2020年11月09日
当院には常勤非常勤含めて3人の麻酔科医がいます。
最近ではドラマ(医龍、ドクターXなど)や本(麻酔科医ハナなど)の影響で麻酔科医という名前が浸透してきましたが、麻酔科医とはどのような仕事なのでしょうか?東京マザーズクリニックでは無痛分娩や帝王切開の麻酔を管理しますが、麻酔科医の仕事のほんの一部に過ぎません。他にどのような仕事をしているのでしょうか?
麻酔科医としてまず学ぶことは手術麻酔です。癌の手術など全身麻酔を必要とする場合、必ず麻酔科医が必要となります。麻酔科医は国家資格(麻酔科標榜医)であり、全身麻酔ができるのはこの資格を有しているものに限られるためです。手術麻酔の中にもサブスペシャリティとして、心臓麻酔、小児麻酔、産科麻酔があります。
その他にペインクリニック、集中治療、緩和医療、救急などかなり様々な分野に麻酔科医がいます。
麻酔科医は手術麻酔を学んでおりますので、人工呼吸、気管挿管をはじめ心肺蘇生や昇圧剤などに習熟している科です。普段の皆様の生活では風邪をひいたら内科や小児科、けがをしたら外科のように麻酔科医と関わることはなく、無痛分娩や帝王切開で初めて麻酔科医を知る方もいらっしゃるでしょう。
当クリニックの助産師、看護師は無痛分娩や帝王切開のための麻酔管理の教育を麻酔科医が十分に行って、日々精進しております。安心してお任せ下さい。
また機会を見て麻酔科医についてはご紹介させていただきます。