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院長と麻酔科医の無痛分娩あれこれ

2021年11月の記事一覧

電子タバコについて その1

2021年11月24日

最近は色々な種類の電子タバコが登場するようになりました。フレーバーが出るものも多く、おしゃれな演出と、従来の紙巻きたばこと比較し健康面へ配慮したものが出回っています。では電子タバコは妊娠中や、生活を同じくしている人が吸うことは安全なのかについて、何回かに分けて考察したいと思います。
 
今は妊婦さんが喫煙することの問題、受動喫煙のリスクなどについては細かいことはわからなくてもほとんどの方は悪いものだと理解されていると思います。
喫煙により血管が収縮し、胎盤血流が悪くなるために子宮内胎児発育遅延が起きるとされています。ほかにも、流産、早産、常位胎盤早期剥離の可能性も高くなります。受動喫煙でも喫煙と同じ効果が認められるので、避けたほうが良いでしょう。
 
電子タバコでも有害性は近年言われており、有名なところでは肺疾患との関連性が指摘されています。
 
参考文献
日本産科医会HP

当院での帝王切開手術の特徴

2021年11月08日

帝王切開を受ける妊婦さんの中には前回他院で帝王切開を受けて、今回は東京マザーズクリニックで帝王切開を受けるという妊婦さんがいらっしゃいます。無痛分娩だけでなく、帝王切開でも当院を選んでいただき、大変恐縮です。今回は当院での帝王切開の(麻酔科医から見た)特徴をお伝えします。
まず、麻酔科医が基本的に麻酔を管理します。
赤ちゃんが生まれたあとに、お母さんの希望があり、問題がない場合は赤ちゃんを手術中に抱っこすることもできます。安全上の理由で抱っこができない場合もあります。
赤ちゃんが生まれた後に、お母さんが希望する場合は鎮静薬を投与して、眠っている間に手術を終わらせることもできます。状況に応じて対応できない場合があることをご了承ください。
術後鎮痛ですが、無痛分娩でも使用される硬膜外鎮痛、内服薬、座薬、注射など様々な鎮痛薬で、術後の痛みを取り除きます。どんなに痛がりな方でも翌日歩けるような用意をしています。
その他にもご不明なことや、ご希望があれば、気軽にお尋ねください。

出産後の頭痛について(後編)

2021年11月01日

治療は最初は内服薬になります。鎮痛薬や、頭痛薬、漢方薬などが処方されます。軽症であれば、これらでも改善されます。
飲水を促す施設もあります。髄液の産生を促すためです。
症状が強い場合は自己血パッチ(ブラッドパッチ)を行うことがあります。硬膜外に自分の血液で蓋をするという方法です。他の治療方法に比べて改善率も高く、効果もすぐ現れます。
もし無痛分娩後や帝王切開のあとに頭痛が起こった場合は硬膜穿刺後頭痛を鑑別する必要があります。その他の原因であることもあるので、気軽にご相談ください。

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