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院長と麻酔科医の無痛分娩あれこれ

2024年3月の記事一覧

背中の麻酔で電気が流れたような衝撃が起こる?(前編)

2024年03月22日

ネットや外来での質問の中に、以前に背中の麻酔の管を入れたときに電気が流れたような衝撃が起こったと話される方がいらっしゃいます。これは異常なのか、事故なのか、心配ないのかという質問ですが解説したいと思います。

我々が行う硬膜外鎮痛では脊髄神経(背中の神経)の近くに管を入れてきます。実際の脊髄神経までは内側から髄液、くも膜、硬膜を隔てているので、直接麻酔の管が神経を触ることは通常ありません。しかし、神経は非常に敏感なところなので、管が神経の近くに寄ってくる圧力だけでも神経症状として、『響く感じ』や痛みとして出てきます。硬膜外カテーテルを挿入する際にこれら『響く感じ』や痛みは神経の近くを通っているサインです。管が入っている感じくらいはあるかもしれませんが、『強く響く』※場合や『強い痛み』がある場合は、神経に近すぎる可能性があるので、スタッフにしっかり伝える必要があります。管を調節したり入れ替えたりすることで簡単に改善することができます。

※『強く響く』感覚はときに電気が流れたような衝撃と形容されます

当院の無痛分娩は和痛ではなく無痛です

2024年03月08日

日本には無痛分娩と和痛分娩という言葉があります。それらをまとめて鎮痛分娩や麻酔分娩などと言いますが、当院の分娩は和痛ではなく無痛です。

和痛にもいろいろあります。最初痛みを感じて途中から麻酔をする方法や、最初麻酔をして最後だけ麻酔を切る方法や、分娩中ずっとそれなりに痛みを感じる方法です。

当院の無痛分娩は最初から最後まで、まったく痛くない状態を目指しております。

完全に痛みを取った状態でありながら、安全性の確保は十分に行ってまいります。

大前提として、お母さんと、赤ちゃんの安全性を最重要視して、そのうえで、痛みを取っていきます。

前回和痛で、今回当院で無痛を希望される方も結構おられます。痛みが全くない状態で出産されることを体験するととても喜んでもらえ、我々もとてもうれしいです。

もし痛みをなるべくゼロにしたいのであれば、是非お勧めします。

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