2017年01月21日
年末年始のイベント続きで、気が付けば体重がドーンと増えてしまい、そろそろダイエットを始めなければと思った方もいらっしゃるのではないかと思います。
多くの人がダイエット=運動や食事制限によって痩せることと解釈していますが、本来は運動や食事量を管理して適正な体重にしていくことがダイエットの意味となります。
ただ若い女性の痩せ願望やダイエット志向が強く、やせが増加しています。その背景には各種メディアの影響などもあるのでしょうか。
実は多くの女性はやせる必要がないのに偏った食生活を送ったり、極端なダイエットを繰り返すことによって、健康問題のリスクを高め、さらに若い女性や妊婦の低栄養問題は「次世代の子ども」の生活習慣のリスクを高めると言われています。
まず本当に痩せる必要があるのか、まず見てみましょう!
BMIを計算してみましょう。
BMIとは体格指数として肥満の判定に用いられます。
[計算式] 体重(kg)÷身長(m)の2乗
BMIが22の時の体重が病気にもっともかかりにくいと言われています。
ただ女性ですとBMI22だと気になる方もいると思うので、そんな方は間違ったダイエット
ではなく、はつらつといた元気できれいな女性をめざしてダイエットをして欲しいと思います。
ではどうしたらいいか、次回お話いたしますのでご期待下さい。
2017年01月18日
1月に入り、とても寒い日が続いておりますが、体調など崩されていませんでしょうか?
今日は、国際ラクテーションコンサルタント(IBCLC)についてお話いたします。
IBCLC、IBCLC、IBCLC・・・
みなさまご存知でしょうか??
たぶん知らない方がほとんどだと思います。私も、助産師5年目の時に初めて知りました。
以下、IBCLCの説明を、日本ラクテーションコンサルタント協会の公式HPより抜粋いたしました。
IBCLCは、母乳育児を成功させるために必要な、一定水準以上の技術・知識・心構えを持つヘルスケア提供者です。
IBCLCは予防的なヘルスケアに焦点を当て、産前・産後を通して自分でできる対処法(セルフ・ケア)を促し、母親が自分で意志決定をするよう励まします。また、病院、診療所、地域、開業などのさまざまな立場で問題解決法を用いてアプローチし、適切な情報提供や提案、適切な場への紹介を行ないます。
IBCLCの資格は、アメリカに本部を置くラクテーション・コンサルタント資格試験国際評議会(International Board of Lactation Consultant Examiners:IBLCE)が1985年から毎年実施している全世界共通認定試験に合格することによって得られます。2015年末で世界102カ国に28,105人、国内では994人のIBCLCが、さまざまな母乳育児支援の場で活躍しています。この資格は、看護師、助産師、保健師、医師、ソーシャルワーカー、栄養士、理学療法士、教育者等の専門職をはじめ、母乳育児支援経験と確実な知識体系を持つ非専門家にも広く門戸が開かれています。IBCLCは、IBCLCの「職務行動規範」と「業務範囲」「臨床能力」に基づき、適切なアプローチや情報提供などの業務を行います。
このように、IBCLCとは、母乳育児支援の専門家です。
私は、2011年にこの資格試験に合格し、昨年5年目の再認定を無事に終え、今年からまた5年間IBCLCと名乗ることができます。
国際資格なので、助産師としては海外で働くことはできませんが、IBCLCとしては働くことができるんですよ。(海外で働く予定はありませんが・・・笑)
そして、昨年クリニックに、もう一人のIBCLCが誕生いたしました。
昨年の試験は難しかった・・・と噂でしたので、合格した彼女は本当に凄いと思います
さらに、今年試験を受けようと頑張っているスタッフがもう一人いますので、来年にはこのクリニックにIBCLCが3人になっていることでしょう
資格を持ち名乗ることで、責任が生まれます。
これからも、さらに知識、技術を身に付け、みなさまに母乳育児について正しいことをお伝えしていていけるよう、今年もがんばっていきます。
2016年12月22日
2016年12月09日
①では、インフルエンザの予防接種に関してご紹介しました。
続いて、インフルエンザに予防に関してお話ししたいと思います。
予防接種に関してはさまざまな考え方があると思います。
インフルエンザの予防は、なにも予防接種だけではありません。
手洗い、うがいを徹底する。人込みを避け、外出する際にはマスクを着用する等基本的な予防対策が重要です。
もちろん家族にも徹底してもらう必要がありますので協力してもらいましょう。
しかし既に小さなお子さんがいる家庭だと、お子さんが幼稚園や小学校でインフルエンザをもらってくることが非常に多いです。
とくに予防接種を受けることが望ましい方は
* 喘息などの呼吸器疾患や心疾患、糖尿病などの持病のある方。
* 普段から風邪を引きやすく、長引いたり高熱が出たりしやすい方。
* 安定期以降の妊婦さん
* インフルエンザ患者に接する機会のある方
(医療従事者,学校・幼稚園・保育園等の勤務者など)
これらの条件をもとにご自身で考え予防接種を受けるか受けないかの判断をするのが良いでしょう。
不安な方はかかりつけの産院で相談してみて下さいね。
インフルエンザの症状の特徴としては、突然の38℃以上の「高熱」や全身倦怠感、関節痛や食欲不振などの「全身症状」が強く現れます。やや遅れて、咳(せき)やのどの痛み、鼻水などの「呼吸器症状」が現れ、腰痛や悪心(吐き気)などの「消化器症状」を訴えることもあります。
風邪症状は咳や鼻水、のどの痛みなどから始まり、症状は緩やかに出て来ることが多く、突然の高熱や関節痛はインフルエンザを疑うと良いでしょう。
今の時期から流行することが予測されるインフルエンザを予防して楽しい冬を過ごしたいですね。
2016年12月09日
最近はすっかり寒くなってきましたね。
この季節、気になる病気のひとつがインフルエンザです。
今回は、インフルエンザの予防接種に関することをお伝えします。
妊娠中、予防接種を受けても良いものなのか?気になる方は多いと思います。
結論からお伝えすると、「受けることが推奨されています」。
これまでに赤ちゃんに悪影響が出たという報告はなく、流産・奇形の危険性が高まるという研究結果もないため妊娠初期も含め全妊娠期間においてワクチン接種希望の妊婦さんは接種することが出来ます。
しかし、妊娠しているかどうかに関わらず重いアレルギー(特に鶏卵類)のある方は
重篤な副作用を起こす可能性が高いです。迷った時は産院で相談しましょう。
予防接種の基本的な考え方は、予防接種による副作用・副反応よりも病気になってしまった方が重大だという判断によるものです。
特に妊婦さんに限っては、インフルエンザに感染した場合、インフルエンザウイルス薬ははっきりと安全性が確認されていないので十分な考慮の上で投与することになっています。
そのため、予防接種をせずにインフルエンザにかかってしまうと症状が長引き、辛い思いをすることになってしまいます。また、妊婦さんは免疫力の低下や身体の変化からインフルエンザに感染すると重篤化しやすいと言われています。
これらのことから、妊婦さんは特にインフルエンザに対する予防が大切になりますね。
そして、インフルエンザかな?と思ったら早めの受診をおすすめします。
②で予防についてお話します。