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院長と麻酔科医の無痛分娩あれこれ

2023年11月の記事一覧

無痛分娩から帝王切開になった場合は?

2023年11月24日

経腟分娩を行う全ての人に、帝王切開になる可能性があります。当院では約1割の方が経腟分娩から帝王切開になっています。無痛分娩が原因で帝王切開になることはありません。帝王切開の原因は様々ですが、多いものは赤ちゃんの状態が悪いからか、赤ちゃんが大きいことや骨盤が小さいために分娩が進行しないからの2つです。

無痛分娩では出産に伴う痛みが取れていますので、このまま帝王切開の痛みも取ることができます。

自然分娩で帝王切開を行う場合、帝王切開後に帝王切開の麻酔を行う必要があり、時間がとられますが、無痛分娩から帝王切開の場合はそのまま帝王切開を行うこともできますので、急いで手術をしたい時などは大変有用です。

無痛分娩中に起こる突破痛とは?

2023年11月17日

無痛分娩で痛みが取れているときに、突然痛み出すことがあります。突発痛という現象かもしれません。ネットなどで、『最初は痛くなかったけど、途中から痛みが強くなって、最後は痛かった』というような記事が出ている場合、突発痛が原因と考えられます。

突発痛には2つの原因があります。一つはお産が進行することで、痛みが強くなってきたために、今までの麻酔薬では十分な鎮痛が行えない場合。もう一つは分娩が進行することで、新たに違うところが痛みだした場合です。

いずれも解決方法があり、適切な鎮痛薬を投与することでただちに痛みを軽減させることができます。もし、無痛分娩中に痛みを感じた場合、突発痛を考え、すぐにスタッフを呼ぶようにしましょう。

無痛分娩は全身麻酔ですか?

2023年11月10日

無痛分娩は全身麻酔では行いません。全身麻酔で行えないことはないのですが、当院では行いません。

全身麻酔は痛みを取り、意識を消失させます。意識を消失させてしまうと、生んだ時の記憶や、いきみなどもなくなってしまいますし、全身麻酔に伴う合併症も侮れないためです。ですので、帝王切開も全身麻酔を行っていません。

そこで、全身麻酔ではなく、局所麻酔(区域麻酔)の範疇に入ってくる硬膜外鎮痛などを行って、痛みを取っています。この方法でもしっかり痛みをとれますし、生んだ記憶やいきみもでき、全身麻酔で懸念された合併症も抑えることができるためです。

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