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院長と麻酔科医の無痛分娩あれこれ

麻酔についての記事一覧

帝王切開術後の慢性的な痛み

2022年04月22日

帝王切開の痛みは術直後(数日間のみ)だけだと思われる方がほとんどだと思いますが、時に慢性疼痛といって数か月から年単位で痛みが残る方がいらっしゃいます。このように、直後の痛みを急性痛(急性疼痛)というのに対し、数か月から数年持続する痛み(少なくとも3か月以上)を慢性痛(慢性疼痛)と言います。
慢性疼痛として痛みが持続しやすい方は、術直後の痛みが強い方ということも分かっておりますので、当クリニックでは積極的に術後鎮痛を行い、翌日から痛みで顔をゆがませることなく歩行できるようなシステムに取り組んでおります。
慢性疼痛にしない環境を作りつつ、もし痛みが持続した場合も対応いたしますので、気になる方はお尋ねください。

第一回日本周産期麻酔科学会に参加してきました(後編)

2022年04月04日

大阪大学コンベンションセンターは大阪大学の敷地内にあります。初めて大阪大学を訪れましたが、敷地が広くて驚きました。大学の隣にある万博記念公園も大きいのですが(時間がなくて寄れませんでしたが、コロナが落ち着いたら行ってみたいです)、大阪大学吹田キャンパスも大きい。3会場で発表が行われており、これから無痛分娩を行う施設、もうすでに行っている施設など様々な医師の方々が学ばれておりました。
コロナ禍の産科麻酔、帝王切開の管理、無痛分娩の導入など様々なテーマに沿って公演が行われました。
今後無痛分娩への麻酔科医のかかわりが重要視されます。当クリニックも安全性に十分配慮し、痛みを取り除いていきます。

第一回日本周産期麻酔科学会に参加してきました(前編)

2022年03月26日

3月12日土曜日、13日日曜日の2日間、大阪大学コンベンションセンターで行われる第一回日本周産期麻酔科学会に参加してきました。この学会は最近立ち上がった学会で、日本産科麻酔学会は医師に比率は産科医と麻酔科医1:1くらいに対し、日本周産期麻酔科学会は麻酔科医がほとんどという麻酔科医に特化した周産期麻酔の学会になります。
当クリニックからは私、麻酔科医の柏木が学会長指定演題として、発表させていただきました。内容は『無痛分娩から帝王切開になる場合、安全に麻酔を行うためにしっかり麻酔を聞かせるには無痛分娩中にどのような管理をしたほうがいいのか』というものを難しい医学用語を交えつつ、発表してまいりました。無事に発表も終え、当院のみならず、他の施設でも安全な帝王切開管理ができることを願いたいと思います。

出産後の頭痛について(後編)

2021年11月01日

治療は最初は内服薬になります。鎮痛薬や、頭痛薬、漢方薬などが処方されます。軽症であれば、これらでも改善されます。
飲水を促す施設もあります。髄液の産生を促すためです。
症状が強い場合は自己血パッチ(ブラッドパッチ)を行うことがあります。硬膜外に自分の血液で蓋をするという方法です。他の治療方法に比べて改善率も高く、効果もすぐ現れます。
もし無痛分娩後や帝王切開のあとに頭痛が起こった場合は硬膜穿刺後頭痛を鑑別する必要があります。その他の原因であることもあるので、気軽にご相談ください。

出産後の頭痛について(前編)

2021年10月25日

出産後に頭痛が起こることがあります。原因は様々で、中には大きな疾患が隠れていることもあるので、もし痛みを感じたら、我慢せずにスタッフに話してください。
無痛分娩の麻酔が原因で頭痛が起こる場合があります。硬膜穿刺後頭痛と呼ばれ、針がくも膜、硬膜を穿刺した場合に起こります。
特徴として頭を起こすと頭痛が起こり、横になると頭痛が軽減するというものです。
麻酔が原因でない場合は低髄液圧症候群とも呼ばれます。
穿刺により髄液が漏出し、圧力が低下することで頭痛が起こります。
髄液は毎日産生されるので、カラカラになることはありません。しかし、頭を起こせないということは生活に支障があるため、症状がある場合は治療が必要となります。

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