に預けて、散歩の時に引っ張らない、人に飛びつかないなどの基本的なしつけをしておくと負担の少ない生活が送れます。また、部屋のあちこちを排泄物で汚したり、舐めて病気をうつしたりすることのないようトイレトレーニングや人の口を舐めさせない等のしつけをして清潔に気をつけます。

犬の健康管理
犬の健康管理をする事は、人への感染予防にとても重要です。妊婦になると病気への抵抗力が低下します。
ダニやノミの除去、予防薬投与を行い、狂犬病やその他の予防接種は必ず受けさせましょう。また、散歩から帰ったら足を洗い、定期的なトリミング・シャンプー・爪切り・ブラッシングもしましょう。

犬との信頼関係
犬は群れで生活する動物です。家族の中で優劣の位置を決め自分の場所を作ります。赤ちゃんも群れの一員であり、自分よりも上の存在であると認識させることが出来れば一緒にいても安心です。部屋を分けたり、ゲージに入れることも必要ですが、ただ遠ざけるのではなく同じ空間で匂いや声に慣れさせる時間も取れるようにします。
妊娠や出産を理由にそれまで一緒に生活してきたワンちゃんを誰かに預けたり手放したりすることのないよう妊娠前にたっぷり愛情を注いで家族との信頼関係を築いておきます。
ただし、入院中だけは家族でのお世話が難しい場合もあります。ペットホテルなどで預かってもらえるよう予め調べておくと安心です。
 
犬も家族の一員です。妊娠前にしっかりと準備をして、赤ちゃんもワンちゃんも大切に育てて下さいね。


文責 院長
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